人魚姫と野球小僧   作:ホークス馬鹿

26 / 50
25話です。


25話

赤堀水泳競技場

 

 

 

この日純は、武元の大会を見に、水泳競技場へ足を運んでいた。

 

審判「take your marks・・・。」

 

ピッ

 

観客「「「武元!武元!武元!」」」

 

そして、

 

実況「やりました!一ノ瀬学園武元、自由形200優勝です!」

 

純「ほお・・・!」

 

観客A「調子良いじゃん、一ノ瀬学園。」

 

観客B「こりゃ、リレーも取っちゃうかもな。」

 

 

 

選手控え室

 

 

 

海原「うるか!個人200m自由形優勝おめでとー!!」

 

うるか「えへへっ、あんがと!」

 

川瀬「いやー、マジですげーわ、あんた・・・。」

 

うるか「でも、次のメドレーリレーこそ、うちの部が今まで頑張ってきた集大成だもんね!みんなで力合わせていくよー!」

 

そう言って、円陣を組んだ。

 

海原「うるか個人は、まだ国体やらなんやらあるけど・・・。」

 

川瀬「私達3年はこれで引退。部活としてみんなで泳げるのはこれで最後だ。2年代表として3番手頼むぞ、池田。」

 

池田「はい!絶対うまく武元先輩に繋いでみせます!」

 

うるか「今まで練習してきた全部を、いっこも余さず出しきるかんね~!一ノ瀬ー・・・」

 

う・海・川・池「「「ファイッ!!」」」

 

 

 

 

そして、

 

 

 

 

うるか「池田っち、そろそろだよ!」

 

池田「は、はい!」

 

しかし、

 

うるか「あ・・・ッ!!」

 

 

 

 

 

大会後

 

 

 

 

 

観客C「惜しかったなー一ノ瀬学園。」

 

観客D「引き継ぎミスで失格か・・・。」

 

観客C「壁にタッチするより早く2年の子が飛び込んじゃったんだと。」

 

そして、純は武元に声を掛けようと思い、観客席を後にした。

 

池田「ふぐっ、くっ・・・。」

 

川瀬「もう泣くな、池田。」

 

海原「そーそー、しょーがないって。」

 

池田「ごめんなさい先輩達、最後の大会だったのに・・・。私のっせいで・・・っ!」

 

すると、

 

うるか「ねぇ、池田っち。」

 

武元が、池田に声を掛けた。

 

うるか「気にすんなとは言わない。死ぬほど泣いて、死ぬほど悔しがるといーよ。」

 

池田「えっ、はっはい・・・。」

 

うるか「そしたらさ、次はもう失敗しないっしょ。水泳部、頼んだかんね。」

 

そう言って、池田にハンカチを渡した。

 

池田「せんぱい・・・。」

 

その様子を見ていた純は、

 

純(やっぱ・・・、声なんて掛けらんねーよな、どう考えても・・・。けど、池田っていうあの2年の子の気持ちも分かる。俺も去年、最終回にサヨナラタイムリー打たれて、日本一逃しちゃったから、責任感感じるよな・・・。)

 

と言った気持ちで聞いていたのであった。そしてこのまま帰ろうと思ったその時、

 

純「!」

 

川瀬と海原が純の傍にいたのであった。

 

海原「なになにー、安達君!来てるならそう言ってくれればいいのにーっ♪」

 

川瀬「そーかそーか、そこまでうるかを心配して・・・。」

 

純「まぁ、ちょっとな・・・。」

 

すると、

 

うるか「純・・・?」

 

武元が純に気付き、顔を赤くしたのであった。

 

純「おう、武元。」

 

うるか「おうじゃないっしょ!!来んなって言ったのになんでいんの!?もーっ!!」

 

純「別にいいだろ。お前だって俺の試合見てんじゃねーか。」

 

すると、川瀬と海原達がいないことに武元は気付いたのであった。

 

うるか「あ、あれーっ!?みんなどうしたんかなー?」

 

うるか(海っち、川っち、ちょっとあからさますぎるっしょーっ!?」

 

純「それよか、帰ろうぜ。」

 

うるか「あ、う、うん!!」

 

 

 

 

帰り

 

 

 

 

純「武元。」

 

うるか「うん?何?」

 

純「上手く言えねーけど、悔しかったよな?でも、俺もあの2年の子の気持ち分かるから、何とも言えねーんだけど。」

 

すると、

 

うるか「・・・たしかにね。勝ちたかったなぁ、みんなで。でもいつか、池田っちが今日のことをバネにして次につなげてくれるなら、決してムダにはならないはずだよね?」

 

純「・・・そうだな。」

 

うるか「・・・それにさ、あたしよりずっと泣きたい人が他にいるから。だからあたしも、泣くなら、やれること全部やりきってから思いっきり泣くの。そんときゃ胸かしてよねー♪なんつって!」

 

その時、今日の武元はまぶしくて綺麗だと感じた純であった。

 

うるか「でもさんきぅ純!励まそうとしてくれたんっしょ?」

 

純「まあな・・・。」

 

すると、

 

うるか「・・・もしまだ、励ましてくれる気があんならさ・・・、今夜・・・、ちょっと付き合って欲しいんだけど。」

 

そう言ったのであった。




投稿しました。

今回は、前回予告したとおり、武元の大会を投稿しました。

原作とアニメをミックスし、アレンジしましたので、読みづらかったらお許し下さい。

彼女の「泣くなら、やれること全部やりきってから思いっきり泣くの」っていう台詞ですが、僕はこの台詞を見て、非常に彼女らしさが詰まった台詞だなと感じました。
原作で最後成幸に告白されて、この言葉が一コマ出てきて、次のページを開いたら彼女の思いっきり泣いた顔でした。
僕はあのシーンを見て、『ああ、やりきったんだな。良かったね武元』って思い、コンビニで立ち読みしつつ、少し涙ぐんでしまいました。本当に彼女は言葉で言い表せないくらい良い子で、こんな子に好かれる成幸は本当に幸せ者だなと感じました。お恥ずかしながら、僕は今でもあのシーンを見ると、ちょっと涙腺が緩みそうになってしまいます。
だから、この小説でも、時間が掛かってしまうかもしれませんが、彼女を幸せに出来たら良いなと思います。

偉そうで、尚且つ長文でお許し下さい。

次回ですが、原作だと、番外編が入っておりましたので、ちょっと番外編を投稿しつつ、その次に夜の中学校を投稿しようと思います。

では、また!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。