人魚姫と野球小僧   作:ホークス馬鹿

3 / 50
2話です。


2話

成の教育係のサポート役を任命されてからしばらくがたった後、俺は小林と大森、成と一緒に廊下を歩いていた。

 

純「成。今日って、学園長に定期報告だっけ?」

 

成幸「そうだよ。」

 

純「そっか。俺今日自主練だからあの2人の勉強見れねーわ。」

 

成幸「分かった、伝えとく。」

 

純「サンキュー。しっかし、今日の自主練はプール練やるんだけど、あれ、結構鍛えられるんだよね。」

 

成幸「そうなのか?」

 

純「あぁ、肩関節が柔らかくなったり、スタミナがついたり、心肺機能が強化されるなど、結構メリットあるよ。」

 

成幸「へぇ。」

 

純「お前も泳げれば案外面白いかもよ。スタミナもつくし。勉強って、案外体力使うじゃん。」

 

成幸「そうだな。まぁ、泳げたらだけど。」

 

そんなことを成と一緒に話していると後ろから、

 

???「純ーっ!!」

 

純「ん?・・・ぐはっ!!」

 

成幸「純、大丈夫か!?」

 

後ろから強烈なラリアットを喰らった。

 

???「ノート貸してー。」

 

純「出来れば出会い頭のラリアットはやめてくれ、武元。」

 

うるか「ゴメンゴメン。あたしこれから自主練でパワーありあまってさー。んなわけで宿題ヤバイんすわー!純ならとっくに終わらせてるよね?」

 

純「まぁ、一応。」

 

うるか「はよ貸して、写させて。てかよこせ♡」

 

純「同中とはいえ、無遠慮半端ねーな。お前、たまには自分でやってみろよ。」

 

成幸「純の言うとおりだぞ。自分でやってみろよ。」

 

うるか「わーん!頼むよ見せてくれよー!勉強キライなんだよー!!」

 

純「身もフタもねーな、オイ。」

 

大森「唯我だけではなく、安達のまわりにも美少女が・・・。しかも確かあの子、水泳で有名な・・・。」

 

小林「中学から全ての大会で優勝してる『天才』だよ。」

 

大森「えぇー、マジで!!」

 

小林(・・・相変わらずだな、武元は。純もだけど。)

 

純「ほい、ノート。後今日俺、プールで自主練すっから。」

 

うるか「オッケー。後、ノートさんきう。ソッコーカンペキに写して返すからねっ!」

 

純(ったく、相変わらず世話が焼けるな・・・。)

 

成幸「色々察するぜ。」

 

純「ある意味慣れたよ。そんじゃ、俺行くわ。」

 

成幸「あぁ、頑張れよ。」

 

純「おう!」

 

 

そして俺は、許可を得て、プールに行くと、ちょうど武元が練習をしていた。

 

純(中学ん時から凄かったけど、またレベルアップしてんな。流石将来のオリンピック候補でもあり、『白銀の漆黒人魚姫』の名は、伊達じゃねーな・・・。)

 

うるか「ん?あれーっ、純じゃん!なになにノゾキに来たわけー!?もーっ、エロいなー♪」

 

純「ちげーよ、自主練だよ。てかお前、ノート渡す際言ってただろ。」

 

うるか「ジョーダンジョーダン。あっ、そういや、先日の準々決勝投げたんだって。」

 

純「調整登板で1イニングだけな。」

 

うるか「へぇー。準決勝は先発で投げんの?」

 

純「多分な。」

 

うるか「へぇー。頑張って!!」

 

純「あぁ。ありがとう。」

 

うるか(準決勝、時間があれば見に行こうかな・・・。)

 

純「今年も甲子園出場したら、ゼッテー去年の借りを返してやる。」

 

うるか「頑張って!!今年はゼッタイ日本一だね。」

 

純「あぁ、お前も頑張れよ。」

 

 

そんなこんなで練習を開始して約1時間後・・・

 

うるか「あれーっ、成幸じゃん!!何しに来たの、エロいなー♪」

 

成幸「ちがうから、後ポーズとんな!!お前に話があるんだよ。後、純も関係がある。」

 

純「俺も?」

 

プールから上がってきた俺と武元に成は事情を話した。

 

うるか「教育係?」

 

成幸「お前、スポーツ推薦で音羽大学受けるんだってな。」

 

うるか「えー、なんで知ってんのー?スポーツ推薦なら勉強しなくていーもんね!」

 

純「あれ、でも確かそこは今年から文武両道推奨とやらで、大会の成績に加えて、英語も試験内容に入ったはずだぞ。」

 

その瞬間、武元は顔を青ざめフラフラとよろめいた。そして、

 

うるか「じゃあ、やめる。」

 

と、半泣きで言った。

 

成幸「テキトーか、お前の人生。悪いが俺も推薦かかっているんでな。是が非でも勉強してもらうぞ!!」

 

うるか「えーん、勉強やだーーっ!!」

 

そう言いながら、二人は取っ組み合いを始め、最終的には成が武元に馬乗りになる形となった。

 

純「成、それ以上はやめろ、捕まるぞ。」

 

成幸「うっ、それはマズい。」

 

そう言い、成は馬乗りをやめた。するとそこに、

 

古橋「あ、いたいた。唯我君と安達君ここだって学園長が言ってたから。」

 

古橋と緒方がやって来た。

 

うるか「あれっ?ウチの天才2人組じゃん!えっ、純と成幸の知り合いなん?」

 

古橋「あっ、えっと…。」

 

緒方「実は…。」

 

2人は武元に経緯を話した。

 

うるか「・・・なるほど。天才にも苦手なもんがあるんだねー。いがーい。」

 

古橋「はは・・・、唯我君と安達君が一生懸命『教育係』してくれて助かってます!!」

 

純「つっても、俺は『サポート役』だけどな。」

 

うるか「ふーん・・・。」

 

少し考える様子をした武元は、突然2人の肩を取り、自分に寄せる。

 

うるか「んーじゃ仲間じゃん!あたしも今日から純と成幸に『教育係』してもらうことになったから!」

 

古橋「わー、一緒だねぇっ!」

 

さっきまで泳いでいたので、少ししぶきが出てくる。

 

緒方「あの、しぶきが・・・、というか近いです・・・。」

 

成幸「はああ!?武元お前・・・何で急にやる気に!?さっきまでの全力渋りはなんだったの!?」

 

純「見事までの手のひら返しだな・・・。」

 

うるか「まーまーいいじゃん。カタイことは。」

 

成幸「なんなんだよ、もう・・・。」

 

純「まぁ、形はどうあれ、結果オーライだし、いんじゃね?」

 

成幸「はぁ、そうだな。」

 

 

帰り道、武元は純に借りていた1冊のノートを見て、中学時代を思い出す。

 

 

うるか『ねーねー安達!ノート写さしてよー。』

 

純『またか?武元。しょーがねーな・・・ほい、丸写しすんなよ?』

 

うるか『やったぁ♪』

 

その当時からたまに純にノートを貸りては丸写しをしていたうるか。その時はまだ便利な人くらいしか思っていなかった。

 

うるか『へへ~、安達っていつもなんだかんだ見せてくれるし、便利な奴っ!写し終わったら後は返すだけってね~♪』

 

階段を上がり、純にノートを返そうとしたところ、純と成幸と小林が話しているところに出くわした。

 

小林『ねーねー純ちゃん。なんでいつも武元にノート写させてやってんのさ。純ちゃんに全然メリットなくない?』

 

成幸『確かに、俺もそこは気になってた。』

 

純『いや・・・流石に誰彼構わず見せようとは思わんが。』

 

小林『じゃあなんで?』

 

少し恥ずかしそうにしていた純だったが、口を開くと、

 

純『あいつが、遊びも勉強も色んなもん犠牲にして、必死で水泳頑張ってるって知ってるから。』

 

成幸『へぇ、純らしいな。』

 

小林『んなこと言ってホントは好きなんじゃないの~、日焼け跡エロいもんね!』

 

純『何言ってんだ、そんなんじゃねーよ。』

 

その会話を偶然聞いたうるかは顔を真っ赤にしていた。

 

 

うるか「(純が野球だけじゃなく誰にでも一生懸命なのは知ってる。だったらせめて・・・!)一番!あたしに一生懸命にさせてやるんだから!」

 

武元は1人心に誓ったのであった。

 




投稿できました。

いやぁ、うるか、登場させることが出来ました。

原作だと、色々間があるのですが、早くうるかを登場させたい一心で省略してしまいました・・・。

次回はどうしよ?ちょっと試合をやるか、それとも古橋がサッカー部の山岡に告られる話をするか、迷ってます。

じっくり考えてみます。

お気に入り登録された皆様、ド素人が書いたつたなくて尚且つつまらない小説を読んでいただき、お気に入り登録していただき、本当にありがとうございます!!

では、また!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。