青春目腐り野郎は夢みた少女と学生生活。   作:あきこま

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お久しぶりです、あきこまです。

完全に字数稼ぎで申し訳ありませんが、牧之原誕生日編まだ続きます。

作者がプロセカと仕事に追われていたのでっていうすごい言い訳させてください。

一応俺ガイルには無い完全なオリジナルストーリーの牧之原誕生日編は場合によって三話構成になります…もしかしたら二話で収まるけども…。


それではよろしくお願いします。


Ep.9

 突然だが、今日は牧之原の誕生日である。俺もついさっき知ったが。

 

 俺個人としては誰かの誕生日を祝うなんて小町くらいのものだったと思うが、……不本意ながらあいつには色んな意味で助けられてる節があるのでその借りを返す意味でも今回のパーティーをする必要がある。

 

 

 ひとまず一通りの飾り付けは今会場にいる妹コンビ(シスターズ)に任せるとして、豊浜には一人呼んでもらいたい人を伝えておいた。事実上今日が誕生日とさっき知った俺からしたらこれが最大のプレゼントでいいのではないかと考えてはいるものの、それはとてつもない言い訳な気がして嫌なので俺自身も後からにはなるが用意はしようと考えてる。

 

 

 さて、牧之原家までは秒単位で計算してすぐ着くので俺はこの思案と先程のメールを家の前でしている訳だがそろそろ時間なので行く事にする。

 

 インターホンを押すと、帰ってきた声は男性の声だった。

「はい、どちら様ですか?」

 

「あ、本日お邪魔させて頂きます翔子さんのクラスメイト、比企谷と申します」

 

 

 

 扉を開けて出てきたのは声の主であろう牧之原の父親だ……若くね? 

 

 

 娘の笑顔は父親から来ているのだろうか、とてもそっくりな微笑みで家に入れてくれた。 そこまでは良かった。

 

 

 

 

なんで俺は今リビングでご両親と対峙してるのん? 

 

 

 隣に牧之原いるならまだしも……いやそれも違うか。何故か家に通された俺は牧之原父と牧之原母と共にダイニングテーブルにて対峙している、何かと戦うのかな俺は? 

 

 

「比企谷くん、よく来てくれたね! 休みの日なのにありがとう!」

「あ、いえこちらこそ、お招き頂きありがとうございます」

 

 どうでもいいが、なぜ人間は目上の人に対峙する時最初に「あ」が付いてしまうのか未だに疑問ではあるが自分自身がその1人なのでなんとも言えない所だ。

 

 

「実は翔子のかけてた目覚まし時計を密かに止めてね、まだ部屋で寝ているんだ」

「あ、そうなんですか……そしたら一旦出直した方がいいですかね?」

 

「比企谷くん、君に私達夫婦からお願いがあるの」

「はい……なんでしょうか?」

 

「今日が翔子の誕生日って事はご存知かしら?」

「一応……先程ですけど共通の友人である豊浜さんからお聞きしました」

 

「そうか……君はのどかちゃんとも友達だったのか」

「翔子さんがきっかけで知り合った、とも言えますがそうです」

 

「それなら都合はいいかもしれない。実は娘の……翔子の誕生日を祝ってあげて欲しいのよ」

「……と、言いますと?」

 

「あの子ったら、引っ越す前の所では年上の方達に囲まれてきたから同級生の知り合いがのどかちゃんともう一人しかいないのよ」

「だから、君が祝ってくれたら親としてはうれしい限りなんだ……何せあの翔子が家に呼ぶような子だ」

 

 

「「これが私達夫婦からの願い、どうか引き受けてくれないか(かしら)……」」

 

 

 ……さて、事情をそれなりに聞いてから言うのもおかしな話かもしれんが。

 

「えっと……お二人が今言って頂いた誕生日を祝うという事なのですが……」

 

「……やっぱり難しいかね」

「……そうよね、今知った事だものね」

 

「それがですね……もう準備し始めているんですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「……え?」」

 

 

 

 

「先ほど家を出る前に豊浜さんからお聞きしたので、今自分の妹と豊浜さんの二人に準備に必要なものリストを送って買い出しを頼んでいます。あくまで私が独断と偏見で選んだリストなのであとは豊浜に任せきりですが」

 

 少しだけ口角を吊り上げ二ヤリとした表情を作って見せた。絶対初対面の友人の親御さんに見せる顔ではないがそこは放置で。

 

 

 

「……驚いた、たった数分でそんな必要な物のリストができるとは」

 

「まぁ、すべて妹のために身につけた事ですが自分でもビックリです。まさか自分に友人と呼べる人ができて、そいつの為に実践するとは思ってもなかったので」

 

「是非、私達にも手伝わせてもらえないかしら?」

「……いいんですか?」

 

「むしろこっちからお願いするよ! 手伝わせてくれ」

 

「では会場にいる豊浜さんに指揮を頼んでます。娘さんはまだ起きなさそうですし、行きましょうか」

「ちなみに会場はどこにあるんだい?」

 

「隣にある自分の家です」

 

 

「「……」」

 

「そう言えばお隣さんの名前が比企谷だったわ……私ったらそこに気づかないとは」

 

「お隣さんにいる同い年のお子さんとは君だったのか……確かによく見れば目元がそっくりだ……」

 

 

 母上様? 俺の目元クリソツって事は牧之原夫婦の応対した時仕事帰りだよね? とてつもない勘違いをさせてるよ? 

 

 

 お二人には大人だからできる事、主に買い物の際の車等をメインに頼む事に。珍しく休日で家にいた母上様に頼もうと思ったがそこはシスターズに考えがあるらしく任せる事とした。

 

 

 さて、このままだとお昼になるんだがとりあえず厨房でも借りるとしよう。

 牧之原夫婦は「家にある物なら何でも使っていい」と言ってくれたのだが最後に言ってた引き出しの物は聞かなかった事にしておく。だって嫌な予感するもん。

 

 とりあえずあいつ(牧之原)の嫌いな物や好きな物など一切知らんが小六までの家事レベルを備えた俺の料理を見せてやろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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