1作目はナリタタイシンとなりました!いやーいいですよね!ちっちゃくて可愛くてツンデレで!素晴らしいですよね!
まぁ、持ってないんですけどね(遠い目)
5/22 一部誤字修正しました。
休日というのはどんな人でも嬉しい日である。自分の好きな時間に当てるもよし。誰か友達と出かけるもよし。そのため基本的に休日は有意義な時間になることが多い。多いのだが…
「だからあたしの質問に答えろって言ってんの!」
…そうじゃない時もある
「もう一度だけ聞くけど、この前の月曜日何してたの?」
「いやだから…」
雲1つない晴天の昼下がり。2人の男女が喧嘩(一方的に女性側が怒っている)をしていた。
その1人の女性ことナリタタイシンは非常に機嫌が悪かった
「あの日は私が先にトレーニングの後にカフェに行く約束してたよね?なのに何で当日に突然行けないとか言い出したの?」
「いやそれは先程から申してる通りに緊急で会議が入っちゃったから…」
「だからそれはもう聞き飽きたっつってんでしょ!?私が聞いてるのは何でその緊急会議があの女と2人っきりで行われるわけ!?そんなの会議じゃないでしょ!?」
彼女が怒っている理由は、つい最近に出来たカフェに2人で行こうと約束していたのに、それを当日にドタキャンされてしまったからである。しかし彼女がここまでご立腹なのはそこでは無い。彼女が本当に怒っている理由は、その会議とやらが現在ハッピーミークのトレーナーである桐生院葵と2人で行われるのを、正確には2人が同じ部屋に入っていくのが見えたからである。
「今回の会議は今後夏合宿が行われる時に複数のトレーナーが合同で行うことが出来たら、全員が様々な事を学ぶことが出来ていいだろうって話が出たから、桐生院さんとはそれについて話してたんだって!」
「じゃあ何であんなに楽しそうにしながら中に入ってったの!?あれが会議に臨む時の顔!?」
「いやそれは…」
(なんで今回はこんなに怒ってるんだ…!?確かに予定を破ってしまったことは本当に申し訳ないんだが、前まではこんなに怒りはしなかったのに…)
事実トレーナーは彼女たちウマ娘のトレーニングや体調管理も仕事だが、それ以外にも事務仕事はしっかり存在する。そのため緊急で会議が発生することはそんなに珍しいことではないのだ。事実このことが起きる前に何回も緊急で会議や仕事が入った為に彼女のトレーニングや予定の変更を行ったことがある。その時は彼女もそんなに気にしておらず、今回のような事が起きたことがなかったのだ。そしてその理由が理解出来ず、トレーナーは酷く混乱していた。
こんなにも長々と言葉が並べられているが結論を言うと…
彼女ことナリタタイシンは自分の予定よりも桐生院との会議を優先されたことに対して嫉妬しているのだ。そして2人の会議前の笑顔を見たので尚更である
「ねぇ、どうなの?」
「いやっ、ぇっと…あれには様々な理由がありまして…」
タイシンは問い詰めるように目を鋭くして聞いてくる。しかしこの質問に対してだけは、いくら聞いても答えてくれないのだ。
(これだけは…これだけは言えないんだ…このことだけh…)
「いや、ちょっtまってタイシンさん!?そんなに詰め寄らないで!?ここは橋の上だから!これ以上詰め寄られたら落ちちゃうから俺!」
トレーナーが何かこのことについて頭の中で葛藤を繰り広げていたところ、タイシンが答えを迫るように詰め寄ってきた。しかし、出た言葉は彼女の望んでいた言葉ではなかった。
「ほら。やっぱり答えられないんじゃん。」
彼女は俯きながら弱々しく呟いた
「…もういい」
そしてそのまま回れ右をして帰っていこうとする
「ちょっ待ってくれタイシン!」
「もういいって言ってんでしょ!?触らないでよ!」
トレーナーが呼び止めようとして腕を掴むがウマ娘の力に叶う訳もなく、そのまま怒りに任せて加減なしに振り払われてしまった。
「…ふん」
そしてそのままタイシンは学園に帰っていった。後ろなんか振り向かずに。
そのため、その時トレーナーが焦って橋の下を覗いていたのには気づかなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後の食堂にて
「あれ?タイシン?いつものトレーナーさんはー?」
あの後自室で何とか気持ちを少しは落ち着かせ、夕食を取ろうと食堂に向かうと、丁度夕食を食べに来たBNWの1人であるウイニングチケットが不思議そうに尋ねてきた。
「…別に、もう知らないしあんな奴」
「何だ、また喧嘩をしたのか?喧嘩と言っても大体はタイシンだけが怒っているのだが」
ぶっきらぼうに告げると、ウイニングチケットと夕食を取りに来ていたこれまたBNWの1人であるビワハヤヒデが、困ったやつだ、といった表情で尋ねてきた。
「別に怒ってないし!」
「怒っていない者はそんな口調にはならんぞ。」
「そうだよタイシンー!何かあったんでしょー!」
「チケットうるさい…別にあいつが悪いんだし…」
「深くは聞かんが、早めに仲直りするんだぞ。」
「だから別に喧嘩なんか…」
その時は特に問題もなくそのまま3人で夕食を取り、タイシンはそのまま部屋に戻ろうとしていた。すると
「すみませんタイシンさん!少し良いですか? 」
緑色の服を着ているのが特徴である理事長の書記の駿川たづなに話しかけられた。何故か彼女はとても焦っている様子だった。
「…なんですか?」
「トレーナーさんを見かけませんでしたか?場所などはざっくりとしたのでも良いので…」
この時タイシンは少し嫌な予感がしていた。
「…いえ、知らないです。」
「タイシンさんも知りませんでしたか…大丈夫でしょうか…」
「…何か用事でも?」
「それが…
彼がまだ学園に戻ってきていないんです。」
「…え?」
全身から血の気が引いていくのを感じた
→ここからトレーナー視点です。
どうもこんにちは。私はとある学園のトレーナーをしている者です。…いや、これもうほぼ答えだな…まぁいいや。そんな私が今何をしているかと言うと…
「いや冷たっ!さすがにまだ川の水は冷てぇなぁ!?」
…川で遊んでいます。いや嘘です。
「…見つかってくれるといいんだが」
実は探し物をしていましてですね。はい。今日の昼下がり、正確にはおやつの時間ぐらいの時にこの上の橋でタイシンと言い合い(一方的な)をしまして…私の話を最後まで話す前に彼女が立ち去ろうとしたものですから、せめて誤解を解かなければと急いで腕を掴んで止めようとしたのです。したのですが…
『もういいっていってんでしょ!?触らないでよ!』
その時に思いっきり腕を振り払われたんですよ。まぁこれは私が悪いです。200%私が悪いです。年頃の女の子の腕を持つのはいけないですからね。なのですが…
「まさかその勢いで指輪まで飛ばされちまうとは…」
自分のつけている指輪がぶっ飛ばされるのは完全に想定外です。流石俺のタイシン!良いパワーしてるぜ!ハッ!ハッハ!ッハっは…っは
「いやよりにもよってあの指輪かぁ…見つかるといいんだけど…」
あの指輪は…他とは違うから…
4時間経過ァ!
「いや…見つからねぇ…」
あれから4時間。色々な場所を探し回った。水の中も探したし、付近の草むらの中も探したし、火の中も探したし(嘘)、森の中も探したし(嘘)…○カチュウ!
いや脳内で巫山戯てる場合じゃない…長い間冷たい水の中にいたから流石もう指も足先も感覚が無くなってきた…
「…やっぱり、無いかな…」
半ば諦めていると
「おうどうしたトレーナーの兄ちゃん!1人で川遊びかぁ?寒くねぇのか?」
「うぇ!?商店街のおじさん!?」
救世主が現れた
「いやですね。遊んでるわけではなくて…捜し物をしていてですね…」
「おぅ捜し物かぁ。何を捜してんだ?そんなに大切なもんなのか?」
「実は…」
説明中…
「そいつは大変じゃねぇか!ちょっと待ってろ!手ぇ空いてるヤツら呼んでくる!」
「えっ、ちょ…」
そして少ししたらおじさんは20人以上にも及ぶ人達を呼んで来てくれた
「うっしゃあ!さっさと捜して切り上げるぞぉ!」
「「「「「「おおおおおおおおおおお!!」」」」」」
「皆さん…ありがとうございます!」
そして大勢で捜し始めて少し経った時
「あったぞーーーー!!」
とうとう指輪は発見されました。場所は橋の横にあったちょっとした突起に引っかかっていました。どおりで見つからないわけだ。
「皆さん…本当にありがとうございました!」
「いいってことよ!兄ちゃんにはいつも世話になってるからな!礼ならレースの結果で示してくれな!」
「はい!最高のレースにしてみせます!」
そして5時間の捜索の上商店街の方々の協力もあり、ようやく指輪を見つけることが出来ました。
→ここから学園パートに戻ります。
「…戻ってきてないって、本当ですか」
「はい」
タイシンは酷く後悔していた。あの時自分が立ち去らなければ、もっと自分の意見だけでなく、トレーナーの話を聞いていれば…
少しでも、素直になれていれば…
「…私は」
「すみません!遅くなりましたァ!」
「っ!」
「ひゃあ!?」
そのような事を考えていると、トレーナーが大きな声と共に帰ってきた。走ってきたのだろう。服は乱れ、額には汗を浮かべ、膝に手を置いて肩で息をしていた。
「あ、すみません…デカい声出して…」
「いえいえ!大丈夫です!…ところで、何をしていらしたのですか?」
たづなさんは怒気を孕んだ声で尋ねてきた。
「すみません…大切な物を川に落としてしまって…それをずっと捜していました…」
「ぁっ…」
私だ…
「川にですか!?寒くありませんでしたか!?」
「いえまぁ…滅茶苦茶寒かったですけど…けど!見つかったので大丈夫です!」
そう言って手につけている指輪を見せつけてきた。
「それは良かったです。そんなに大切な物だったのですか?」
「…はい。これは亡くなった母の、形見なんです。これだけは失くしたくなかったので…連絡も入れずにすみません…」
私のせいでトレーナーは…
「いえいえ!ご無事なら良かったです!ですが次からは気をつけてくださいね?」
「はい!次回からは必ずうぇ!?」
突然トレーナーの体が揺れた。というか強い力で引っ張られた
→ここからはタイシン視点です。
「ちょっ、ちょっと待ってくれ!早い!早い!」
トレーナーが何か言っている。しかし止まることは出来なかった。早く2人になりたかったから。いても経っても居られなくなったから。
…誰にも、こんな顔を見られたくないから。
そのまま私はトレーナーをトレーナー室に連れ込んだ
「流石にタイシンのトップスピードは俺にはヤバいって!まだ怒って…!?」
実際は私の部屋で話したかった。けど、もう限界だった。
「ごめん…なさい…」
この涙を、気持ちを、抑えられないから。
「いつも私の我儘を聞いてくれた。いつも私を見てくれた。いつも私の傍に…いてくれた。けど…私は…」
「それを…勝手に当たり前だと思ってたっ!」
もう、止まらない
「トレーナーが戻ってないって聞いた時、全身の血が引いていくのを感じた…怖かった…不安だった…もう会えないんじゃないかって思った…」
「けどトレーナーは帰ってきてくれた…けど…」
「戻れなかった原因も、あたしだった…」
「あの時あたしが手を振りかぶったから…力の制御も出来なかったからっ!そのせいで…大事な指輪を飛ばしちゃった…」
「ねぇ、トレーナー…あたしもう我儘なことは言わない、トレーナーの言うことは全部従う。これからはちゃんと正直になる!だから…っ!」
「見捨てないで…」
トレーナーには、こんな姿を見られたっていい。けれど、離れ離れになるのだけは嫌だ。
「…タイシン」
そう言いながらトレーナーが手を伸ばしてくる
「っ!」
タイシンの体がビクンと跳ねる。叩かれる?殴られる?そう思っていたが、トレーナーはそのまま頭の上に手を載せた
「俺がタイシンを見捨てる訳ないだろ?」
「…え?」
「そもそも今回のことは俺が予定をキャンセルしたのが原因だし、指輪がぶっ飛んだのも、俺の不注意が原因だ。だからさ…」
「そんな顔するなよ。」
心のタガが、外れる音がした
「トレーナー!」
私はそのまま抱きついた
「ごめんなさい…!ごめん…なさいっ!」
「大丈夫だよ。全然大丈夫。」
そのままあたしは泣き疲れて眠るまでトレーナーの胸の中で泣き続けた。そして、決めた。
私はこの日から、正直になろうと決めた。もう二度と後悔しないために
次の日
「トレーナー?大丈夫?」
「うーん…大丈夫…不甲斐ねぇなぁ畜生…」
次の日、トレーナーは案の定風邪を引いた。4時間も冷たい川の中にいたのだから当然だろう
「ごめんね…トレーナー…私のせいで」
「だから気にするなっての、こんなもん俺の自業自得だよ。」
「ちゃんと私が看病してあげるから…早く元気になってね…」
「ありがとな。タイシン。」
仲直りは出来たが、タイシンは一つだけ気になる点が残っていた。
「ねぇ、トレーナー。答えられなかったらいいんだけどさ」
「おーう。どうした〜?」
「何で、あの時笑ってたのか、やっぱり知りたくって…」
「あー…あの時のか…」
「あっ、えっと…答えづらかったら大丈夫!蒸し返してごめん!」
「いや…大丈夫だよ。俺が恥ずかしいだけだから…あの時さ、桐生院さんから『タイシンさんの話をしてると良く笑いますよね!』って言われてさ…それで滅茶苦茶俺が動揺したら笑われちゃって、それを見て俺も笑ってたって話…」
嗚呼…本当に
「いや、ごめんな!俺なんかに言われてmっ!?」
トレーナーが驚いてる。まぁ、突然キスしたらそりゃあ驚くよね。
「…ぷはっ」
「タイシン…おまっ…」
「トレーナーが悪いんだから。そんなこと言ってくれるからだからもう私も我慢しない!これからはグイグイ行くから覚悟してね!」
「…ははっ、頑張るよ」
今日の空も、晴天です
すみません…書いてるうちに長くなっちゃて、元々酷かったのに後半が更に滅茶苦茶に…
こんな感じの甘々ストーリーをかけていけたらなーと思っています!
小説を書くのは初めてなので、楽しんで頂けたかは分かりませんが、少しでも面白いと思って頂けたなら嬉しいです!
最後になりますが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます!
このウマ娘のifstoryが見てみたい!
-
トウカイテイオー、メジロマックイーン
-
サイレンススズカ、シンボリルドルフ
-
オグリキャップ、エアグルーヴ
-
スペシャルウィーク、ゴールドシップ
-
アグネスタキオン、ミホノブルボン
-
サクラバクシンオー、ライスシャワー
-
ナリタブライアン、テイエムオペラオー
-
マンハッタンカフェ、ナイスネイチャ
-
タマモクロス、セイウンスカイ
-
サトノダイヤモンド、キタサンブラック