人魚姫と野球小僧   作:ホークス馬鹿

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9話です。


9話

一ノ瀬学園女子水泳部部室

 

 

海原「えーっ!?嘘でしょ、うるか!」

 

川瀬「あんたまだ告白してないの!?」

 

うるか「ちょ・・・、声でかいって!」

 

海原「一体何年越しの恋よ。」

 

川瀬「どんだけ乙女なわけ、あんた・・・。つーか、頭撫でてもらってるんだから、もう付き合ってるのかと・・・。」

 

うるか「もう、どうだっていーじゃん、うっさいなーっ!!」

 

すると、

 

海原「困ったもんですなー、川瀬隊員。」

 

川瀬「まったくですな、海原隊員。」

 

うるか「また筋肉ついたかなー?」

 

海原「ねーねー、うるか。」

 

うるか「ん?」

 

川瀬「部活終わったら、ツラ貸しな。」

 

そして部活が終わった後、3人はレディースファッションにいた。

 

川瀬「ホラうるかー。」

 

海原「恥ずかしがらずに出てきなって。」

 

すると試着室にいる武元は、

 

うるか「ムリ。ムリムリムリ!!こんなんあたしに似合うわけないじゃん!」

 

恥ずかしがって出てこなかった。

 

海原「んなことないってばー。」

 

うるか「んなことあるよー!やっぱもう脱ぐ!!」

 

川瀬「いーからカンネンして出てきやがれ!!」

 

渋る武元にイライラした2人は、試着室のカーテンを開けた。すると、

 

うるか「ひゃっ!!」

 

いかにも、お姫様みたいな可愛らしい姿をした武元がそこにいたのであった。

 

うるか「う~っ。」

 

川瀬「・・・うん。もういいから、それで安達に迫ってこい。」

 

海原「それな。」

 

うるか「迫・・・ッ!?」

 

川瀬「すみませーん、これ買いまーす。」

 

うるか「ああ、ちょ!!」

 

海原「制服は預かっとくねー♪」

 

うるか「ええーっ!?」

 

海原川瀬「「じゃっ。」」

 

うるか「ちょちょちょ、ちょっとー!」

 

仕方なく、武元はその格好のまま、店を出たのであった。

 

うるか(うう~、こんなカッコ、どう考えてもあたしの柄じゃないじゃん!!もしこんなトコ、純に見られたら・・・。)

 

すると、

 

純「あれ、武元?」

 

うるか「ひぃ!?」

 

純「こんなところでどーしたんだ?」

 

うるか「へっ、あの、その、さ、参考書買おうと思って、それで・・・。」

 

純「あぁ、だったら付き合おっか?つっても、俺もちょうど本屋に寄ろうと思ってたトコだし。」

 

うるか「はっ?」

 

そして、2人で本屋に入った。

 

純「うーん、これか、いやしかし・・・。成がいたら分かるんだろうけど・・・。」

 

うるか(な、なんでこんなことに?このカッコのこと、純はどう思ってるのかな・・・?)

 

すると、1枚のポスターに目が入った。

 

うるか「あっ・・・。」

 

 

 

回想

 

 

うるか小学生『うるかねー!大きくなったらお姫様になりたい!』

 

少年A『はー?何言ってんだよー。』

 

少年B「全然似合ってねーっての!』

 

少年C『それより高オニしよーぜ!』

 

 

回想終了

 

 

うるか(『似合ってない』、『柄じゃない』って、こういうの諦め始めたのって、いつからだっけなー。)

 

すると、

 

純「武元、これなんかどうだ!?」

 

うるか(近い!!)

 

純「成ほど分析できたか分かんねーけど、英単語・熟語やるなら多分これが良いと思う。」

 

うるか(耳元吐息!!ひゃあああっ!!)

 

子供「ママー、カップル!!」

 

うるか「!」

 

母親「コラ!指さすんじゃありません!」

 

うるか(カップルって・・・、あたし達って今・・・、恋人同士に見えるん・・・!?)

 

うるか(肩・・・、当たってる・・・。あったかい・・・。このまま・・・、このままくっついて、はなれなくなっちゃったらいいのに。って、何柄でもないこと考えてんだろ、あたし・・・。この服のせいだな・・・。きっと。)

 

純「って聞いてんのか?武元。」

 

うるか「ひゃいっ!!!」

 

純「どうかしたか?」

 

うるか「あ、あははっ。なんでもない、なんでもないからあははっ!!」

 

そして、2人は本屋を後にした。

 

うるか(イカンイカン。レーセーにならないと!あたしと純がカップルに見えるはずない。)

 

店員「こちらカップル限定でーす!豪華賞品多数用意してますよー!ラインナップはこちらー!さーさー、カップルの皆様いかがですか?」

 

すると純が、

 

純「な!?あれは前から欲しかった、斉藤○巳モデルのグローブじゃん!?マジかっ!!こんなお宝、そうそう簡単に手に入れらんねーぞ。」

 

うるか(『カップル限定』。カップルだと安く買えるのかな?)

 

武元は純の手を取り、

 

うるか「行こっ、純!」

 

純「えっ!武元!!」

 

うるか「ほ、ほらあたし達ちょうど男女だし?カップルって言い張りゃなんとかなるっしょ!」

 

純「え・・・、でもお前いいのかよ?俺とカップル役なんて・・・。」

 

うるか「あ、当たり前じゃん!あたし、そういうのぜんっぜん気にしないし・・・。」

 

純「わるい、じゃあ頼むわ。」

 

 

そして、

 

店員「さぁー、今年も始まりました!カップル限定お姫様抱っこ大会!!最後まで残った最も愛の深いカップルには・・・、豪華賞品が贈られるぜーっ!!」

 

純(んだこの大会・・・。つーか今年もってことは、これ去年も一昨年もやってたってこと!?)

 

うるか(近い!!嬉しい!恥ずかしい!!でも、何より・・・、最近また筋肉ついちゃったし・・・、『この筋肉女重い』とか思われたら・・・どうしよう!!!)

 

店員「おーっとぉ、次々脱落していく!!最後に残るカップルは誰だー!?」

 

うるか(純に重いとか思われたら、あたし、生きていけないッッ!!)

 

純(こんくらいヨユーだけど、これいつになったら終わるんだよ!!武元はどう思ってるのか・・・、!)

 

すると、純が武元の様子を見たら、泣いているのに気づいた。

 

純(武元・・・お前、泣くほど我慢してくれていたのか!!ならば、負けるわけにはいかねーなー!!)

 

うるか(うわああああん、あと汗臭いとかおもわれちゃったらどうしよォォォ!!)

 

純(ゼッテー勝つからな、武元ォォォ!!)

 

そして、純と武元のペアが優勝したのであった。

 

 

その帰り道・・・、

 

 

純「・・・なんか悪かったな、武元。」

 

うるか「へ?何が?」

 

純「いや、その・・・、お姫様抱っこ、泣くほど恥ずかしかったんだろ?」

 

うるか「・・・なんか、さっきの衝撃で、そういうのマヒしちゃったかも・・・。」

 

純「え!?」

 

うるか「それより、このグローブ、斉藤○巳っていう選手のモデルなんだって?」

 

純「ああっ!俺が野球を始めたきっかけでもある選手だよ。俺、この人がいなければ、野球を始めてなかったし、むしろ野球を好きになってなかったかもしれないんだよ。」

 

うるか「そうなんだ!?」

 

純「ああっ!!背も高くてイケメンだし、投げるボールもヤバくて、何よりバッターを打ち取った時の雄叫びがメッチャカッコいいんだよね!!」

 

うるか「へぇー。(いつもより饒舌だ・・・)今でも現役なの?」

 

純「いや、この人怪我、特に肩の怪我に苦しんで、18年のプロ生活だったんだけど、表舞台で活躍できたのは、4年間だけだったから、もう引退しちゃったよ・・・。」

 

うるか「そうなんだ・・・。(純、なんか寂しそう・・・。そんなに好きな選手だったんだ・・・)」

 

純「でも、この人のファンになったことは全く後悔してねーよ。だから、いつかこの人みたいに、いろんな人を魅了する選手になりたいんだ!!」

 

うるか「そっか!!ガンバってね!!(この純、なんかカワイイ・・・///)」

 

純「ああっ!!」

 

うるか「そうだ。ねぇ、純。今日のあたしさ、お姫様みたいじゃない?」

 

うるか「こ・・・、このカッコ、似合って・・・ないかな・・・?」

 

純「に、グフゥ!!なにすんだ武元!!」

 

うるか「あ、あはは。やっぱいいや!純の感想なんて、別にどうでもいいしっ!じゃあねっ!」

 

純(・・・?なんだ?)

 

純(でも、恥ずかしくて最後まで言えなかったな・・・、似合ってたって・・・。)

 

そう思っていた純であった・・・。

 

 

 

その翌日・・・

 

 

川瀬「なにィィィ、お姫様抱っこされただって!?そんな女子の憧れ第3位をいきなり!!何があった!?」

 

海原「今夜は赤飯だー!!!」

 

うるか「だから、声でかいって!」

 

 

そんなやりとりをしていた3人であった。




投稿できました。

いやぁ、お姫様抱っこの豪華賞品、ムリしたかな(汗)

こうしたきっかけは、主人公が野球をやっているのと、僕自身、野球は素人ですが、野球を好きになったきっかけが、2003年に20勝を挙げ一気にブレイクした斉藤○巳選手がきっかけでしたので、それを使いました。

なので、個人的には悔いはありません!!

次回は、古橋のダイエット話か、そのまま一気に球技大会に行くか、非常に迷ってます・・・。あっ、でも、関城を登場させないと・・・。

ゆっくり考えてみます。

長文ですいません。では、また!!
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