一ノ瀬学園野球部グラウンド
数日前、夏の予選の開会式があり、現在1回戦が行われている。一ノ瀬学園は第1シードのため、2回戦からのスタートであり、現在その為の調整をしているところである。
マネージャーA「最近差し入れの数がスゴイですね。今日も3ケースいただきました。」
マネージャーB「毎年このくらいの量は届けられるのよ。」
マネージャーC「ウチのOBは、甲子園で戦った人もいるから。」
マネージャーD「でも今年は、去年より多い気が。」
マネージャーB「そうね・・・。」
マネージャーB(去年の夏の甲子園で準優勝したから、今年こそはの期待。その分、選手のプレッシャーも相当だと思うわね・・・。)
その時、マネージャーはそう思いながら練習を見ていた。
練習後のミーティング
彼らの初戦の相手が決まったので、そのミーティングが行われている。
西辺「向こうは先に1勝をあげ、勢いがついてるはずだ。油断だけは絶対に出来ん。どんな相手だろうと全力で挑め。そうすれば、自ずと勝利はついてくる!!」
部員「「「はいっ!!」」」
西辺「初戦の先発だが・・・、小暮、お前に任せる。」」
小暮「はい!」
初戦の先発は、純と同学年の小暮に決まった。
西辺「そして安達、お前はセンターだ。初戦と3回戦はお前を温存する予定だ。しかし、いつでも行ける心構えだけはしておけ。」
純「はい!」
そして、翌日の試合に備えたのであった。
翌日、野球場
先攻は一ノ瀬学園。1番がセンター前で塁に出て、2番の送りバントで一死二塁となって、
ウグイス『3番センター安達君。センター安達君」
純の名前が呼ばれた。純は右打席に入って、バットを構えた。
その威圧感に相手ピッチャーは萎縮し、初球の球が甘く入ってしまった。それを逃す純ではなく、
純「もーらった。」
そう言って、バットを振った。そのまま打球は高々と上がり、バックスクリーンやや右に叩き込む、先制2ランを打ち、純は一塁を回って人差し指を掲げたのであった。
吉田「ナイスバッティング。」
純「ああ、続けよ。」
吉田「ああ。」
そう言って、吉田も右打席に立ち、後もう少しでホームランという打球を放ち、二塁打を放った。
一ノ瀬学園は、初回だけで8点も取り、そのまま勢いに乗って、最終的に21-0の5回コールドで快勝したのであった。
続く3回戦も純は投げず、先発は2年の佐藤。
この日も打線は好調で、17-0の快勝であった。
その数日後、
一ノ瀬学園野球部グラウンド
カキーン、カキーン、カキーン
次の日の4回戦に備えて、ナインは練習をしていた。
記者A「おおー、凄い・・・。」
記者B「見てて気持ちがいいですね・・・。」
記者C「やはり2試合連続で大量得点しただけのことはある。」
記者D「相手にとっても脅威でしょうな。」
記者A「まっ・・・、今日のお目当ては、安達君だからな。ブルペンに行くか。」
その言葉に、他の記者も続いてブルペンに向かったのであった。
ブルペン
純「野口、座って。」
野口「おう!」
その時、ブルペンにいた記者達がカメラを構えた。すると、セットポジションで上から投げ下ろすフォームから、伸びのある真っ直ぐが投げられた。
記者A「・・・良いボールだ。」
記者B「相変わらず惚れ惚れする綺麗な縦回転の真っ直ぐだな。」
記者C「野手として試合に出ているが、まだ投手としてマウンドに上がっていない。しかし、調子は良いようだ。」
記者D「夏場に上がるタイプだからなぁ・・・。」
それぞれ色々な事を言っていたのであった。
練習後、
西辺「明日の先発は、河合。お前に任せる。安達は変わらずセンターでスタメンだが、明日は調整のため、1イニング投げて貰うぞ。」
純「はい!!」
西辺「明日も30度を超えるようだから、自主練は程々に。睡眠もしっかり取るように。解散!」
部員「「「したぁ!!」」」
翌日、
その日は土曜日で尚且つ夏休みであったため、多くの野球ファンが集まっていた。
その中に、
うるか「いやぁ、暑いねー。」
古橋「そうだねー。」
成幸「今日も30度超えらしいしな。マジ水分補給はしっかりしないとな。」
うるか「そうだねー。」
緒方「ところで、安達さんはどこでしょうか。」
成幸「ほら、あそこにいるぞ。」
そう言って、成幸は純のいるところに指を指した。
古橋「ホントだー。」
緒方「半袖姿のユニフォーム、初めて見ました。」
成幸「あの時見たのは春だったからな。」
古橋「今日も安達君、投げないのかな。」
成幸「さあ、どうだろう。あいつから何も聞いてないし。でも、バッターとしては出てるから。」
うるか「どこかで投げるよ、きっと。」
成幸「そうだな。」
緒方「あっ、試合が始まります。」
審判「これより、試合を始めます。礼!!」
「「しゃーっす!!」」
そして、試合が始まった。この日の一ノ瀬学園は後攻めであり、初回の表の守備は危なげなく相手を3者凡退に抑えた。
そしてその裏の攻撃、1番と2番の連続ヒットで、無死一、二塁となり、
ウグイス「3番センター安達君、センター安達君」
安達が打席に入った。その時スタンドでは、
うるか「純だー!!」
成幸「武元落ち着け!!」
緒方「そうですよ武元さん、唯我さんの言う通りです。」
古橋(うるかちゃん、カワイイな・・・。)
そんなことがあった。そして、その3球目、
カキーン
快音が響き、フェンス直撃の2点タイムリー二塁打を放った。
うるか「惜っしー!!」
古橋「後ちょっとでホームランだったねー。」
緒方「そうですね。」
成幸「まあ、純は気にしてないと思うぞ。先制点を取れて満足してると思うし。」
その後、一ノ瀬は確実に点を取り、6回までに9-1とリードしていた。
うるか「今日も純、投げないのかなー。」
成幸「そうかもしんないな。」
古橋「けど、今日はヒット3本も打ったし大活躍だよ、うるかちゃん!!」
うるか「そーだけど・・・。」
緒方「それより、本当に暑いですね。」
ウグイス「一ノ瀬学園、選手の交代をお知らせします。9番河合君がベンチに下がり、センターの安達君がマウンドに、3番ピッチャー安達君。センターには、背番号8番杉田君」
その瞬間、球場がどっと湧き上がった。
古橋「こ、この感じ、久しぶりだね。」
緒方「はい、そうですね。」
成幸「はは。あの時2人は、周りを見渡していたからな。」
そんなことを話していると、純の投球練習が終わった。
そして1球目、純はストレートを投げ込んだ。
審判「ストラーイクッ!!」
そのバッターと次のバッターをストレートで三振に打ち取り、後1人、カウントは0ボール2ストライク。
純は、最後にストレートを投げ込んだ。
審判「ストラーイクッ!!バッターアウト!!ゲームセット!!」
その時、成幸達の近くにいた他校の偵察隊は、スピードガンを見て、
他校生徒A「おい、151キロだぞ!!」
他校生徒B「マジで!!自己最速じゃん!!」
そんなことを言っていた。それを聞いた成幸達は、
成・古・緒「「「・・・。」」」
唯々絶句していたのであった。
うるか(純、カッコイイ・・・///)
・・・若干1名を除いて。
球場外
うるか「純、カッコ良かったねー!!」
古橋「そうだねー。」
緒方「やはり、相変わらず雰囲気が違います。」
すると、
成幸「あっ、純だ。」
うるか「えっ!どこ!」
成幸に言われて見ると、純が記者に囲まれてインタビューを受けていた。
記者E「初回の先制タイムリー二塁打ですが、打った瞬間の手応えはどうでしたか?」
純「はい。良い感じでした。」
記者E「ここまで打率6割、本塁打1本と好調ですね。」
純「そうですね。今のところバットも振れてますし、良い状態だと思います。」
記者F「今日が今大会初登板でしたね。」
純「はい。監督からも、昨日のミーティングで『投げるぞ』と言われていたので。」
記者F「今日の真っ直ぐですが、自己最速の151キロが出たらしいですよ。」
純「そうでしたか。個人的には嬉しいですけど、球速よりも勝つ事を第一に考えているので、あまり気にしなかったです。」
記者F「次は5回戦です。」
純「そうですね。目の前の試合を1戦1戦大事に戦って、勝っていきたいです。」
記者F「次の試合も、頑張って下さい。」
純「はい。ありがとうございます。」
成幸達は、
古橋「す、すごい。安達君。」
緒方「インタビュー慣れしてますね。」
成幸「まあ、あいつは去年からあんな感じだったし。」
うるか(はう・・・、カッコ良すぎるよぅ・・・///)
それぞれ色んな思いで純のインタビュー姿を見ていたのであった。
投稿できました。
どういう内容を投稿するか考えましたが、最終的には、夏予選を投稿することにしました。
かなりグダグダですが、お許しください(土下座)
文才が欲しいです・・・(泣)
次回ですが、夏予選をメインに投稿します。
内容は結構グダるかもしれませんが、お許しください。
では、また!!