一ノ瀬学園硬式野球部宿舎
純「いやー、着いた着いた。」
吉田「ああ。いいホテルだな。」
野口「それな。」
純達一ノ瀬学園の野球部は、現在西宮のホテルに着いた。
純「明日だよな、抽選会って。」
吉田「ああ。そうだよ。」
純「そっか・・・。」
すると、
マネージャーB「買い出しに行くので、何人か付き合って下さい。」
マネージャーがそう声を掛けたのであった。
部員A「OK。」
純「あ、俺も行く。」
マネージャーB「安達君はダメよ。」
純「なんでだよ?」
すると、吉田が純を窓に向けた。すると、
ギャルA「キャーッ!純くーん!」
ギャルB「純ー!」
ギャルC「安達くーん!」
ホテルの外では、ギャル達が黄色い喚声を挙げていたのであった。
純「あはは・・・。」
吉田「去年もこうだったしな。」
野口「ったく、お前の顔に整形したら変わるかな・・・。」
純「お前ら・・・。」
吉田「まぁともかく、俺らにとって、これが最後の夏だ。楽しもうぜ。」
純「そうだな。」
野口「ああ。」
とそんな事を言ったのであった。その時、
純「あっ。俺ちょっと電話するわ。」
と純が言い、スマホを持って立ち上がって、部屋を後にしたのであった。その際、
吉田「誰だろうな。」
野口「さぁ。案外彼女だったりして。」
吉田「ああ、あり得るかも。あいつ、確か水泳部の武元とスゲー仲良いから。」
野口「ああ、確かに。まぁ、安達と武元は同中だって言うし。」
吉田「いいなぁ。」
と言ったやりとりをしていたのであった。その頃西辺監督は、
西辺「ああ、去年もそうだったが、暫く桐須先生に会えない・・・。」
なんていう事を言っていたのであった。
一方成幸達は、みんなで集まって勉強をしていたのであった。
成幸「そういや、純はもう着いたかな・・・。」
古橋「そうだね。そう言えば明日って、トーナメントを決める抽選会だっけ?」
成幸「ああ、そうだよ。」
緒方「でも、暫くは会えないんですよね。」
成幸「まあ、勝ち進めばな。」
小美浪「しかし、後輩があの安達と幼馴染なのが驚いたな。」
成幸「あはは。」
古橋「でも、ちょこっと寂しいね。そう思うよね、うるかちゃ・・・」
そう古橋が武元に声を掛けたが、
うるか「えー、そっかなー?全然ヨユーっしょ、こんくらい!」
と言っていたが、魂が抜けていたのであった。
古橋「なんか出てるゥ!!!」
成幸「去年もこうだったじゃねーか!!戻れー!!武元ー!!」
うるか「じょ、冗談冗談・・・。この位で寂しがるうるかちゃんじゃないってば!」
そう言ったのだが、数分後、
うるか「えへへっ。ねっ、純♡『ソウダナ』『ウルカハイイコダナ』」
危ない状態になっており、純の似顔絵を描いていたのであった。
成幸「辞めろー!!武元ー!!」
古橋「そうだよ、うるかちゃん!!若干踏み込んじゃいけない領域に達しているよ!!あと地味に絵上手いね!」
うるか「ううう、寂しいよう・・・。死んじゃうよう・・・。」
小美浪「おいおい、大丈夫かよ・・・。」
すると、武元のスマホに着信が入り、純からであった。それを見た武元は、すぐにスマホを取ったのであった。
うるか「純!!」
純『おう、うるか。元気か?』
うるか「純!純ー!」
すると、武元は突然泣き出してしまったのであった。
純『ど、どうした!?何があったの!?』
すると、スマホを取った古橋はスマホを中央に置いて、
古橋「安達君、うるかちゃん、安達君に会えないから寂しがってるんだよ。」
純『そうなのか。でも去年もそうだったぞ。まあ、何でかは察しがつくが・・・。大方、暫く会えねーからそうなっちゃったとか。』
古橋「そ、そう!鋭いね安達君!」
古橋(安達君って、野球以外の事は興味無さそうに見えるけど、うるかちゃん絡みだと鋭いな。)
すると、
成幸「純。組み合わせって、いつなの?」
純『おう、やっぱ成もいたか!組み合わせ抽選会は明日だぞ。』
成幸「そっか。頑張れよ。行けないけど、応援してるからな!」
純『ああ、ありがとう。』
すると、
純『成、ビデオ通話に切り替えても大丈夫か?うるかのスマホだけど。』
成幸「あ、ああ。武元もいいよな?」
うるか「う、うん!いいよ!」
そう言われたので、純はビデオ通話に切り替えた。そして、それぞれにこう言ったのであった。
純『まず成。この時期は受験生にとっては、一番大事な時期だ。キツイかもしんねーけど、頑張れよ。だけど、時には誰かを頼る事も忘れんなよ。』
成幸「ああ、分かった。」
純『緒方と古橋も、成を信じて、自分を信じて、この夏を乗り切れよ。』
古橋「うん、ありがとね。」
緒方「任せて下さい。」
すると、
成幸「純。お前に紹介したい人がいるんだが、いいか?」
純『ああ。いいよ。』
そう言われて、成幸は小美浪先輩にスマホ画面を見せた。
成幸「この人、小美浪先輩なんだけど、医学部志望で、ウチの学園OBなんだ。」
純『ああ。うるかから聞いた。どうも、小美浪先輩。知ってるかもしれませんが、安達純です。』
小美浪『おう。知ってるぜ。去年大活躍だったからな。」
純『・・・あはは。そう言えば、医学部志望なんですよね。成はどんな人でも真っ直ぐに真剣に向き合ってくれる奴なので、あいつを信じて下さい。』
小美浪「ああ。分かってるよ。頼り甲斐のある後輩だからな。」
純『あはは。成、うるかに。』
成幸「おう。」
そう言って、武元にスマホ画面を見せた。
純『うるか。お前の気持ち、よく分かる。けど、約束したよな。勉強、頑張るって。だから、頑張れよ。それでも辛かったら、電話しな。いつでも聞いてやるから。だから、そんなにしょげるなよ。お前は笑ってるのが一番似合ってるからさ。だから、笑って。』
と、武元にそう言ったのであった。すると、
うるか「えへへっ。うん、ありがとう、純。」
武元は、はにかんだのであった。
純『うん、よし‼︎そんじゃ、またな。』
うるか「うん、甲子園、頑張ってね‼︎」
純『ああ‼︎』
そう言って、純は電話を切ったのであった。その時武元は、
うるか「えへへっ。」
先程とは打って変わって、幸せオーラ全開であった。
成幸「良かったな、武元。」
うるか「うん‼︎えへへっ‼︎」
その時、古橋はある疑問を武元に言った。
古橋「そう言えば、安達君、うるかちゃんの事、『うるか』って呼んでたね。前は『武元』だったのに。」
成幸「言われてみればそうだな。」
緒方「何かあったのですか?」
そう言い、武元を見たのであった。
うるか「えっ⁉︎う、うん。えーっと、この前の大会、純見に来てくれて、負けちゃったあたしを励ましてくれて、そのついでにあたしが呼んでって言ったんだ。」
成幸「へえ。」
古橋「そうだったんだ。」
古橋(うるかちゃん、積極的‼︎)
緒方「そんな事があったのですね。」
小美浪「へえ。でも、甲子園で見た時の雰囲気と全然違うな。」
成幸「それ、昔からですよ。あいつ、野球になると、スイッチが入っちゃうので。」
小美浪「へえ。まぁ、見た感じ優しそうだったしな。いい幼馴染持ったじゃん、後輩。」
成幸「いえ。」
小美浪「しかし、武元も案外積極的なんだなぁ。」
うるか「ええ‼︎いや、まぁ。えへへっ。」
と言った話をしていたのであった。
そして、甲子園での抽選の結果、純達一ノ瀬学園は、大会5日目で、2回戦からの登場となったのであった。
投稿できました。
今回は、思いっきりオリジナル話を投稿しました。
けど、武元が寂しがってる所は、12巻の問97を使いました。
内容は、かなりグダグダです。お許し下さい(土下座)
次回ですが、甲子園開幕です。
では、また‼︎