そしてUAが4000を超えました!本当に感無量です…ありがとうございます!
それでは作品の方へどうぞ〜!
まだ日が登りきっていない早朝。私はジャージに着替え、学園の門の前で人を待っていた。
「すまない。また待たせちゃったな」
そうすると教員寮の方向から私のトレーナーさんが小走りで私の方に向かってきた。
「いいえ。全然まってないので大丈夫ですよ。むしろ、トレーナーさんを待っているこの時間、私は好きですから。」
これはトレーナーさんに罪悪感を与えないために嘘を吐いた訳ではなく、こうやって学園の門の前で朝日を眺めながらトレーナーさんを待っている時間は心が安らぎ、今となっては私の朝の日課になっているため、このような朝の待ち合わせをする時は必ず15分前には着いて、待つようにしている。
「スズカが問題なければいいんだが、やっぱりこういうのは男の方が待つべきというか、今来たところっていうべきだろ?」
「ふふふ、トレーナーさんは私のことを生徒ではなく、ちゃんと女性として見て下さるのですね?」
「当然だろ?女性として見てるから、こーゆー会話をしてるんだろ?」
「あぅ…///」
オフでぐらい学生とかトレーナーとかの関係は捨てて、フランクに行こうぜ、とトレーナーさんは言っているが、女性として見てくれる事実が嬉しく、その言葉はあまり聞こえていなかったのだが
「よし!んじゃあ行きますかぁー!」
「え、あっ、はぃ!」
そのまま私とトレーナーさんは目的地に向かって歩き出した。
→場面移動…
現在私たちはトレセン学園のすぐ近くにある公園に来ています。
休日はここでトレーナーさんと一緒に早朝ランニングをするのが日課となっています。
「…ふぅ。一旦休憩にしましょうか。」
小一時間ほど走った後休憩するために、トレーナーさんをベンチに誘導する。このランニングは学園で行っているランニングのように、トレーニングの為に行っている物ではないため私はあまり疲れてはいませんが、常に走っている訳ではないトレーナーさんにとってはかなりの運動量のため、いつも1時間ほどたった場合は休憩をとるようにしているのだ。
私はトレーナーさんにタオルと飲み物を渡すと、肩で息をしながら私の隣に腰掛けた。
「はっ、はっ、はっ、いやぁ…流石だなぁスズカは…全然呼吸が乱れてねぇ…」
「ウマ娘とでは多少の身体能力の差がありますからね。…けれど、私をこんなに強くしてくれたのはトレーナーさんのお陰なんですよ?」
「確かに俺はスズカのトレーニングメニューとかは組んだけど、スズカには元々他者とは違うの力があったんだよ。あくまで俺はそのスズカの能力を高めただけさ」
「むぅ…そうやって直ぐに自分を卑下する…」
そんなことはないと、頬をぷく〜と膨らまし、抗議してみる。そうしたらトレーナーさんは膨らました頬をつつきながら
「だけど、このスズカの潜在能力を引き出したのは俺だけであって、他の人には絶対に出来ないと思ってる。学園でスズカのことを1番理解しているのは絶対に俺だって自負があるさ」
「…もぅ、そんなことを言われたら…怒れないじゃないですか…」
顔を赤く染めながらトレーナーの方に頭を向ける。こうすれば、トレーナーさんは頭を撫でてくれるから。
「あの異次元の逃亡者、サイレンススズカのこんな姿を見れるのは、俺だけの特権だな。」
「…当然です。トレーナーさんだから、いいえ、
「…こんにゃろ」
トレーナーさんは呼び方を突然変えられて動揺したのか、撫でる力を強くする。しかし私が痛がらないようにちゃんと力を調節している。それがとても心地良かった。
「…よし!今日はまだ早いけど切り上げるかぁ!」
「え、もう帰っちゃうんですか?」
いつもならこの後にもう少し走るのですが…この後予定があるのでしょうか?ちょっと胸がチクリと痛む
「最近この辺りに新しい喫茶店ができたらしくてね。このまま俺とモーニングランチでもいかがかな?…俺のスズカ。」
「っっ!/// もぅ…」
本当にこの人はズルい。常に私が求めている言葉を、それ以上の言葉を私にくれる。だから私は…この人の事が愛おしく、大好きなのだから。
「さっ、帰ろうぜ。」
「…はい」
そう言ってトレーナーさんはベンチから立ち上がるとこちらに手を差し出してくれる。私はその手をしっかりと取り、立ち上がり、学園へ向かって歩き出した
「なぁスズカ、少し前から気になっていたんだか、スズカはせっかく休日の朝が俺とのランニングで嫌じゃないのか?あ、もちろん俺は楽しいんだけどな、楽しいならそれでいいんだが…」
「楽しいですよ。とても。」
私はトレーナーさんと繋いでいる手を1度離し、トレーナーさんの指の間に自分の指を通し、ギュッと握る
「この時間だけは、私とトレーナーさんの2人きりで過ごすことができるから。…1人の男性と女性として過ごす事ができるから。」
「だから突然やめるなんて言わないでくださいね?私にとってこの時間は、とても大切な時間なんです。」
「当然だろ?俺にとってもこの時間はトレセン学園のサイレンススズカではなく、1人の女性として接することができる唯一の時間だからな」
「…私も、一緒です。」
そう言って私はトレーナーさんとの距離をより一層詰め、自身の体温を伝える
「…そっか。」
トレーナーさんもさっきよりも強く、私の手を握り返してくれた。
そのままたわいのない話をしながら学園へと戻る。
先頭の景色を譲る気はないが、この景色も誰にも譲る気はない。
トレーナーさんの隣で、2人で眺めるこの景色は、私だけのものだから。
今回のストーリーはこんな感じのストーリーとなりました。スズカさんは常にベタベタ甘えるのではなく、ちょっとしっとりとした甘え方をするのではないか?という独自解釈で描かせて頂きました!滅茶苦茶緊張しましたが、何とか形に出来て良かった…
リクエストを頂いたらこのような感じで描いていくので、気軽にお願いします!
いつも言っていますが、閲覧、お気に入り、コメントありがとうございます!次もよろしくお願いします〜!
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