こんばんは、私です。(誰?)
俺ガイル1期、原作だとまだまだ序盤です。
アニメと違って戸塚と八幡は既に会合しているのでガハマさんがあーしさんに詰められたり戸塚の練習相手巡って対決するテニスとかありませぬ。今回はチェーンメールです。基本は変わらないと思いますが牧之原嬢が居るので多少なりとも変化はしてます。よろしくお願いします。
日常の流れは早く、現在6月。
戸塚の為にテニス部の手伝いをして何故か獄炎の女王事三浦とカーストの王様葉山対俺・牧之原でテニスをやる事になったのだが……バドミントンを思い出していただけるだろうか。 バドミントンのシャトルに対してアタック的なNo.的な1的な事をかましていたやつだ。
そら、そうなるよね。
案の定スカを連発していた。雪ノ下に交代するまで三浦に揶揄られ続けていたが、戦いが終わった時には「お2人ともお疲れ様でした、かっこよかったですよ」と、とても笑顔でタオルとスポーツドリンクを差し出してきた。だいぶ破壊力があったのか流石の雪ノ下も照れながら受け取っていた。
小町を中学に送ったその日は放課後に平塚先生から呼び出しを受け近い日にある職場見学なるものの希望調査を再提出しろと言われ、改めて家がいいと伝えたらぶん殴られそうになった。しかも3人1組って……。
同じクラスに牧之原か豊浜あたりがいれば楽だったのかなぁ……でもその場合花楓がいるから結果的に俺がハズレるの確定か……うーん詰みかな?
部室に着くとそこに居たのは雪ノ下と牧之原の国際教養科組。
「お疲れ様です、比企谷くん」
「うす」
「……会わなかったの?」
「……誰に?」
その言葉の後に後ろから勢いよく扉が開く音がした。
「あー! いた!」
由比ヶ浜がプンプンしながらこっちに詰め寄ってきた。
「もう大変だったんだからね! 居なかったか聞いたらみんな「比企谷? 誰?」って言うし!」
「学校では相変わらずの存在感のなさですね……」
「……悪かったよ」
「別にいいんだけどさ……あ、アドレス教えて! こうなるのもう嫌だから!」
「別に構わんぞ」
携帯を由比ヶ浜に手渡すと由比ヶ浜が心底びっくりした顔でこちらを見る。
「あたしが打つんだ?!」
「やり方知らんし」
「私の時もそうでしたね……」
「へ? マッキーヒッキーのアドレス知ってたの?!」
「なんですかその売れないコント師みたいな名前……知ってますよ?」
「アタシ走り損?! 教えてよー!」
「言おうとしたら既に居なくなってたじゃないですか……」
「あれは由比ヶ浜さんに非があるわね」
あ、という顔で2人を見てた。体が先に反応するタイプの子ですね。
というかマッキーには言及なしか、牧之原はマジックペンなんですね。
ちなみに由比ヶ浜のアドレスは登録名からなにからめちゃくちゃスパムぽかった。
「うわぁ……」
「どうかしたんですか?」
「いや、ちょっと嫌なメールが来てさー」
「比企谷くん、裁判沙汰になりたくなければ今後そういった卑猥なメールはやめなさい」
「内容がセクハラ前提で、犯人扱い……証拠だせ証拠」
「それが証拠のようなセリフよ」
「うーんでもヒッキーじゃないと思うよ? クラスの事だから」
「それじゃあ比企谷くんじゃないですね」
「認めちゃうのかよ……」
その後数分後にやってきたリア充の王様、もとい先日のテニスで余計な茶々を入れて試合をする羽目になった元凶の葉山隼人襲来。
由比ヶ浜に送られていたメールと同じメールを差し出し、クラスの雰囲気が良くねぇから何とかしたいと、というより丸く収まる方法はないか聞いてきた。
「なるほど、では犯人を探しましょうか」
「あれ? なんでそうなるの」
「見えない安全圏から人の尊厳を踏みにじる最低な行為だもの。そういう輩は片っ端から根絶やしにしないとこういうことは無くならないわ。ソースは私」
「実体験かよ……」
「根絶やしにしたんだ……」
「やる事とてつもないですね……」
過去の雪ノ下に何があったかなどこの際どうでもいいのだが、言ってる事には百同意する。
「由比ヶ浜さん、この数日クラスで何か変わるような出来事はあったかしら?」
「いやー特になかったんじゃないかな? ね?」
「そうだな……」
リア充サイドは特に何も感じてないらしい。
「比企谷くんはどうです?」
だからといって日陰者のこちらサイドが何か把握してるかと言うと……そんなことは無いのだが、そこまで考えたところに平塚先生のお説教が頭にフラッシュバック。
「……職場見学か」
「あーそれだ! 3人1組だし隼人くんの所1人余っちゃうもんね……」
「え? そういうもんなのか?」
「葉山さんはその様子だと恐らく中心にいる人間なのであぶれる事は無いんでしょうけど、ほかの3人からしたらそうでは無いですからね……」
「お前にもそんなに経験あったのか」
「私でなくても、この手の物にいい思い出がある人の方が少ないですよ……」
ちょっと気にはなるが……豊浜が悪い事にしておこう。うん。
「犯人は3人の中か」
「妥当な所ね」
「ちょっと待ってくれ! アイツら3人を悪く言う内容なのに、アイツらの中に犯人がいるとは思いたくない!」
「バカかお前、普通そんなの自分を疑わせない為の工作だろ。もっとも俺なら1人だけあえて悪く言わないでそいつに全て罪を被せる」
「ヒッキー頗る最低だ……」
「知能犯と呼べ」
結局、その日は解散となり後日俺と由比ヶ浜が調査をする事になった。
「すみません、ほぼ力になれずに終わりそうです」
帰り道、牧之原と2人並んで帰宅中にふと呟かれた言葉だった。
「そりゃ、クラス違うんだから仕方ねぇんじゃねぇの?」
「いえ、それもそうなんですけど……その手の話が苦手なんです」
予想通りと言ったところか、恐らく過去に何かあったのだろう。
仮に牧之原じゃないとしてもあっちの
「その辺は任せろ、由比ヶ浜がどうにかしてくれる」
「そこは比企谷くんも頑張ってくださいよ……」
とは言え、教室内ぼっちの俺に何ができるやら。
「ヒッキーは何もしなくて良いからね!」
大舟に乗った気持ちで任せろ、と言わんばかりの胸の張り方だった。
非常に目のやり場に困るのでやめて欲しいのだが。
「まぁ、何もしないならそれはそれで助かるしな」
「うん!」
先日色々あった獄炎の女王事三浦と海老名さんの所に戻り由比ヶ浜が聞き出そうと頑張るが、話題の振り方がド直球すぎる。良くも悪くも曲がったことが嫌いなのか三浦がそういうの良くなくね? と言ってるのは聞こえた。実は結構良い奴なのか? 海老名さんが言ってた事は無視しよう、キキタクナイ。
今度は俺のターン。
しかしぼっちには会話して情報を得るという技能が無い。
だから見る。観察するのだ。
会話しないぼっちでもこれでコミュニケーションができている事になる。違うか? 違うな。
彼らのグループ等を観察してると、俺の前を手が通る。
「おはよう!」
キラキラした笑顔(全然イラつかない)の戸塚がそこにいた。
「……毎朝俺の味噌汁作ってくれ」
「え?! どういう意味?」
「いや、なんでもないぞ」
あっぶね! 危うくプロポーズしてしまうところだった。というかしてた? セーフで。
「どうした?」
「職場見学のグループ決めたかなって」
「お前は?」
「僕? 僕はもう……決めてる……よ?」
まぁ戸塚なら部活もあるしそのつながりで派生もするのかな……かたや俺は。
「よく考えてみれば男子の友達が居ない件について」
「あのー比企谷くん……僕男の子だよ?」
「あぁ、そうか……悪ぃ」
どうしても俺の中で戸塚は男じゃないのでは無いかと疑念が出ている、というかそうであって欲しい。それなら戸塚ルートまっしぐらだ。
しかし、友達ねぇ……。みな友達ともなるとファーストネームで呼びあったりするんだが。
「なぁ彩加」
「えぇ?!」
「あぁ悪ぃ」
「嬉しい! 初めて……名前呼んでくれたね?」
なん……だと?!
俺が名前で呼ぶ事を肯定してくれるのかこの天使は、なんと慈悲深い。
「僕も、ヒッキーって呼んでいい?!」
「それは嫌」
「じゃあ八幡?」
「! も、もう3回呼んで?」
「八幡?」
おぉ。
「八幡?!」
心が洗われる……。
「八幡くん?」
……なんか急に怖いんだけど。
戸塚の方を見ると、顔を斜めにして苦笑いな戸塚が俺の後ろを見ていた。
「とても楽しそうなので混ぜて貰ってもいいですか? 八幡くん? 戸塚くん?」
キラキラした笑顔(目が笑ってない)牧之原が俺の背後に居た。
「いつから居たお前……」
「八幡くんが戸塚くんと話し出すくらいですよ、君が気づいていないだけで戸塚くんは気づいてました」
「……そなの?」
「うん、ほぼ僕と同じくらいに来てたかな?」
びっくりするからもっと早く声かけなさい……。
「どうだ? なにか掴めたかい?」
そんな空間にキラキラした笑顔(ムカつく)で来た葉山。思わず舌打ちが出そうになった。
葉山がこちらに来た時の奴らを見てみると……携帯をいじったり、髪をいじったり。
「そういう事か……」
「何かわかったんです?」
「あぁ、放課後にでも話すよ」
「で、何か分かったのかしら?」
「あぁ、一つだけな。犯人がわかった訳じゃないがあのグループは葉山グループという事がよくわかった」
「どういう意味だ?」
「分かりやすく言うなら「葉山くんがいると話すけど、葉山くんが居なくなると話さなくなる。彼のためのグループって事ですね?」……正解」
めちゃくちゃいい所取られた。本人はすげぇドヤ顔だけど。体から溢れるオーラに「えっへん!」とても書いてそう。というか何、教室で俺にわかったかどうか聞いてきた時本当は気づいてたんじゃないのん?
「あー、わかるかも。会話回してくれる中心の友達が居ないと気まずくて携帯触っちゃうかも……」
「でも、根本的に犯人を探さないと解決には繋がらないんじゃないかしら?」
「そうだな、葉山が望むなら方法が無いこともないが、知りたいか?」
「またヒッキーろくな事考えてないよ……」
「それには同意ですね」
「私は根絶やしがいいと思うのに……」
失礼な、俺は葉山を陥れようとは考えてないぞ。至って健全だ。あと雪ノ下、お前過去の経験から根絶やししたいだけになってるぞ。
結局、葉山は俺の選択肢を受け入れた。
4人のうち1人をめぐって揉めてるならその1人を除外すればいい。
葉山が職場見学で3人と組まなきゃいい
「ありがとうヒキタニくん、おかげで丸く収まったよ」
結局あの3人は組む事になり、チェーンメールの事もなかったかのような空気になってる。
俺はてっきり、3人を悪く言って尚且つ犯人を探さないで欲しいって言ったから
「これを機に3人が本当の友達になってくれれば嬉しいかな」
なんてことを言いやがる。正直気持ち悪いくらい聖人だ。
「どうだい? まだ班ができてないなら俺と一緒に組まないか?」
「……お、オーケイ」
勝手にたじろいで欧米的な返し方になってしまった。
「八幡、僕は?」
「え? 戸塚決まってるんじゃ……」
「だから! 僕は最初から八幡と行きたいって決めてたの!!」
えぇ……嬉しいけど素直になれんぞこれ。
「八幡くん! 私は?!」
「お前は別のクラスだろうが!」
思いっきり拗ねている牧之原は放置し、葉山は班わけ表と化した黒板に俺たちの名前を書く。
「これでいいな」
葉山が、比企谷・葉山・戸塚と記入した。
書く時は間違えないんですね……。
その後、リア充達が「葉山が行くなら」という理由のみで俺と戸塚の名前の周りにいっぱい書いていく。
いや、3人1組意味ねぇじゃねぇか。もう俺と戸塚だけでよくね?
戸塚と2人で行けたらなぁ……。
その後、奉仕部室には俺の戸塚を見る目に対して「それはあまりにもスケベェです!」というツッコミが誰とは言わんけど入った。解せぬ。
戸塚が名前で呼んでるところにどさくさ自分も八幡呼び、策士かな?
次回、黒のレース爆誕(かもね)お楽しみに。
閲覧ありがとうございました。