赤堀水泳競技場
この日純は、武元の大会を見に、水泳競技場へ足を運んでいた。
審判「take your marks・・・。」
ピッ
観客「「「武元!武元!武元!」」」
そして、
実況「やりました!一ノ瀬学園武元、自由形200優勝です!」
純「ほお・・・!」
観客A「調子良いじゃん、一ノ瀬学園。」
観客B「こりゃ、リレーも取っちゃうかもな。」
選手控え室
海原「うるか!個人200m自由形優勝おめでとー!!」
うるか「えへへっ、あんがと!」
川瀬「いやー、マジですげーわ、あんた・・・。」
うるか「でも、次のメドレーリレーこそ、うちの部が今まで頑張ってきた集大成だもんね!みんなで力合わせていくよー!」
そう言って、円陣を組んだ。
海原「うるか個人は、まだ国体やらなんやらあるけど・・・。」
川瀬「私達3年はこれで引退。部活としてみんなで泳げるのはこれで最後だ。2年代表として3番手頼むぞ、池田。」
池田「はい!絶対うまく武元先輩に繋いでみせます!」
うるか「今まで練習してきた全部を、いっこも余さず出しきるかんね~!一ノ瀬ー・・・」
う・海・川・池「「「ファイッ!!」」」
そして、
うるか「池田っち、そろそろだよ!」
池田「は、はい!」
しかし、
うるか「あ・・・ッ!!」
大会後
観客C「惜しかったなー一ノ瀬学園。」
観客D「引き継ぎミスで失格か・・・。」
観客C「壁にタッチするより早く2年の子が飛び込んじゃったんだと。」
そして、純は武元に声を掛けようと思い、観客席を後にした。
池田「ふぐっ、くっ・・・。」
川瀬「もう泣くな、池田。」
海原「そーそー、しょーがないって。」
池田「ごめんなさい先輩達、最後の大会だったのに・・・。私のっせいで・・・っ!」
すると、
うるか「ねぇ、池田っち。」
武元が、池田に声を掛けた。
うるか「気にすんなとは言わない。死ぬほど泣いて、死ぬほど悔しがるといーよ。」
池田「えっ、はっはい・・・。」
うるか「そしたらさ、次はもう失敗しないっしょ。水泳部、頼んだかんね。」
そう言って、池田にハンカチを渡した。
池田「せんぱい・・・。」
その様子を見ていた純は、
純(やっぱ・・・、声なんて掛けらんねーよな、どう考えても・・・。けど、池田っていうあの2年の子の気持ちも分かる。俺も去年、最終回にサヨナラタイムリー打たれて、日本一逃しちゃったから、責任感感じるよな・・・。)
と言った気持ちで聞いていたのであった。そしてこのまま帰ろうと思ったその時、
純「!」
川瀬と海原が純の傍にいたのであった。
海原「なになにー、安達君!来てるならそう言ってくれればいいのにーっ♪」
川瀬「そーかそーか、そこまでうるかを心配して・・・。」
純「まぁ、ちょっとな・・・。」
すると、
うるか「純・・・?」
武元が純に気付き、顔を赤くしたのであった。
純「おう、武元。」
うるか「おうじゃないっしょ!!来んなって言ったのになんでいんの!?もーっ!!」
純「別にいいだろ。お前だって俺の試合見てんじゃねーか。」
すると、川瀬と海原達がいないことに武元は気付いたのであった。
うるか「あ、あれーっ!?みんなどうしたんかなー?」
うるか(海っち、川っち、ちょっとあからさますぎるっしょーっ!?」
純「それよか、帰ろうぜ。」
うるか「あ、う、うん!!」
帰り
純「武元。」
うるか「うん?何?」
純「上手く言えねーけど、悔しかったよな?でも、俺もあの2年の子の気持ち分かるから、何とも言えねーんだけど。」
すると、
うるか「・・・たしかにね。勝ちたかったなぁ、みんなで。でもいつか、池田っちが今日のことをバネにして次につなげてくれるなら、決してムダにはならないはずだよね?」
純「・・・そうだな。」
うるか「・・・それにさ、あたしよりずっと泣きたい人が他にいるから。だからあたしも、泣くなら、やれること全部やりきってから思いっきり泣くの。そんときゃ胸かしてよねー♪なんつって!」
その時、今日の武元はまぶしくて綺麗だと感じた純であった。
うるか「でもさんきぅ純!励まそうとしてくれたんっしょ?」
純「まあな・・・。」
すると、
うるか「・・・もしまだ、励ましてくれる気があんならさ・・・、今夜・・・、ちょっと付き合って欲しいんだけど。」
そう言ったのであった。
投稿しました。
今回は、前回予告したとおり、武元の大会を投稿しました。
原作とアニメをミックスし、アレンジしましたので、読みづらかったらお許し下さい。
彼女の「泣くなら、やれること全部やりきってから思いっきり泣くの」っていう台詞ですが、僕はこの台詞を見て、非常に彼女らしさが詰まった台詞だなと感じました。
原作で最後成幸に告白されて、この言葉が一コマ出てきて、次のページを開いたら彼女の思いっきり泣いた顔でした。
僕はあのシーンを見て、『ああ、やりきったんだな。良かったね武元』って思い、コンビニで立ち読みしつつ、少し涙ぐんでしまいました。本当に彼女は言葉で言い表せないくらい良い子で、こんな子に好かれる成幸は本当に幸せ者だなと感じました。お恥ずかしながら、僕は今でもあのシーンを見ると、ちょっと涙腺が緩みそうになってしまいます。
だから、この小説でも、時間が掛かってしまうかもしれませんが、彼女を幸せに出来たら良いなと思います。
偉そうで、尚且つ長文でお許し下さい。
次回ですが、原作だと、番外編が入っておりましたので、ちょっと番外編を投稿しつつ、その次に夜の中学校を投稿しようと思います。
では、また!!