古橋「りっちゃんとうるかちゃんの成績が落ちた理由?なんでそれをわたしに・・・?」
成幸「いやだって・・・、古橋ってホラ、心の機微とか聡そうだしさ・・・。なんか最近ギクシャクしてる気がして・・・、俺なんかしちまったのかなぁ・・・。」
その問いに古橋は、
古橋(困ったなぁ・・・。『りっちゃんは唯我君のことが、うるかちゃんは安達君のことが好きだからだよ』なんて言えないし。でもどっちも応援したいし・・・。)
そう思っていたのだが、すぐに顔を上げ、
古橋「唯我君。これはねきっと・・・、『女心』という教科の練習問題なんだよ!」
成幸「練習問題!?」
古橋「だから自分で解かないと!」
成幸「ふ・・・、古橋師匠!!」
そんな話をしていたのであった。
女子水泳部部室
うるか「結局純・・・、好きな人いるんだかいないんだか・・・。」
海原「あーなんか最近ウワサになってたねー。それで部活にも身が入ってなかったんだー。」
川瀬「聞けばいいだろ、本人に。」
うるか「ムリだよ、ムリムリ!キスのこと聞くだけでも死にそーだったんだからっ!!」
海原「まーまーうるか。安達君に好きな人がいようといまいと・・・。」
川瀬「力ずくでアンタに夢中にさせればいいだけのこと!」
うるか「えっ!?」
海・川「「私達にまかせな、うるか!」」
うるか(あ、あれェ!?なんかデジャヴ・・・!?)
放課後
女子A「じゃーねー!」
女子B「明日ねー!」
女子C「後で連絡するねー!」
女子A・B「「はいはーい!」」
純(今日、夏の予選の組み合わせが決まった・・・。それまでに、今やれることを精一杯やっていこう・・・。)
その時、
うるか「じ、純!」
純「ん?」
うるか「今日、練習休み?なら、い・・・っ、一緒・・・、帰んない・・・?」
武元が純に話しかけたのである。胸元第2ボタンを開け、スカート3センチ詰めの状態で・・・。
うるか(って、言われた通りにしてみたけど、こんなん恥ずかしすぎるよーッ!!)
純「おう、良いぜ!帰ろ!」
うるか(でも・・・、どうしても純にドキドキしてもらいたいもん・・・。絶対、距離縮めてやるかんね・・・!)
そして、2人は一緒に帰ることになった。
帰りの道中、
純「なぁ、武元。」
うるか「えっ!な、何!」
純「いや、最近調子はどう?」
うるか「う、うん。ボチボチかな。」
純「そっか・・・。」
うるか「そういう純は?」
純「ああ、俺の方は、まあまあかな。最近新たな取り組みしてるし。」
うるか「えっ、何の?」
純「球速アップの取り組み。」
うるか「へえ。あっ、じゃあ、この前の学習強化合宿でやってたのって・・・。」
純「ああ、そうだよ。そのためのフォーム固め。」
うるか「へえ。具体的にどんなの?」
純「えっと・・・、例えば、普通のピッチャーだったら、プレート使う時って、プレートの横に足を置いてるんだよ。こんな風に。」
そう言って、純は手でそれを見せた。
うるか「うん。」
純「でも俺は、このプレートをこういう風に引っかけてんだよ。そうすれば、プレートを強く蹴れるから、前に力がスムーズに行って球速がアップすんだよ。」
うるか「そういや純って、入学当初は135キロでその頃から速かったけど、去年の夏頃、148キロまで一気に上がったよね。それって・・・。」
純「ああ。それを実践したからだよ。そっから投げやすくなったよ。」
うるか「そうだったんだ!」
純「それはもう去年からやってるからいいんだけど、メインは、今までの俺は、投げ終わった後、この前足が三塁の方向にステップバックしてたんだけど、これをそうせずに、出来るだけ安定させたいんだ。これが出来れば、コントロールも良くなるし、それと同時に利き腕の遠心力が掛かりやすくなるから、球速がアップしやすくなるんだよ。」
うるか「(やっぱり純は、野球のことになると饒舌だな・・・。)へえ!もしそれがものになったら、日本一に近くなるね!頑張って!」
純「ああ!」
そうして、2人は野球や水泳だけでなく、それ以外の面白かったことを喋ったりしたのであった。すると、
純「そういや、この近くに学業成就の御利益の高い神社があるんだよ。寄ってかね?」
うるか「うん、いいよ。行こう!」
そうして、2人はその神社に寄ったのである。
楓月神社
純「着いた。此処だよ。」
うるか「へえ。」
その時武元は、ある言葉に注目していた。
うるか(恋愛成就!!これはますますお参りしないと!!)
ガランガラン
パンパン
純(成のVIP推薦とれますように!!あいつら全員志望大学に合格出来ますように!!甲子園出場して、日本一に・・・ってこれ学業じゃねーや。じゃあ、好きな人と一緒にいれますように!!)
すると、
うるか「むーっ、むーっ、むーっ、むーっ。」
隣で武元が真剣にお参りしていたので、
純(ずいぶん熱心だな・・・。)
と思っていた。その時、
ザーッ
うるか「きゅ・・・、急に何コレーっ!?」
純「うわっ!?マジかよ!?」
突然雨が降ったのである。
純「こりゃ・・・、しばらく止まねーな・・・。」
うるか「最近雨多いよね。」
純「しゃーねーよ。6月だから。」
うるか「6月めー。ふわぁ。」
純「そういや必死にお参りしてたけど、志望大学合格でも祈ってたのか?」
うるか「あー・・・。そっち忘れてた・・・。恋愛成就。好きな人にドキドキしてもらえますようにって、それしか考えてなかったや・・・。」
そう言って、武元は横になったのであった。
純「え・・・、寝たのか・・・?」
純(つーか、無防備すぎだろ!てゆーかこいつ・・・、今なんつった!?好きな人って・・・、そのままの意味だよな。誰だ!?)
一方、
うるか(海っち、川っち・・・。こ・・・、これでいいんだよね!?)
寝たふりをしている武元は、海原と川瀬で決めた作戦を実行していたのであった。
回想
海原「おう!名付けて・・・、『二人っきりになったら無防備寝たふり大作戦』!!」
川瀬「これで落ちない男子はいないって!」
回想終了
うるか(ううう。恥ずかしくて目ぇ開けられないよぅ・・・。でででも頑張る・・・!)
すると、
うるか(あ・・・っ、頭・・・、気持ちいい。時々純に頭撫でてもらってるから、もしかして・・・。)
そう思っていたのだが、
ペロ・・・ッ
うるか(・・・ってえぇええぇ!?い、今ペロッって!ちょ・・・、ちょっと純ってば・・・。い・・・ッいくらなんでも大胆すぎない!?)
うるか「ダ、ダメエエェ!!これ以上は心の準備が・・・ッ。」
しかし、
猫「な~ご。」
これまでのことは全て猫がやっていたのであった。
帰り
うるか(・・・はぁ。自信なくなっちゃうな。あたしって魅力ないんかなぁ。)
しかし純は、武元のある一点を気にしていたのであった。
うるか「ん?どしたん純?」
すると、純は目を逸らし、
純「いや、どうしたっつーかお前、胸元が・・・。」
そう言った。その様子を見た武元は、純に近づき、
ドクンドクンドクン
うるか「純・・・、ドキドキしてる。」
純「し・・・、しゃーねーだろ!そんなっ、無防備なカッコで近づかれたりしたらそりゃ・・・。・・・わりい。つーか・・・、だからさ・・・、お前もそういうカッコ・・・、好きな奴の前以外ではやめろよ。危ねーだろ。」
うるか(好きな奴の前以外では。)
うるか「・・・うん。そうするね。」
そう言って、武元は純に綺麗な笑顔を浮かべたのであった。
後日・・・
海・川「「おおっ!!」」
海原「手応えアリ!?」
川瀬「じゃあもう3センチスカート詰めるか。」
うるか「もうヤダってば!!」
一方、
純「よう、成。古橋。」
成幸「ああ、純か。」
古橋「安達君。」
純「武元の今度の小テスト、どうだったの?」
成幸「これなんだけど・・・。」
純「どれ・・・って、いきなり上がったな!」
成幸「そうなんだよ。どうなってんだマジで・・・。」
純「この前あいつと一緒に帰ってからだな。」
成幸「先日武元と一緒に帰ったんだ。」
純「ああ。一緒に神社にお参りに行ったりな。」
古橋「そーなんだー。」
古橋(・・・うるかちゃん、カワイイなぁ・・・。)
と何かを察した古橋なのであった。
投稿できました。
今回は、前回予告した通り、神社でのイベントを投稿しました。
上手くアレンジできたか分かりませんので、違和感あったらお許しください(土下座)
主人公の球速アップの練習ですが、とあるYouTubeチャンネルを見て、投稿してみました。
これを見て、2018年、2019年のサイヤング賞投手の凄さを改めて知りました。
つーか、今の成績も凄いか・・・。
次回は、まだ決めておりませんので、ゆっくり考えてみます。
では、また!!