人魚姫と野球小僧   作:ホークス馬鹿

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21話です。


21話

一ノ瀬学園野球部グラウンド

 

 

 

 

数日前、夏の予選の開会式があり、現在1回戦が行われている。一ノ瀬学園は第1シードのため、2回戦からのスタートであり、現在その為の調整をしているところである。

 

マネージャーA「最近差し入れの数がスゴイですね。今日も3ケースいただきました。」

 

マネージャーB「毎年このくらいの量は届けられるのよ。」

 

マネージャーC「ウチのOBは、甲子園で戦った人もいるから。」

 

マネージャーD「でも今年は、去年より多い気が。」

 

マネージャーB「そうね・・・。」

 

マネージャーB(去年の夏の甲子園で準優勝したから、今年こそはの期待。その分、選手のプレッシャーも相当だと思うわね・・・。)

 

その時、マネージャーはそう思いながら練習を見ていた。

 

 

 

 

練習後のミーティング

 

 

 

 

彼らの初戦の相手が決まったので、そのミーティングが行われている。

 

西辺「向こうは先に1勝をあげ、勢いがついてるはずだ。油断だけは絶対に出来ん。どんな相手だろうと全力で挑め。そうすれば、自ずと勝利はついてくる!!」

 

部員「「「はいっ!!」」」

 

西辺「初戦の先発だが・・・、小暮、お前に任せる。」」

 

小暮「はい!」

 

初戦の先発は、純と同学年の小暮に決まった。

 

西辺「そして安達、お前はセンターだ。初戦と3回戦はお前を温存する予定だ。しかし、いつでも行ける心構えだけはしておけ。」

 

純「はい!」

 

そして、翌日の試合に備えたのであった。

 

 

 

 

翌日、野球場

 

 

 

 

先攻は一ノ瀬学園。1番がセンター前で塁に出て、2番の送りバントで一死二塁となって、

 

ウグイス『3番センター安達君。センター安達君」

 

純の名前が呼ばれた。純は右打席に入って、バットを構えた。

その威圧感に相手ピッチャーは萎縮し、初球の球が甘く入ってしまった。それを逃す純ではなく、

 

純「もーらった。」

 

そう言って、バットを振った。そのまま打球は高々と上がり、バックスクリーンやや右に叩き込む、先制2ランを打ち、純は一塁を回って人差し指を掲げたのであった。

 

吉田「ナイスバッティング。」

 

純「ああ、続けよ。」

 

吉田「ああ。」

 

そう言って、吉田も右打席に立ち、後もう少しでホームランという打球を放ち、二塁打を放った。

 

一ノ瀬学園は、初回だけで8点も取り、そのまま勢いに乗って、最終的に21-0の5回コールドで快勝したのであった。

 

続く3回戦も純は投げず、先発は2年の佐藤。

この日も打線は好調で、17-0の快勝であった。

 

 

 

 

その数日後、

 

 

 

 

一ノ瀬学園野球部グラウンド

 

 

 

 

カキーン、カキーン、カキーン

 

次の日の4回戦に備えて、ナインは練習をしていた。

 

記者A「おおー、凄い・・・。」

 

記者B「見てて気持ちがいいですね・・・。」

 

記者C「やはり2試合連続で大量得点しただけのことはある。」

 

記者D「相手にとっても脅威でしょうな。」

 

記者A「まっ・・・、今日のお目当ては、安達君だからな。ブルペンに行くか。」

 

その言葉に、他の記者も続いてブルペンに向かったのであった。

 

 

 

 

 

ブルペン

 

 

 

 

純「野口、座って。」

 

野口「おう!」

 

その時、ブルペンにいた記者達がカメラを構えた。すると、セットポジションで上から投げ下ろすフォームから、伸びのある真っ直ぐが投げられた。

 

記者A「・・・良いボールだ。」

 

記者B「相変わらず惚れ惚れする綺麗な縦回転の真っ直ぐだな。」

 

記者C「野手として試合に出ているが、まだ投手としてマウンドに上がっていない。しかし、調子は良いようだ。」

 

記者D「夏場に上がるタイプだからなぁ・・・。」

 

それぞれ色々な事を言っていたのであった。

 

 

 

練習後、

 

 

 

西辺「明日の先発は、河合。お前に任せる。安達は変わらずセンターでスタメンだが、明日は調整のため、1イニング投げて貰うぞ。」

 

純「はい!!」

 

西辺「明日も30度を超えるようだから、自主練は程々に。睡眠もしっかり取るように。解散!」

 

部員「「「したぁ!!」」」

 

 

 

 

翌日、

 

 

 

 

その日は土曜日で尚且つ夏休みであったため、多くの野球ファンが集まっていた。

その中に、

 

うるか「いやぁ、暑いねー。」

 

古橋「そうだねー。」

 

成幸「今日も30度超えらしいしな。マジ水分補給はしっかりしないとな。」

 

うるか「そうだねー。」

 

緒方「ところで、安達さんはどこでしょうか。」

 

成幸「ほら、あそこにいるぞ。」

 

そう言って、成幸は純のいるところに指を指した。

 

古橋「ホントだー。」

 

緒方「半袖姿のユニフォーム、初めて見ました。」

 

成幸「あの時見たのは春だったからな。」

 

古橋「今日も安達君、投げないのかな。」

 

成幸「さあ、どうだろう。あいつから何も聞いてないし。でも、バッターとしては出てるから。」

 

うるか「どこかで投げるよ、きっと。」

 

成幸「そうだな。」

 

緒方「あっ、試合が始まります。」

 

審判「これより、試合を始めます。礼!!」

 

「「しゃーっす!!」」

 

そして、試合が始まった。この日の一ノ瀬学園は後攻めであり、初回の表の守備は危なげなく相手を3者凡退に抑えた。

 

そしてその裏の攻撃、1番と2番の連続ヒットで、無死一、二塁となり、

 

ウグイス「3番センター安達君、センター安達君」

 

安達が打席に入った。その時スタンドでは、

 

うるか「純だー!!」

 

成幸「武元落ち着け!!」

 

緒方「そうですよ武元さん、唯我さんの言う通りです。」

 

古橋(うるかちゃん、カワイイな・・・。)

 

そんなことがあった。そして、その3球目、

 

 

カキーン

 

 

快音が響き、フェンス直撃の2点タイムリー二塁打を放った。

 

うるか「惜っしー!!」

 

古橋「後ちょっとでホームランだったねー。」

 

緒方「そうですね。」

 

成幸「まあ、純は気にしてないと思うぞ。先制点を取れて満足してると思うし。」

 

その後、一ノ瀬は確実に点を取り、6回までに9-1とリードしていた。

 

うるか「今日も純、投げないのかなー。」

 

成幸「そうかもしんないな。」

 

古橋「けど、今日はヒット3本も打ったし大活躍だよ、うるかちゃん!!」

 

うるか「そーだけど・・・。」

 

緒方「それより、本当に暑いですね。」

 

 

 

ウグイス「一ノ瀬学園、選手の交代をお知らせします。9番河合君がベンチに下がり、センターの安達君がマウンドに、3番ピッチャー安達君。センターには、背番号8番杉田君」

 

その瞬間、球場がどっと湧き上がった。

 

古橋「こ、この感じ、久しぶりだね。」

 

緒方「はい、そうですね。」

 

成幸「はは。あの時2人は、周りを見渡していたからな。」

 

そんなことを話していると、純の投球練習が終わった。

 

そして1球目、純はストレートを投げ込んだ。

 

審判「ストラーイクッ!!」

 

そのバッターと次のバッターをストレートで三振に打ち取り、後1人、カウントは0ボール2ストライク。

 

純は、最後にストレートを投げ込んだ。

 

審判「ストラーイクッ!!バッターアウト!!ゲームセット!!」

 

その時、成幸達の近くにいた他校の偵察隊は、スピードガンを見て、

 

他校生徒A「おい、151キロだぞ!!」

 

他校生徒B「マジで!!自己最速じゃん!!」

 

そんなことを言っていた。それを聞いた成幸達は、

 

成・古・緒「「「・・・。」」」

 

唯々絶句していたのであった。

 

うるか(純、カッコイイ・・・///)

 

・・・若干1名を除いて。

 

 

 

 

球場外

 

 

 

 

うるか「純、カッコ良かったねー!!」

 

古橋「そうだねー。」

 

緒方「やはり、相変わらず雰囲気が違います。」

 

すると、

 

成幸「あっ、純だ。」

 

うるか「えっ!どこ!」

 

成幸に言われて見ると、純が記者に囲まれてインタビューを受けていた。

 

 

 

記者E「初回の先制タイムリー二塁打ですが、打った瞬間の手応えはどうでしたか?」

 

純「はい。良い感じでした。」

 

記者E「ここまで打率6割、本塁打1本と好調ですね。」

 

純「そうですね。今のところバットも振れてますし、良い状態だと思います。」

 

記者F「今日が今大会初登板でしたね。」

 

純「はい。監督からも、昨日のミーティングで『投げるぞ』と言われていたので。」

 

記者F「今日の真っ直ぐですが、自己最速の151キロが出たらしいですよ。」

 

純「そうでしたか。個人的には嬉しいですけど、球速よりも勝つ事を第一に考えているので、あまり気にしなかったです。」

 

記者F「次は5回戦です。」

 

純「そうですね。目の前の試合を1戦1戦大事に戦って、勝っていきたいです。」

 

記者F「次の試合も、頑張って下さい。」

 

純「はい。ありがとうございます。」

 

 

 

 

成幸達は、

 

 

 

 

古橋「す、すごい。安達君。」

 

緒方「インタビュー慣れしてますね。」

 

成幸「まあ、あいつは去年からあんな感じだったし。」

 

うるか(はう・・・、カッコ良すぎるよぅ・・・///)

 

それぞれ色んな思いで純のインタビュー姿を見ていたのであった。




投稿できました。

どういう内容を投稿するか考えましたが、最終的には、夏予選を投稿することにしました。

かなりグダグダですが、お許しください(土下座)

文才が欲しいです・・・(泣)

次回ですが、夏予選をメインに投稿します。

内容は結構グダるかもしれませんが、お許しください。

では、また!!
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