青春目腐り野郎は夢みた少女と学生生活。   作:あきこま

13 / 22

こんばんは、あきこまです。いつも待たせてすみません。
スクスタと言うラブライブのコンテンツが今月で終わりになるという一報を聞いてからずーっとのめり込んでますはい。もはや羊が1匹どころの話じゃないです。

て事で続きです。よろしくお願いします。

【お詫び】 梓川花楓が 花の字抜けていたので訂正かけました、すみません。


Ep.13

「さぁ、のどかも加わったし次は翔子ちゃんをあっと言わせる本格的な即興劇を仕上げるわよ」

 

 

「なにこれ、デジャブ?」

「お兄ちゃん……つっこんだら負けだよ」

 

「でも困ったわね……どうしよう咲太」

「どうかしました?」

 

「翔子ちゃん向けの劇が浮かばないのよ」

「完全に豊浜をからかう事しか考えてなかったよね麻衣さん……」

 

「そうだ、私達二人を除いて若い衆でやってもらおうかしら」

 

 その若い衆に俺入ってませんよね? 大丈夫ですか? 

 

 

「ハチくん、のどか、花楓ちゃんの3人で行きましょう」

「やっぱり入ってますよねぇ……」

「当然よ」

 

 

「ん? あれ? 小町は?」

 

 

「小町は参謀役であります! お兄ちゃん頑張って!」

 

「あいつ自分だけ逃げたな……」

 

 

「のどかもそろそろ復活しなさい、スッピンなんて見られても減るものじゃないでしょその若さなら」

 

「いや麻衣さんもそんなに変わらないんじゃ……」

 

「咲太は黙ってて」

 

「……」

 

 

「拗ねた咲太はほっておいて作戦会議するわよ」

 

「あたし……お嫁行けない……」

 

「大丈夫ですよどかちゃん、何かあったら兄が責任取ってくれますから」

 

「おい」

 

 その瞬間器用にも顔を隠しながらこちらを首が取れそうな勢いで振り向き目だけでこちらを見ている。

 

「あー、そのなんだ……無責任な事は口にしたくないんだが……正直俺にはスッピンでも可愛い分類に見えるから気にしなくてもいいんじゃねぇの?」

 

「……本当に?」

 

「あぁ、化粧してる努力を否定するようで嫌だが今までのお前もスッピンのお前も全然変わらないから。俺にとっては豊浜のどかという人物に変わりは無いし」

 

 

「お兄ちゃん……もう少し素直にさぁ」

「うっせ、ほっとけ」

 

「八幡くん、意外とカッコイイとこあるじゃん」

「ハチくん、もっと褒めなさい、まだ押せるわ」

「麻衣さんは何と戦ってるのさ……」

 

 

 ゆっくりだが、豊浜が顔のガードを解き素顔を晒してくれた。

 さっき見てるからぶっちゃけ新鮮さも何も無いが、アイドル豊浜のどかよりもより親しみやすさが増したと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

 

 

 

 

 

 

「咲太、予定変更よ」

 

「何かありました?」

「のどかが使い物にならないわ」

「実の妹にそんな事言わなくても……あぁなるほど」

 

「いつもはそんな事考えてなくても、いざ考えてしまえばこうなるわよね……」

「麻衣さん、僕に考えが」

「悪い案ならご飯抜きよ」

 

「えぇ…… 前に夢で見たことがあったんだけど……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「確かにいい案だけど、会場とかどうするのよ」

 

「実はさっき翔子ちゃんのパパさんから打診があって、ゴルフで知り合いの人が2ヶ月後にやる撮影でモデルを探してたとか。会場とかは用意されてるらしくて」

 

「ちょっと都合よすぎない?」

「まぁ、2ヶ月後の話ですからまだなんとか。でも僕ですら聞いたことあるような会社の名前だったよ?」

 

「……確かに私もここは大丈夫だと思うけど……随分好都合なものでてきたわね」

「パパさんの顔を立てるためにもいいんじゃないかな?」

「そうね、受ける方向で行きましょうか。場所は?」

「逗子の裏通りで、海に面したところだって」

 

「……」

「麻衣さん?」

 

 

 

 

「咲太、あくまでそれ夢の中で見たのよね?」

「話は本物だけど、会場に覚えがあるのは夢で僕より年上の翔子ちゃんと訪れた事があるみたいで。あの時の麻衣さん怒ってたなぁ……」

 

「夢の中の私を同列にするな」

「いたたたたた、ほっへがほびはいまふって(ほっぺが伸びちゃいますって)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なら、気を取り直して今日はみんなでお出かけしましょうか」

「さんせーい!」

「いいんじゃないですか?」

「久々にみんなで出かけられるね」

「じゃあ俺は部屋にこもってますんで」

「させるわけないでしょ」

 

「のどかはそのままハチくんを捕まえてて」

「わかった、わかったから行くから。大人しく行くからどうかその手を離してくださいお願いします」

 

「やだ、お姉ちゃんに頼まれたし」

 

 

「このシスコンめ……」

「あんたにだけは言われたくないわ!」

 

「麻衣さん、あの二人僕らがどうこうしなくても相性抜群だと思うんだけど」

「それは分かってるわよ」

 

 

 

 

 その後、牧之原家には梓川兄妹が出向き牧之原翔子をパーティーに加えた一行はお台場に向かった。

 

 

 

 牧之原パパから牧之原への伝達としては、「2ヶ月後に手伝って欲しい事があるから日程決まったら空けといてくれ」としか伝えてないらしい。

 

 あの人達根回しするの早過ぎない? 

 

 

 

 

 

 

「とりあえずお昼食べましょうか、混んじゃう前に」

「それもそうですね」

「そこのファーストフード店でいいかしら?」

「私久々かも……ハンバーガー」

「花楓が珍しく目をキラキラさせている……」

 

 

「お兄ちゃん、小町赤い看板に黄色い文字で書かれたあの海外から来た店以外のハンバーガー初めてかも」

「普通にマックって言えばいんじゃね? というか、君モスも食べた事あるからね? あと千葉のプロ野球チームみたいな名前のやつも」

 

「お兄ちゃんこそロッテリアって普通に言いなよ……」

 

「この兄妹はなんでも漫才にできるのかしら……」

「花楓、僕達も負けてられないぞ」

「いや、負けでいいから」

 

 

 

「にしても珍しいですね、飲み物はカップを購入して中身はドリンクバーみたいな感じなんですか」

「最近映画館とかも増えてきたわよね、そういう所」

 

 

「花楓も久々に観に行こうかな……大体観に行く物なくて敬遠してるんだよね」

「まぁ……映画館でやったやつは大抵地上波で出てくるからな」

「八幡くん、空気読んでください」

「そうだよお兄ちゃん」

「あんたらしいっちゃらしいけど」

「僕も八幡くんに賛成だなぁ」

「咲太? 映画館のデートは無しでいいわね?」

 

「映画館で見るのって最高ですよね?!」

 

「お兄ちゃん……」

「咲太さん……」

「これは咲太が悪いわね」

 

「本当にお兄ちゃんみたいだね咲太さんって」

「二次被害出す広げ方やめようね? 小町ちゃん?」

 

 

 

 

「僕飲み物取ってきますけど麻衣さん達は?」

「私は紅茶、ホットの方ね」

「アタシは烏龍茶」

「私は大丈夫」

「じゃあ俺も一緒に行きます」

「あ、小町コーラ!」

「じゃあ麻衣さんと同じものをお願いします」

 

 咲太さんが桜島姉妹、俺が小町と牧之原の分も調達にドリングバーに。

 

 

「八幡くんには、色々感謝しないといけないかな」

「やだなぁ……俺はなんにもしてませんよ」

 脳内にあざとそうなやつをイメージしながら返事をした俺。それでも咲太さんは微笑みを崩さなかった。

 

 

 

「いや、君がそう感じても僕は絶対に感謝したいと思う」

「一体何かそこまで……」

「麻衣さん、翔子ちゃんが引っ越してから何処と無く元気がなかったんだ。花楓は豊浜が居たからそこまで感じさせなかったけど、それでもどこか寂しかったと思う。その証拠に今日は三人とも笑顔が絶えない。僕がずっと見てたかった光景だ」

 

 咲太さんは本当に大学生なのかと思うほどのみんなを見守るような笑顔をしていた。

 

 

 

 ドリンクバーから戻る時になんかテーブルに自前の枕敷いて寝てるヤツいたけど今時はああいうのも普通なのか。……というか枕油だらけにならない? 大丈夫? よほど疲れてたのね。

 

 

 

 

 食事が終わったあとは某スポーツレジャー施設へ。今はバドミントンをやっている。

 

 咲太・麻衣さんペア対俺・牧之原ペアに別れて、動く気がなかった俺は小町にヘルプの意味を込めて目線送ったらめっちゃピースしてきた。違う、ボケるにしても違う。

 

 麻衣さんはやはり色々な役柄を演じてる事もあり、それなりに運動神経があった。個人的には咲太さんよりは動けないイメージだったがそんな事はなかった様だ。

 

 俺は割と色んな競技を一人でやってきた経験があった為そつなくこなせるくらいには器用なんだが、俺の相棒さんはと言うと……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アタァァァックッ!!!!」

 

 

 

 

 スカッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「……」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

「空振っちゃいました!」テヘッ

 

 

 やはりというかなんというか、スポーツはあまり得意では無いようだ。

 

「空振りにしても掛け声違いすぎだろお前……ナンバーワンでも取る気なのん?」

「完全に今バレーボールやってたわよね翔子ちゃん」

「綺麗にジャンプするから僕も結構ビビってた」

 

 

 

 

 

 

 

 なお、只今のスカジャンプにて疲労困憊な牧之原は退場する事になった為代わりに花楓が入った。

 

 

 

 咲太さんをカバーする麻衣さんというチームワークに対して、こちらはアイコンタクトでお互いの踏み込む方向等を伝達している。

 

 

「花楓ちゃん、バドミントン上手いわね!」

「僕はそれより八幡くんとのコンビの良さにびっくりしてる……」

 

「なんか、八幡くんの考える事ってお兄ちゃんに似てるから結構分かるかなって」

「それ褒められてるの?」

「大絶賛」

「八幡くんの返しは僕にダメージだよそれ……」

 

「私もアレくらい上手くやりたかったですね……」

「お兄ちゃん小町的ポイントじゃなくて小町敵ポイント獲得してるよ……」

「なんでだよ、誰が上手いこと言えって言ったよ」

「アタシ」

「お前今までどこに居たよ……」

「全員分の飲み物買ってきたのよ、感謝すれば?」

 

「のどかが言う前に誰かの為に……」

「豊浜も人に気を使うとかできたのか……」

「意外だな」

 

「失礼な三人はジュース無しがご所望な様だし、みんなで飲みましょ」

 

「「すみませんでした!!」」

 

「のどか……男二人の扱いを段々ものにしてないかしら」

「お姉ちゃんもいらないんだよね?」

「ごめんってば」

 

 

 

 

 

 その後もバブルサッカーで咲太さんが集中砲火食らったり、バッティングで俺が無意識に打ちながら千葉ロッテ往来の名選手の名前を叫んで打ったら花楓に変な顔で見られたり。

 ロデオで豊浜が吹っ飛んでったり。

 レースゲームで妹二人がデッドヒート繰り広げたり。

 ダーツで麻衣さんが無双したりとあっという間の一日だった。

 

 最後にボウリングを1ゲームやっていこうということになった。

 桜島・梓川(兄)・比企谷(妹)対比企谷(兄)・牧之原・豊浜・梓川(妹)というチームに別れチーム戦をする事に。小町側が1人足りないので三人のスコアにこちらの最下位のスコアを足すことにした。

 

 

「良ければ、チーム戦とは別に私達で個別戦をしませんか? 負けたら言う事を聞くって事で」

 

「え? タダでさえチーム戦で罰ゲーム抱えてんのに?」

「いいわよ」

「たまにはいいかも」

「おいお前ら……」

「要は勝てばいいんですよ、八幡くん」

 

 ボウリングに関しては実力未知数、果たしてどうなる事か……。

 

 

 

 

 

 

 

 最終ゲームになった現時点で、チーム戦は善戦していた。

 

 

 桜島チームは先にゲームを終えていた、その結果。

 

 

(名前)(得点)
(小町)(80)
(咲太)(109)
(麻衣)(126)

 

 

 

 

 

 

 

 

 相変わらず麻衣さんがエース級の活躍をしている。

 咲太さんも悪くは無いと言うか良い、小町が少し二人に比べて低スコアと言った所か。

 いや、俺的には全然全員上手いんですが……。

 

 対するこっちはと言うと。

 

 

 

 

 

(名前)(得点)
(牧之原)(72)
(豊浜)(79)
(花楓)(90)
(俺)(73)

 

 

 

 

 全然予想外だったがこんな結果になっている。

 向こうはさらにこちらの最下位の得点が入るし……結構負け展開か? 

 

 

と言うより全員普通に上手くない?知らんけど。

 

 

 牧之原が投じて計9本。81で終了

 

「あぁ……個人戦は敗戦ですね」

「チーム戦はまだわからんがな」

 

 その後豊浜はストライクを獲得し、10ゲーム目なのであと2投で結果は5.4で1ピン残った。最終スコア98で終了。

 

 

 すげぇドヤ顔でこっちみてくる豊浜をスルーし花楓の投球を見る。

 最初に5ピン、また5ピンでスペアを取りその後8ピンの計108で終了。

 

 控えめにピースして帰ってきた可愛さから麻衣さんがもみくちゃにしてた。

 

 

 この時点で俺がターキーを成し遂げても花楓を超えることが無いので、個人戦は勝負が決まった。

 

 そして、俺はと言うと。

 

 今日初めてのストライクを取り、そしてまたストライク。

 

「お兄ちゃん……ちょっと遅いんじゃないの?」

「でもこれでターキー取ったらかっこいいわね」

「頑張れ八幡くん!」

 

 

 

 静かに息を整えて、俺が投じた1球は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ、小町は安心したよ。やっぱりお兄ちゃんだなぁって」

「うっせ、ほっとけ」

 

 俺の投じた球は物の見事に溝を走っていった、つまり0点だ。

 

 結果

 

 80.108.126.81計395点

 81.98.108.93計380点

 チーム戦は俺達の負けだった。

 

「ちなみにお兄ちゃんがターキーとってもこっちの勝ちだったよ」

「なんでトドメ刺しに来るのこの子、誰の妹だよ」

 

 牧之原が苦笑いの元遠回しに「あなたですよ」と言わんばかりの目線を送ってくる。

 

 罰ゲームは麻衣さんが持っていたセンブリ茶一気飲みだった、えげつない苦さだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 今日は千葉組と神奈川組で別れる事になった、と言うのも全員明日は学校だから当然のことではあるが。

 

 

 

「今日はありがと、正確には昨日からありがとうかな? とても楽しかったわ!」

「こちらこそ、私も楽しかったです!」

 

 

 牧之原・麻衣さん・咲太さんでお話をしてる時反対では豊浜と小町が話していた。

 

 

「八幡くん」

「ん?」

「お茶苦かったね」

「とてつもなくな……」

「八幡くんがターキー決めてたらなぁ……」

「さっき我が妹が関係ないって言ってたような……」

「とにかく八幡くんがあと少し多く倒してくれてれば飲まなくて良かったんだよ」

「……ヘイ」

「だから」

 

 

 

 

 花楓は俺の耳元に接近し囁いた。

 

「個人戦の勝利商品は来週の日曜に君の一日を貰うね」

 

 

 耳がこしょばゆいと同時に俺の社畜が決まった気がして目がぐるぐるしてた。

 当の花楓はと言うと 微笑みながら兄の所へ戻って行った。

 

 

 

 同時に小町もこちらに戻ってきた。

「お兄ちゃん、どしたの? 顔真っ赤だけど」

「……なんでだろうな」

 

「ふーん……まぁ、聞かないであげる」

「……助かる」

 

 

 

 

 

 

 

 帰り間際豊浜に怪訝な視線を貰い、今は絶賛牧之原から怪訝な視線を貰っている。そんな日曜日も終わり、明日の学校が少し憂鬱だなと思いつつ帰宅した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






次回もよろしくお願いします。(なるべく早くします。)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。