どこの誰だ二部構成とか勝手なこと言ったやつ。三部になってるじゃねぇかばかやろう。 …すみません私です。
と言うわけであきこまです。
なんとびっくり、お気に入り件数が500超えてました!作者びっくり。
絶対キャラの人気のおかげなんだろうけど素直に嬉しいです。ありがとうございます!
茶番の通りもう1話続く事になりました、すみませぬ。
大志曰く、姉が不良化したのは高校入ってからで特に今年の二年生になってからが悪化したと言う。
「つまり、比企谷くんと同じクラスになってから変わったという事ね?」
「……ねぇなんで俺が原因であるかのような言い方してんの? 俺は病原菌なのん?」
「そんなこと言ってないわ。被害妄想がすぎるんじゃないかしら、比企谷菌」
「めちゃくちゃ言ってんじゃねぇか」
「噛んだだけよ」
比企谷菌ね、すっごい強力なんだよね。なんせバリア突破するからね。あの小学生においては最強を誇るバリアを……俺やべぇ存在じゃね?
「それなら私は八幡くんの菌に犯されてるって事ですかね?」
「ニュアンスこぇえよ、誰も侵してねぇからお前の領域」
「なんか、微妙にお話ズレてない……?」
気にするな戸塚。ズレていても俺は知らん振り、反応したら負けな気がするから。
小町が連れてきた友人Kは、真面目な姉が不良化したのでどうにかしたいとの事。 そして雪ノ下はそんなK……川崎大志の話を聞き
雪ノ下が発案した「アニマルセラピー」は結果から言うと論外だった。
そもそもの川崎が今回この作戦に用いたうちの猫に対して、猫アレルギーという事が判明。 この作戦で得したのは猫好きの雪ノ下だけである。
……実はお前依頼にかこつけて猫とふれあいたかっただけなんじゃねぇの?
戸塚が発案した「身内だと話しずらいから先生がいいよ!」に関しては……なんか想像通りになってしまったというか……。平塚先生がクロさんを説得しようとして逆に返り討ちにあってしまったというオチ。
もう誰か早く貰ってやれよ……。 隣で「親の気持ちを理解する為にどこかで子供と触れ合う場を……」とか言ってる奴、今すぐその考えを消しなさい。
んで、由比ヶ浜だ。「女の子が変わるには恋!」だとか言ってトップカーストのツテを辿り葉山に依頼をしたと。場所が自転車置き場ということを除けばまぁたしかにいい場面なのかもしれない……が。
「あ、お気遣いいいんで」
一蹴されていた。俺がどう思うかはともかく世間一般……少なくともこの学園内では人気トップクラスの男なんだが川崎はなんも興味が無いらしい。
ピリリリリリリ
1件の着信が入る。先程雪ノ下の作戦直前に川崎が猫アレルギーだと伝えたのは小町からの着信、もといKの電話だった。またあいつか。
「俺はお前のお兄さんじゃねぇ」
「うっさい! そんなの知ってるつの!」
?! 小町でもなければKでも無い……だと?!
焦って耳から受話器を離すとそこに書いてあった名前は。
……ちゃんと誰からの電話かは確認しようね?
「で? 今日の用件は?」
「用件なきゃ電話しちゃダメなの?」
「んなこたねぇけど」
「今、私とづっきーでカフェのバイトを1日だけのやってるから告知」
「……今から神奈川に行けと?」
「千葉でやってるから告知してんの!」
君達ちょっと千葉来すぎじゃない? 神奈川のアイドルよね?
「本当は他のメンバーもいるはずだったんだけど……直前で2.3に別れることになって……」
「それで千葉はお前ら二人って訳か」
「なんか文句ある?!」
「ねぇよ……行くとも言ってねぇよ」
「千葉市のでえんじぇるってとこだから……ね?」
ね? じゃねぇよ。なんで行く前提になってんだこいつ。
俺が豊浜と電話をしている頃、牧之原にも我が妹より一方が来たそうだ。
曰く、自宅に川崎沙希宛で変なお店から電話がかかってきたと。
「小町さんが聞いた話だとエンジェルって名前のつく店から電話がかかってきたと、どうやら川崎さん普通にバイトしてそうですね」
……エンジェルね……。
やっぱりこうなった。なんか想像はついた。
我々6人がやってきたのは、 メイドカフェ えんじぇる。
おかえりニャさいだワン……何だこの看板、猫なのか犬なのかどっちなんだよ。
「……調べた限りだと千葉市内でエンジェルと名のつく店は2つしかない」
「そのうちの1つが、ココ……ね」
「僕、メイドカフェとかよく分からないんだけど」
「俺もだ」
「で、比企谷くん、彼は?」
「俺達だけでどうにもならんだろうからこういうのに詳しそうな奴を呼んだ」
そう、元々行動してた五人に加えて一人招集をした。
「ようやく我の出番というわけか!」
ひたすら冷めた目線を送る三人+苦笑いが二人。俺は勿論前者。
「自分で呼んでおいて何故そのような顔をするのだ!」
「いや、すげぇめんどくせぇなと思って」
「なれば黙ってついてこい……メイドさん達にチヤホヤしてもらえるかもしれんぞ!」
チヤホヤ……ねぇ。
アホが……由比ヶ浜がメイドカフェに男の人が来る店という偏見を抱いていたが、雪ノ下が看板の下にある女性も歓迎という文字を見て説明していた。
ついでに俺は材木座が言うチヤホヤのところに遺憾を示したらしい由比ヶ浜から物理攻撃を受けていた。解せぬ。
果たして、先程
入店するまでわからないもんだが……コレ、万が一アイツら居たら俺牧之原に何言われるのか想像つかないんだけど。
材木座を先頭に、戸塚 由比ヶ浜 雪ノ下 牧之原 俺の順に階段を登って店に入る。
「いらっしゃいませ! ご主人様だワン!」
はい、アウトォ! すげぇ聞いたことある声だわこれ。
材木座が慣れた手つきで席に案内してもらっているのを見てついて行く戸塚達。
案内をしていた犬メイドらしきづっきーは牧之原の顔を見て顔を疑問顔にし、俺を見てハッとなった。
「あれー? 八幡くんじゃん! のどかの誘い?」
「いや、100%偶然です」
「あ、そうなんだー! 翔子ちゃん居るからアレ? って思っちゃったよ。ささご主人様・お嬢様、こちらへ!」
「あのー広川さん、私店の入口にあった着用体験ってやつやりたいんですけど……」
「わかった! 店長のとこ行こっか!」
元気すぎるパンツを履かないアイドルことづっきー、広川卯月は牧之原を伴ってバックヤードに戻って行った。その間我らがテーブルに来たのは二人の猫メイドさん。一人は元々ここの従業員なのか、凄い手馴れた案内をしている。雪ノ下がやばいくらい猫耳に気を取られてる。で、もう一人はと言うと……。
「お、おかえりなさいだニャン……///」
照れるくらいならなぜ呼んだ貴様……
「まさかこんなに早く来てくれると思わなかった……ぼっちじゃないのもびっくり」
「実は内心あまり来るの期待してなかったろお前……あと、全くの偶然だ」
「偶然? まさかここに通ってんの?!」
「なわけあるか、初めてだ初めて」
現れた豊浜はわけわかめな顔をしながら続きを促してきた。
「別件で、ここに同級生が働いてるかどうかの調査に来たんだよ」
「すごい偶然だねそれ」
「だからビビってんだよ。で、どうして千葉のこんな所に出張なんてしてんの?」
「ここの店長さん、スイートバレットの事気にかけてくれる人の妹さんがやってるんだって。だから呼び込みをここともう1つの支店で行う為に起用されたのがアタシ達って訳」
こうして見ると本当にアイドルなんだなと実感させられてしまう、やだ怖い。
いつの間にか雪ノ下と由比ヶ浜も先程のもう一人に連れていかれて、戸塚が気になった点とかを材木座に質問しまくってた。真面目か。
「で? なんか無いわけ?」
「……俺に感想求めてる?」
「他に誰がいんのよ」
「……麻衣さんと咲太さんに送っとこうか?」
「ざけんな! お姉ちゃんはともかく咲太はダメ!」
「デスヨネ」
「アタシは! ……あんたの感想が聞きたいの」
は? 何コイツ、え可愛い。待って可愛い何コイツ、俺を悶え死にさせに来てるのか? 傍らで戸塚が微笑み、材木座がグッドサインを出してくる何だこの図
「いや……とっても似合ってると思う。こうなると今のねこねこした元気いっぱいメイドじゃなくてロングスカートの清楚系も見てみたいまである」
豊浜に精一杯の感想を伝えた。我ながら中々頑張ったであろう。
「……」
だと言うのに何だこの微妙な顔つきムカつくな。言わなきゃ良かったかしら。
「なんだよ」
「いや、思いのほか素直に言ってくれたからびっくりしてるだけ……ありがと」
さっきから可愛いがすぎるんだよなコイツ……なんなんほんと。
「アタシがアキバのキュアメイドさん達みたいなの着るかは協議として」
あ、検討してくれるんですね。意外だったわ。
「今日はその姿、翔子ちゃんで楽しんだら?」
そう言った豊浜はとてもにこやかな顔をしつつ姿を横にズラして行く。
「おまたせしました」
その後ろから出てきた牧之原は、ゆったりとした口調でそう言うと俺の前で止まる。先程俺が言葉に出したロングスカートの服装にヘッドリボンを付けてお盆を手と共に前に構えて現れた。
髪の色も伴って豊浜より更に清楚系に見えてしまう。言わないけど。
「口、空いてますよ?」
本当にこいつ同級生なのか疑いたくなる佇まいだった。
後ろには先程引っ込んだづっきーも付いてきていた。
「どうどう?! 八幡くん! 似合ってると思わない?! 私もメイク手伝ったんだよ!」
「すげぇ綺麗で正直ビビったというか……なんというか」
「その反応が見れただけでも、一生懸命選んだかいがありました」
づっきー曰く、直前まで清楚ロングか元気系ショートかかなり悩んでいたらしい。ちょうどその時豊浜の姿が見えて自分は逆にしようと思い立ったとか。
そして、材木座や戸塚に先程まで二人の対応をしていた常駐メイドさんを合わせてメイド四人に男子高校生三人という謎の集合写真を撮った。
じゃあ、目的を果たしたところで帰るか。
俺がそう思い立った時に右肩にとてつもない
「随分と、楽しそうにしているじゃないメイド谷君? もしかして、本来の目的も忘却してしまうほど楽しんでないかしら?」
氷のような冷たい言葉が右肩あたりから降ってきて、俺が振り返るとそこにはめちゃくちゃ
「ソ、ソンナコトナイヨ?」
「その割には随分とメイド三人に囲まれて楽しそうにしていたのが見えたのだけれど、あなたこういうお店には詳しくないのではなくて?」
「偶然友人がこの場にいるんだから二言位は話すだろ」
「あなたに友人がいる事に驚くべきかメイドさんと軽口を言い合える仲の良さにツッコミを入れるべきなのか悩ましいわね……」
と言いながら先程から豊浜の頭辺りをチラチラと見ている。豊浜の場合は常駐さんと違い耳に加えて尻尾も着用しているからか尚更。触りたいなら言えばいいのに……。
この後試着と言いながらちゃっかり仕事を果たしていた雪ノ下から川崎沙希はここに居ないとの一報を聞き、今度こそ店を出る事にした。
千葉村編終わった辺りでアンケート予定しています。良ければご協力ください。
では次回もよろしくお願いします!