これは、純や成幸、そして武元が、まだ中学生の時のお話である・・・。
七緒市立七緒南中学校
うるか「英語、地理、歴史、数学・・・?中学ってこんな教科増えるのー?算数と数学って何が違うんだろう。入学早々ついていける気がしないよぅ・・・。」
その時、ある用紙を見て、
うるか「げ・・・。」
そう言ったのであった。
うるか(入部希望用紙・・・。これもいい加減決めなきゃなぁ・・・。)
その時、その横で、
純「そんじゃ成、午後練あっから、俺行くわ。」
成幸「ああ。気を付けてな。」
そして、純は野球ボールをいじりながら教室を後にした。その2人の男子、特に純を見た武元は、
うるか(あの男子、たしか安達だったよね。今日も野球ボールをいじってたな。よっぽど野球好きなんだなァ。)
そう思っていた。
とある体育の授業、
教師A「次、武元ー!」
呼ばれた武元は、他よりも速い泳ぎを見せたのであった。
クラスメイトA「わーっ、武元さんはやーい!」
クラスメイトB「水泳部入ればいいのにー!!」
うるか「えへへっ、あんがと!」
しかし武元は、
うるか(ま・・・、水泳は3歳からやってるし多少は・・・ね。)
その時、
教師A「よーし、今日の授業はここまで!!」
生徒「「「はーい。」」」
教師A「安達、後片付け頼むな。」
純「はーい。」
その様子を見た武元は、純に近づき、
うるか「ねえ。」
純「ん?」
うるか「手伝おっか?」
純「マジ!?サンキュー!!」
そう言って、2人で一緒に後片付けをしたのであった。
そして、着替え終わって、教室に行く道中、
純「マジ助かったわ。サンキューな、武元。」
うるか「えへへっ、どーいたしまして。」
すると、純は野球ボールを取り出していじったのであった。
うるか(あっ、またボールいじってる。)
そう思った武元は、純に聞いてみたのであった。
うるか「そーいえばさ、いつもボールいじってるけど、野球部入ってんの?」
純「いや、入ってねーぞ。」
うるか「えええっ!?そーなの!?でも、いつもボールいじってるけど。」
純「俺、シニアに入ってんだよ。クラスはちげーけど、俺と同じチームに入ってる奴もいるし。」
うるか「そーなんだ。」
すると、
純「武元こそ、何で水泳部入んねーんだ?そんなにはえーのに。」
すると、
うるか「・・・小学校最後の大会であたし、一度セーダイに負けちゃってさー。あんなに悔しい思いするくらいなら、もう水泳は、遊びでやるくらいで丁度いいかなーって。」
そう言い、その当時大人達に言われた言葉を思い出していた。
大人A『なんだ一度負けたくらいで情けない・・・。』
大人B『そんな根気のないことでどうする!』
すると、
純「俺もその気持ちが分かるから言うけど、そこまで悔しがれるのは、スゲー価値のある才能だと思うぜ。悔しいって気持ちがあるほど、そこまで本気になれたんだろ。それって、スゲー幸せなことだもんな。」
そう言ったのであった。
うるか「・・・初めてそんなこと言われたかも。」
純「そう?」
うるか「本気、か・・・。」
それから暫くが経ち、
海・川「「うるかー、部活行こ部活!」」
うるか「っしゃー!泳ぐぜーっ!」
純「水泳部頑張ってんだな、武元・・・。」
小林「大会ことごとく総ナメだってさ。」
純「へえ・・・。」
成幸「スゲ・・・。」
小林「純ちゃんも、今年シニアの全国大会いったじゃん。」
純「まあ、つってもベスト4だったけどな。」
成幸「それでもスゲーよ・・・。」
純「あっ、俺今日午後練あっから、行くわ。」
成幸「ああ。頑張れよ。」
純「おう。」
その時、純に気付いた武元は、
うるか「ねー安達!」
純「ん?何?」
うるか「途中まで一緒に行こうよ!」
純「途中って、下駄箱までじゃねーか。」
うるか「いいからいいから!」
純「・・・ったく。」
うるか(やがて、あたしがこの野球少年に思いっきり恋に落ちるのは・・・、もう少し先のお話である。)
投稿しました。
今回、5巻の番外編を投稿しました。
何故投稿したかというと、読んでて内容も面白かったのと、大会と夜の中学校のイベントを挟んで投稿したいなと思ったので、投稿してみました。
アレンジしましたので、読みづらかったらお許し下さい(土下座)
次回は、夜の中学校のイベントです。
では、また!!