純「ぬぉぉぉぉ。武元あと何分だ!?」
うるか「あ、あと40分!!大丈夫、純!?」
純「おうっ、全然ヨユー!ゼッテー追いついてやるからな!」
うるか(何故こんな事態になっているかというと・・・、話は数日前に遡るー・・・。)
数日前
古橋「あれっ、唯我君・・・。お昼ご飯それだけ?」
うるか「夏服リズりんー♡」
緒方「あつくるしい。」
成幸「ん?ああ。今日から4日間、妹の水希が部活で遠征しててさ。弁当無しなんだよ。」
古橋「わぁ・・・、大変だね・・・。それと安達君・・・。凄いお昼の量だね・・・。」
純「ん?ああ、俺ら野球部はこれくらいフツーだよ。つーか、今合宿中だから、もっと食わねーといけねーんだよ。」
古橋「そ、そうなんだ・・・。」
古橋は、純の昼の量に驚いていた。
純「つーか成。マジそれだけって、腹持つの?」
成幸「パンの耳、美味いぞ。」
純「いや、そう言う意味で言ったわけじゃねーから・・・。」
古橋「うん。それだけってのはちょっと・・・。」
成幸「てか純なんかさぁ、授業中なんかたまに腹鳴るよな。」
純「お前、聞いてたのかよ!あれは単純に腹減っただけだっつーの!」
成幸「昼休みあんだけ食ってるのにか!?」
その時武元は、純の会話を聞いて何を思ったのか、ちょっと考え事をしていた。
緒方「あの・・・、武元さん。いいかげん離してください。武元さん?」
緒方を無視して・・・。
翌日・・・
ピピピピ
ぺしっ
うるか「・・・う、うー・・・。ううううう。うおっりゃーっ!!気合いだ気合いー!!」
そう言って起きた武元は、キッチンに向かって弁当を作った。
その様子を見た母親は、
うるか母「ちょっとうるか。あんたが早起きして自分で弁当作るなんて・・・、一体どういう風の吹き回し?いつもギリギリまで寝てるくせに・・・。」
うるか「えっ!?あはは。なんか今朝はすっごい目冴えちゃって!!」
その様子を見ていたうるかの母親は、
うるか母「・・・純君、喜んでくれるといいわね。」
それを聞いた武元は動揺して、
うるか「なっ、なんの話してんのさ、ママっ!!」
うるか母「なんの話だと思ったの?」
うるか「もーっ、気が散るからあっち行ってて!!」
そして学校
うるか(・・・喜んで・・・、くれるかな、純・・・。)
妄想中
純『こんな美味い弁当を俺のために!?うるか!これからも一生弁当を作ってくれないか!』
うるか『もーっ、しょうがないなぁっ!』
妄想終了
ぽわぽわ
うるか「一生・・・♡」
すると、教室に入ろうとする純を見つけた武元は、
うるか(あっ、純いた!)
うるか「おーい・・・」
しかし、
うるか(はッ!!ちょっと待って、武元うるか!!)
うるか(も・・・もしも『手作り弁当重い』とか思われたら・・・、あたしもう生きていけないッ!!!どどどどうすれば・・・。)
その時教室の中から、
純「おぉーっ!!お前らマジか!食っていいの!?」
成幸「い・・・い・・・い、いいのかよ。おまえらこんな・・・。」
小林「困った時はお互い様っしょ!純ちゃんなんか、特に食べる量多いし。」
大森「次のテストのヤマ、頼んだからな!!」
小林と大森が純と成幸に昼飯を分けて貰っていたのであった。
うるか「げふっ!」
くら・・・っ
うるか(あ・・・、明日こそ・・・ッ!!)
また翌日・・・
うるか(今日の昼、成幸は自習してるから純も一緒にいるはず!友達からの差し入れはないはずだよね!)
バンッ
うるか「たのもー!」
しかし、
純「マジか!これ食っていいの!?」
成幸「い・・・い・・・い、いいのかよ。お前らこんなっ!!でもなんでここに!?」
緒方「いえ・・・。私達もちょうど今日はここで自習しようと・・・。おかわりもあります。」
純「おっ!じゃあそこに置いといて!それも食うから!」
古橋「おなかすいてると思って、お菓子一杯持ってきたよぉ!一緒に食べよ!!」
純「俺はアスリートだからお菓子はちょっと・・・、成、食いなよ。」
成幸「おうっ!ありがとな!!」
今日は古橋と緒方が、純と成幸に差し入れを貰っていたのであった。
うるか「ごっぱぁ!」
3-D教室
純の分の弁当も食べていた武元は、
川瀬「うるか・・・。なんで2日連続でお弁当2つ食べてるわけ・・・?」
うるか「いいの、ほっといて!体作ってんの!!」
海原「まぁ、いいけど・・・。」
うるか(野球部の合宿最終日は明後日。その日は練習試合。つまり、明日がラストチャンス!)
はたまた翌日挑戦最終日・・・
武元は購買部にいた。
うるか(今日、純は数量限定の一回り大きいイクラのおにぎり買うために・・・、誰よりも早くこの購買に来るはず!そのタイミングに偶然を装いつつすかさずお弁当を渡せば万事オッケー!)
すると、
純「あれっ、武元じゃん。何してんだ、こんな所で。」
うるか「わあああ、純!ぐぐぐぐうぜーん!!」
その時、武元は咄嗟に後ろのトレイにカバンを置いてしまったのである。
純「ああ、お前も何か買いに来たの?じゃあ俺、一回りでけーイクラのおにぎり買ってくるから・・・」
うるか「わーっ、待って待って!!」
純「なんだよ、早く行かなきゃ売り切れちゃうじゃん。」
うるか「だ、だから、えっとえっと・・・。」
配送員A「うーす。」
うるか「ほ、ほら、もっといいものがそこに・・・っ。」
すると武元は、自身のカバンが入ってるトレイが配送員に回収されているのを見たのであった。
配送員B「これで全部っすねー。」
配送員A「早く帰りてー。」
そして、そのままトラックに積まれたまま発車してしまったのである。
うるか「ギャーッ!!あたしのカバンーッ!!」
純「えええ!?あ・・・、あの配送トラックなら毎日来るはずだから、連絡すりゃ明日には届けてくれると思うけど・・・。」
うるか「・・・そっか。たはは、明日じゃもう、なんの意味もないんだけどなァ・・・。まっ、しょーがないか・・・。あたしらしいっちゃらしいオチだよね。はは。」
その様子を見ていた純はある決意を固めた。するとそこへ、
小林「純ちゃーん。あのイクラのおにぎり買っといたよー。最後の1コだったよ。後成ちゃんのパンの耳も。」
小林がいいタイミングで来て、チャリ通だったのを思い出した純は、
純「こば!お前確かチャリ通だったよな!」
小林「え!?う、うん・・・?」
そして、現在に至る・・・
うるか「うぇええ!?ちょっと純、授業は!?」
純「昼休みは50分ある!!昼休み中にはゼッテー戻る!あのトラックは、一度配送センターを経由したあと、高速乗って他県に出ちまう。そうなったらお手上げだ。ショートカットして、配送センターに先回るしかない!」
うるか「な、なななんで!?なんで純がそこまで・・・。」
純「なんか知らねーけど・・・、大事なもん入ってるんだろ、あのカバン!それに・・・」
純(お前があんな顔してたらそりゃ・・・。)
うるか「それに?」
純「なんでもねーよ!しっかりつかまってろよ!」
うるか「えーっ!!気になるんだけどー!!」
そして、
うるか「大丈夫?キツかったら代わるよ?」
純「大丈夫!俺の体力、知ってるだろ!」
その時、純の背中が汗だくになっていることに気付いた武元。
純「あ・・・、悪い。汗だくで気持ち悪いよな・・・。あんまくっつかねー方が・・・。」
すると、
うるか「ばか。今手離したら、危ないっしょ。」
そう言って、純にくっついた武元。
うるか(心臓の音・・・凄い。純とあたし、同じくらい・・・。ヤバイって、こんなにくっついてたらバレちゃう・・・。もう・・・、それでもいいかも・・・。)
すると、
純「見えたぞ!」
うるか「!」
純「あの配送センターだ!」
しかし、
配送員C「えっ、そのトラックならちょうど今さっき出てったトコだよ。今頃もう高速乗ってるんじゃないかなぁ。」
純・う((間に合わなかったー!!))
ずどーん・・・
純「わ・・・悪い武元・・・。間に合わなかったわ・・・。」
うるか「ううん。もういいんだ。ありがとね、純。」
うるか(あの背中の汗だけでもう充分。)
純「もういいって、お前・・・。」
すると、
配送員D「まだ積み込むのありますか。」
配送員E「あ、あっちの全部頼む。」
配送員D「さっきのトラックが置いてった荷物っスね。あれ?なんだこのカバン。」
配送員達のやり取りに振り向いた純と武元は、探していた鞄を見つけ、
純・う「「ああああああああ、あったーッ!!!」」
配送員D「うわっ、なになに君達!?」
何とか解決したのであった。
純「ホント良かったな、見つかって。他の車に積み替えるギリギリだったってさ。危なかったよなー。」
すると、
グー
純「あー、腹減った。そういや今日、メチャクチャ腹減ってたから、1時間目終わった後の休み時間に食っちまったんだった。だからイクラのおにぎり買おうとしてたんだった。こばが買えたって聞いたからそれ食お・・・」
うるか「やだ。」
純「へっ!?」
武元が、純に弁当を渡した。
うるか「おにぎりならさ、また今度にしてよ。ホラこっち・・・、そんなにもたないし、ダメ・・・?」
純「お前まさかこれ・・・。」
うるか「ちちち違うからっ!!たまたま!!テキトーに作ったらたまたま多くなっちゃっただけってゆーか・・・。ム・・・ムリに食べてくれなくてもぜんぜんいいってゆーか・・・!」
それを見た純は、
純「サンキュー、武元。」
そして、
純「うわっ!マジこれうっめぇ!」
うるか「ほっほんとっ!?あのねあのねっ、そのドライカレーは、午後の練習でも集中力出せるようにカルダモンたっぷりで・・・。こっちのオクラと鶏肉の酢醤油炒めは、消化を助けて、疲労回復が出来るの!それからそれから・・・」
聞いていた周りの人達は、
おじいさん(青春じゃのぅ・・・。)
子供「ママー、カップル!」
母親(全然テキトーじゃないわね・・・。)
主婦「いーなあ。」
それぞれ色んな思いで聞いていたのであった。
その後、
川瀬「で?安達に無事弁当渡せたわけ?」
うるか「ななななぜそのことを!?」
海原「バレてないと思ってたんだ・・・。」
そんなやり取りをしていたのであった。
投稿できました。
今回は、武元が弁当を作ってくれていたお話を投稿しました。
これ、アニメでやってたら面白そうだったんだけどなぁ・・・(笑)
まぁ、放送するかどうかはテレビ関係者?が決めるからしょうがないか。
原作をアレンジしましたので、違和感あったらお許しください(土下座)
おにぎりですが、イクラのおにぎりにしたのは、個人的に好きなおにぎりの1つであるからです(笑)
後、東海大相模の門馬監督が、今夏限りで勇退すると聞いて、衝撃が走りました。
僕自身、神奈川県民であるので、ニュースを見た瞬間、「えっ!?」って声が出てしまいました。
でも、健康上の理由であったらしょうがないかと思い、少しずつ受け入れております。とはいえ、まだ立ち直れてないですが・・・。
しかし、22年間で春8回、夏4回の甲子園出場、春夏合わせて優勝4回(春3回、夏1回)、準優勝1回を達成し、東海大相模を復活させた手腕は本当に素晴らしかったです!
最後の夏、相模の選手もそうですが、頑張って下さい!!全力で応援します!!
毎度毎度長くなってしまい、大変申し訳ありません。
では、また!!