一ノ瀬学園女子水泳部部室
海原「えーっ!?嘘でしょ、うるか!」
川瀬「あんたまだ告白してないの!?」
うるか「ちょ・・・、声でかいって!」
海原「一体何年越しの恋よ。」
川瀬「どんだけ乙女なわけ、あんた・・・。つーか、頭撫でてもらってるんだから、もう付き合ってるのかと・・・。」
うるか「もう、どうだっていーじゃん、うっさいなーっ!!」
すると、
海原「困ったもんですなー、川瀬隊員。」
川瀬「まったくですな、海原隊員。」
うるか「また筋肉ついたかなー?」
海原「ねーねー、うるか。」
うるか「ん?」
川瀬「部活終わったら、ツラ貸しな。」
そして部活が終わった後、3人はレディースファッションにいた。
川瀬「ホラうるかー。」
海原「恥ずかしがらずに出てきなって。」
すると試着室にいる武元は、
うるか「ムリ。ムリムリムリ!!こんなんあたしに似合うわけないじゃん!」
恥ずかしがって出てこなかった。
海原「んなことないってばー。」
うるか「んなことあるよー!やっぱもう脱ぐ!!」
川瀬「いーからカンネンして出てきやがれ!!」
渋る武元にイライラした2人は、試着室のカーテンを開けた。すると、
うるか「ひゃっ!!」
いかにも、お姫様みたいな可愛らしい姿をした武元がそこにいたのであった。
うるか「う~っ。」
川瀬「・・・うん。もういいから、それで安達に迫ってこい。」
海原「それな。」
うるか「迫・・・ッ!?」
川瀬「すみませーん、これ買いまーす。」
うるか「ああ、ちょ!!」
海原「制服は預かっとくねー♪」
うるか「ええーっ!?」
海原川瀬「「じゃっ。」」
うるか「ちょちょちょ、ちょっとー!」
仕方なく、武元はその格好のまま、店を出たのであった。
うるか(うう~、こんなカッコ、どう考えてもあたしの柄じゃないじゃん!!もしこんなトコ、純に見られたら・・・。)
すると、
純「あれ、武元?」
うるか「ひぃ!?」
純「こんなところでどーしたんだ?」
うるか「へっ、あの、その、さ、参考書買おうと思って、それで・・・。」
純「あぁ、だったら付き合おっか?つっても、俺もちょうど本屋に寄ろうと思ってたトコだし。」
うるか「はっ?」
そして、2人で本屋に入った。
純「うーん、これか、いやしかし・・・。成がいたら分かるんだろうけど・・・。」
うるか(な、なんでこんなことに?このカッコのこと、純はどう思ってるのかな・・・?)
すると、1枚のポスターに目が入った。
うるか「あっ・・・。」
回想
うるか小学生『うるかねー!大きくなったらお姫様になりたい!』
少年A『はー?何言ってんだよー。』
少年B「全然似合ってねーっての!』
少年C『それより高オニしよーぜ!』
回想終了
うるか(『似合ってない』、『柄じゃない』って、こういうの諦め始めたのって、いつからだっけなー。)
すると、
純「武元、これなんかどうだ!?」
うるか(近い!!)
純「成ほど分析できたか分かんねーけど、英単語・熟語やるなら多分これが良いと思う。」
うるか(耳元吐息!!ひゃあああっ!!)
子供「ママー、カップル!!」
うるか「!」
母親「コラ!指さすんじゃありません!」
うるか(カップルって・・・、あたし達って今・・・、恋人同士に見えるん・・・!?)
うるか(肩・・・、当たってる・・・。あったかい・・・。このまま・・・、このままくっついて、はなれなくなっちゃったらいいのに。って、何柄でもないこと考えてんだろ、あたし・・・。この服のせいだな・・・。きっと。)
純「って聞いてんのか?武元。」
うるか「ひゃいっ!!!」
純「どうかしたか?」
うるか「あ、あははっ。なんでもない、なんでもないからあははっ!!」
そして、2人は本屋を後にした。
うるか(イカンイカン。レーセーにならないと!あたしと純がカップルに見えるはずない。)
店員「こちらカップル限定でーす!豪華賞品多数用意してますよー!ラインナップはこちらー!さーさー、カップルの皆様いかがですか?」
すると純が、
純「な!?あれは前から欲しかった、斉藤○巳モデルのグローブじゃん!?マジかっ!!こんなお宝、そうそう簡単に手に入れらんねーぞ。」
うるか(『カップル限定』。カップルだと安く買えるのかな?)
武元は純の手を取り、
うるか「行こっ、純!」
純「えっ!武元!!」
うるか「ほ、ほらあたし達ちょうど男女だし?カップルって言い張りゃなんとかなるっしょ!」
純「え・・・、でもお前いいのかよ?俺とカップル役なんて・・・。」
うるか「あ、当たり前じゃん!あたし、そういうのぜんっぜん気にしないし・・・。」
純「わるい、じゃあ頼むわ。」
そして、
店員「さぁー、今年も始まりました!カップル限定お姫様抱っこ大会!!最後まで残った最も愛の深いカップルには・・・、豪華賞品が贈られるぜーっ!!」
純(んだこの大会・・・。つーか今年もってことは、これ去年も一昨年もやってたってこと!?)
うるか(近い!!嬉しい!恥ずかしい!!でも、何より・・・、最近また筋肉ついちゃったし・・・、『この筋肉女重い』とか思われたら・・・どうしよう!!!)
店員「おーっとぉ、次々脱落していく!!最後に残るカップルは誰だー!?」
うるか(純に重いとか思われたら、あたし、生きていけないッッ!!)
純(こんくらいヨユーだけど、これいつになったら終わるんだよ!!武元はどう思ってるのか・・・、!)
すると、純が武元の様子を見たら、泣いているのに気づいた。
純(武元・・・お前、泣くほど我慢してくれていたのか!!ならば、負けるわけにはいかねーなー!!)
うるか(うわああああん、あと汗臭いとかおもわれちゃったらどうしよォォォ!!)
純(ゼッテー勝つからな、武元ォォォ!!)
そして、純と武元のペアが優勝したのであった。
その帰り道・・・、
純「・・・なんか悪かったな、武元。」
うるか「へ?何が?」
純「いや、その・・・、お姫様抱っこ、泣くほど恥ずかしかったんだろ?」
うるか「・・・なんか、さっきの衝撃で、そういうのマヒしちゃったかも・・・。」
純「え!?」
うるか「それより、このグローブ、斉藤○巳っていう選手のモデルなんだって?」
純「ああっ!俺が野球を始めたきっかけでもある選手だよ。俺、この人がいなければ、野球を始めてなかったし、むしろ野球を好きになってなかったかもしれないんだよ。」
うるか「そうなんだ!?」
純「ああっ!!背も高くてイケメンだし、投げるボールもヤバくて、何よりバッターを打ち取った時の雄叫びがメッチャカッコいいんだよね!!」
うるか「へぇー。(いつもより饒舌だ・・・)今でも現役なの?」
純「いや、この人怪我、特に肩の怪我に苦しんで、18年のプロ生活だったんだけど、表舞台で活躍できたのは、4年間だけだったから、もう引退しちゃったよ・・・。」
うるか「そうなんだ・・・。(純、なんか寂しそう・・・。そんなに好きな選手だったんだ・・・)」
純「でも、この人のファンになったことは全く後悔してねーよ。だから、いつかこの人みたいに、いろんな人を魅了する選手になりたいんだ!!」
うるか「そっか!!ガンバってね!!(この純、なんかカワイイ・・・///)」
純「ああっ!!」
うるか「そうだ。ねぇ、純。今日のあたしさ、お姫様みたいじゃない?」
うるか「こ・・・、このカッコ、似合って・・・ないかな・・・?」
純「に、グフゥ!!なにすんだ武元!!」
うるか「あ、あはは。やっぱいいや!純の感想なんて、別にどうでもいいしっ!じゃあねっ!」
純(・・・?なんだ?)
純(でも、恥ずかしくて最後まで言えなかったな・・・、似合ってたって・・・。)
そう思っていた純であった・・・。
その翌日・・・
川瀬「なにィィィ、お姫様抱っこされただって!?そんな女子の憧れ第3位をいきなり!!何があった!?」
海原「今夜は赤飯だー!!!」
うるか「だから、声でかいって!」
そんなやりとりをしていた3人であった。
投稿できました。
いやぁ、お姫様抱っこの豪華賞品、ムリしたかな(汗)
こうしたきっかけは、主人公が野球をやっているのと、僕自身、野球は素人ですが、野球を好きになったきっかけが、2003年に20勝を挙げ一気にブレイクした斉藤○巳選手がきっかけでしたので、それを使いました。
なので、個人的には悔いはありません!!
次回は、古橋のダイエット話か、そのまま一気に球技大会に行くか、非常に迷ってます・・・。あっ、でも、関城を登場させないと・・・。
ゆっくり考えてみます。
長文ですいません。では、また!!