今回はセイウンスカイのお話です!育成ウマ娘実装本当におめでとうございます!これでスペちゃん、キング、スカイの並びが実現した…!
皆さんはお出迎え出来ましたでしょうか?私は…はい。
今回は後半がかなり甘めですので、一応注意です!
それではどうぞ〜!
「スカイ!ラスト1周!ペースを少し上げて!」
「分かりましたよっ…とぉ!」
グラウンドで俺の指示の元走るウマ娘。
そのウマ娘の名はセイウンスカイ。自分の気の向くままに日々を過ごし、気分で練習に来なかったり、昼寝をしたりと猫のような性格の持ち主である。
しかしそんな彼女が最近は練習に少し遅刻することはあっても、サボることがなくなった。
「よーしお疲れ様!後はストレッチだけして帰ろうか〜」
「ねぇねぇトレーナーさん?」
「ん?どうした?」
するとストレッチをしに行ったと思われたスカイがこちらへと歩いてきた。
「今日もセイちゃん練習頑張ったじゃないですか?なのでいつもの貰いたいんですけど〜?」
「あ、すまん。忘れていたな」
そうしてスカイの頭を優しく撫でる。これが彼女が求めてきた交換条件。「練習後にご褒美があればもっと頑張れるな〜…頭とか〜撫でて欲しいな〜」と言われたため、こうして練習後は頭を撫でるようにしている。
「あぁ〜…これですよこれ…」
スカイは本当に気持ちよさそうに目を細める。その姿はさながら猫の様だった。
「本当に好きだなこれ…」
「好きですよ~…あ、もう少し強くお願いします~」
スカイはもっと撫でろと言わんばかりに頭を押し付けてくる。頭を撫でるのは少し恥ずかしいものがあるが、彼女がこれで練習にしっかりと参加してくれているのならば苦でもない為、彼女の頭を撫でる力を少し強めた。
「セイちゃ~ん?もうお昼休みだよ~?」
私はいつも通り退屈な授業を受けていたが、いつの間にか寝てしまったみたいだ。スぺちゃんが体を軽くたたいて起こしてくれた。
「…ん~…おはよぉスぺちゃん…」
「おはようセイちゃん。早くしないとお昼ご飯たべる時間無くなっちゃうよ?」
スペちゃんにおはようの挨拶をすると、スペちゃんは時間が無くなってしまうと急かしてくる。…スペちゃんがお腹空いてるだけじゃなくて?
「そうだね〜早く行かなきゃだね〜」
けれどスペちゃんは私の事を起こしてくれたし、恩があるし、今は素直に従おうかねぇ。私は既に廊下へ歩き始めているスペちゃんの後を追いかけた。
「セイちゃんが寝てる…ことは珍しくないけど…あんなにぐっすりと寝てるのは珍しいね。最近忙しかったの?」
「ん?いやぁ特にはないにゃあ〜」
スペちゃんが私に何故セイちゃんがあんなにも寝ていたのかを聞いてくる。確かに私はよく寝ているが、ここまで深く眠ることはあまりない。なんかあったかにゃあ…強いていえば…
「あ、そういえば!最近セイちゃんちゃんと練習参加してるんだね!」
「最近はちゃんとやってるよ〜。ご褒美も貰えるし〜。…もしかしてこれが原因だったり?」
言われてみれば、ちゃんと練習に参加し始めてからはいつもよりもしっかりとした睡眠が取れてるかも…?
「優しいトレーナーさんで良かったね!だっていっつも練習終わった後に頭撫でて貰ってるもんね〜」
「っ///!なんで知ってるのさ!?」
なんでスペちゃんがそれを知ってるの!?セイちゃん変な汗かいてきたよ!?
私の顔はみるみる紅くなっていく。
「え?だってセイちゃんとまぁまぁ近い距離で練習してるし…逆に今まで気づいてなかった?」
「そうだったの!?何で教えてくれないのさ!?」
「いやぁ…それは…色々と…ね?」
じゃあ今までトレーナーさんに甘えてたの全部見られてたってこと!?流石のセイちゃんも動揺が隠せないよ!!
「…もしかして、セイちゃんトレーナーさんのこと好きなの?」
「なっ///!そんなわけないじゃないですか!あくまでトレーナーさんはトレーナーさんであって…」
スペちゃんがニヤニヤしながらこっちを見てくる。その目はなんだ!いや本当に別に…トレーナーさんは…
「うーん…じゃあ私とセイちゃんのトレーナーさんが付き合っても大丈夫?」
「…………は?」
え、突然何を言い出すのさスペちゃん…?
「だってセイちゃんは別に好きじゃないんでしょ?じゃあ私が付き合っても問題はないよね?」
「っ!それは…えっと…」
セイちゃんはトレーナーさんの事は好きじゃないから問題…ない。ないのに…何でこんなに胸が苦しいの…?何でこんなに切ない気持ちになるの…?
「じゃあ私はこの後セイちゃんのトレーナーさんの所に行って頭撫でてもらお〜っと!後は抱きついたり〜最後はキス…」
「やっぱりダメっ!!!」
「うひゃあ!びっくりしたぁ!」
違う。私は好きじゃないんじゃなくて、今まで『 好きじゃない』って思い込んでただけなんだ。だからこんなにも苦しくて、切なくなるんだ。
私はトレーナーさんの事が好きなんだ。異性として大好きなんだ。
「やっぱりダメ!トレーナーさんは私のものなの!頭撫でて貰うのも、抱きしめて貰うのも、キスしてもらうのも私!あの人を奪うのはいくらスペちゃんでも…だ……め…?」
「…ふふふ!やっぱり大好きなんだね。セイちゃん。」
私はトレーナーさんを取り戻すことに必死になって気づいていなかった。スペちゃんの表情はニヤニヤと笑っており、そしてよくよく考えたらここ廊下…
あれ?嵌められた?
「っ〜〜〜〜〜///!!!」
「ごめんねセイちゃん!こんな意地悪なことしちゃって!けれど、セイちゃんがあまりにも恋心を自覚してくれないから…」
「…まぁ…それは…ありがとう…」
話を聞いた所、スペちゃんは私のトレーナーさんを奪う気など全く無く、私に恋心を自覚させるためにやったそう。
まぁ感謝はしてるけどさ…あんなに人がいるとこで…好き…とか…っ!
「セイちゃん。いつまでも逃げてちゃダメだよ。ちゃんと向き合わなきゃ!」
「…うん。」
「ほら!善は急げだよっ!」
そしてスペちゃんは私はの背中を食堂と反対の方向へと押していく。そしてその方向は私のトレーナーさんの部屋の方角だ。
「え?ちょっとちょっと!?スペちゃんお昼ご飯はいいの!?」
「私は元々トレーナーさんと一緒に食べるから大丈夫!だからセイちゃんも!好きな人と食べるご飯は美味しいよ〜!」
スペちゃんは私の背中を強く押すと、そのまま走って行ってしまった。お腹が空いてるというのもあるけれど、トレーナーさんに早く会いたいのだろう。
「…ありがとね。スペちゃん」
私はもう聞こえてないと分かっているが、スペちゃんにお礼を言う。
「…よしっ!セイちゃんもやる時はやるって所見せちゃおうかな!」
「トレーナーさん〜入ってもいい〜?」
「お?いいぞ〜。昼休みに来るとは珍しいな」
俺が昼飯の準備をしていると、ドアの向こうからスカイの声が聞こえた。昼休みに来ることはそんなに無いため、何かあったのではないかと少し怖くなる。
「いやぁ〜ごめんね〜お昼休み中に!どうしても伝えたいことがあってね〜」
「なんだ?今日の練習サボって…」
「貴方の事が好きです。」
「…は?」
突然何を…
「授業中に貴方の事を考えてしまうくらい好きです。見つけたら声をかけちゃうくらい好きです。友達が近くにいるのも気づかないでくっついちゃったりするくらい大好きです。…えっと…トレーナーさんは、わっ…私のこと…好き…かな…?」
スカイが潤んだ目を上目遣いでこちらを不安そうに見つめてくる。
…あ〜、これ何か企んでんのかな…?
以前にこんなことをされた時に真面目に返したら、『 じゃあ好きな子にキツいトレーニングはさせられませんよね〜?』とニヤニヤしながら言われた事があったので、恐らくそのパターンだろう。
「好きだよ。だけど練習は軽くしないからな〜?」
「……うぇ?」
「前もそんな事してただろ〜?流石に2回目は通じんさ。」
これで諦めると思ったが、少しスカイの様子が変だった。忙しなく手をわちゃわちゃと動かしており、先程の不安そうな顔は辛そうな顔へと変わっていき、潤んだ目には涙が溜まってきており、泣き出してしまいそうな状態だった。
この瞬間、自分の大きな過ちに気がついた。
(バ鹿か俺は…!この子がどれだけ勇気を振り絞ったと…!)
スカイは今にも泣き出しそうな、しかし必死に涙を堪えて必死に訴えてきた。
「いやっ!今回は…ほんとに違っ…くてぇ!今まっ…でとは違うの!本当に…!本っ…当に!好きっ…なのっ!」
とうとう彼女は抑えきれなくなり、涙を流してしまった。その瞬間俺は彼女をだきしめた。
「ごめん!スカイ!君の気持ちを踏みにじりたい訳じゃなかったんだ!ただ…信じられなくて…でも!君の事を好きなのは本当なんだ!」
「…本当に?」
「本当だ!… なら…」
「んっ…」
スカイは涙に濡れた瞳をこちらに向けてくる。俺はそのまま彼女と口付けをした。
「これで、信じて貰えるか…?」
「…うん。信じる。えへへ〜…これで私たちは恋人同士だね…」
「こんな形になっちゃってごめんな…これからは全てのスカイを受け入れるから…許し『 言ったね?』…て?」
スカイは幸せそうに、しかし少し子供っぽさが残る笑みをこちらに向けてきていた。
「どんな私も受け入れてくれるんだね?」
「…当然だ!男に二言はない!」
スカイはそっかぁ…と言うと、目を瞑ってこちらに唇を向けてきた。
「あ〜さっきのキス凄く気持ちよかったなぁ〜…もう1回して欲しいなぁ〜」
「あはは…わかったよ。」
俺は向けられている唇にキスをした。その時のスカイの表情は本当に気持ち良さそうで、幸せそうで…
するとスカイは首に腕を回してきた。
「…もっと。」
「…スカイ?んむっ!?」
スカイは俺の首を下げ、そのままもう一度キスをした。それは先程よりも深く、そして強く。
彼女の赤くなった顔が、熱を帯びた唇が、女性特有の甘い香りが脳を刺激する。誰かに見られたら大変だと言うことは分かっていたが、この刺激には抗えず、今はこの感触を味わうことにした。
これから先どのような要求が来るのかは分からないが、どんな事でも受け入れていこう。
トレーニングを辞められた怖いなぁと考えながら、今は現在の彼女の要求を満たすことに尽力した。
翌日になってスカイに要求されたことは2つ。『 呼び方をスカイではなくセイと呼ぶこと』そして『 何時いかなる時も私の行動を受け入れること』だった。
結果として、彼女の要求は練習を減らすだとか、昼寝の時間を作るべきといったトレーニング関連のお願いはひとつもなかったため、トレーニングには特に支障はない。しかし真逆、日常生活面においてはかなり大きな問題が発生していた。
たとえば廊下ですれ違った時
「あっ!トレーナーさーん!とうっ!」
「ちょっ!まてセイ!んむぐぅ!?!?」
セイは俺に抱きついて、そのままの勢いのままキスをしてきた。
他には職員室では
「すみませ〜ん。私のトレーナーさんここにいるって聞いたんですけど〜。居ます〜?」
「あらセイウンスカイさん。今呼んでくるから少し待っててね〜」
「…すまん、どうしたセiむぐっ!?」
「…ぷはっ!キスしにきただけ〜。えへへ!じゃね!」
「…えーっと、トレーナーさん?少しお話しましょうか。」
…あの時はやばかった。何故あの時に説教だけで済んだのか未だに不思議なものだ。普通に職を失ってもおかしくなかった。
最終的には食堂で
「あ〜!そのイチゴセイちゃんも狙ってたんだけど〜!」
「いやそもそもこれ俺のケーキだから。けどそんなに食べたいなら買ってきて『 大丈夫〜』んむっ!?!?」
セイは俺の言葉を遮ると、口に入れたばかりのいちごを舌を使って俺の口内から強奪した。時間はお昼時、食堂には凄まじい数の生徒がいるのにだ。
「…ん〜!やっぱり果物は美味しいねぇ!…それとも、シロップがついてるからかな?」
「…お前…まじでっ…!」
「おやおや〜トレーナーさん?照れてます〜?お顔が真っ赤っかですよ〜?」
「お前もだろうがっ!」
「にゃはは〜…これは流石に恥ずかしい…」
しかもその本人が照れてしまうせいで会話が続かなくなる。その結果周りから凄く見られる。まじで滅茶苦茶見られる。
このように、セイはどんな場所でもキスを迫ってくるようになった。キスされること自体はいいのだが、流石に人目があると恥ずかしい。
「…こんなことでも許してしまうのは、惚れた弱みってやつなのかねぇ」
そんなことを呟いてはいるものの、まだ誰もいないこの自室に、これから来るであろう恋人の姿を待ちわびていた。
参ったなぁ…まさかキスがこんなに気持ちいいことだったとは…
セイちゃん的には恋人がすることって認識だったんだけど…こんなに心がポカポカしたり、頭がふわふわ〜って幸せな気分になれるなんて…
本当は人前であんなにするつもりはなかったんだけどねぇ…まぁ、全て受け入れるって言ったのはトレーナーさんだし、セイちゃんは悪くない悪くない。
…あ〜もう…トレーナーさんのこと考えたら、また…
私はこの飢えを満たすためにトレーナーさんの部屋へと進める速度を早める。
(ほんと、セイちゃんをこんな風にした責任はちゃんととってもらうからね〜)
私もやる時はやるんですよ。だって…
セイちゃんが要求した『 何時いかなる時も私の行動を受け入れること』には、
(ちゃんと幸せにしてよね〜未来の旦那様〜)
今日も一日、楽しくなりそうな予感がした。
如何でしたでしょうか?
セイちゃんが本気を出したらこんな風になりそうってビジョンを形にしたらこうなりました!後半はかなり甘めになった…はず?
本当に長々と待たせてしまって申し訳ありません!次回からはペースを戻して、リクエストの方を頂いた子のお話を描いていこうと思います!
それでは次回もよろしくお願いします!
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