人魚姫と野球小僧   作:ホークス馬鹿

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31話です。


31話

ミーティング

 

 

 

 

 

西辺「先発に安達。」

 

純「はい!」

 

西辺「スタメンは以上だ!明日も30度を超える。いつものことだが、当日は各自水分補給をしっかりするように。」

 

部員「「「はいっ!!」」」

 

すると、

 

西辺「最後に・・・、一つだけいいか。」

 

西辺監督がそう言った。

 

西辺「相手もここまで勝ち上がってきた相手だ。楽に勝たせてくれる相手じゃない。」

 

そう言うと、彼は自身の右の拳を胸に当てて、

 

西辺「だが、相手を必要以上に大きくしてしまったり、いつもと違うことをしようと考えなくていい。敵は己の中にあり!!」

 

そう言った。

 

西辺「本来の力を出し切ることが、勝利の近道と知れ。去年の甲子園準優勝以来、一人でも脱落した者がいたか?いないだろ?練習量だって、去年引退した三年生に負けちゃいない。どんな状況でも、最後まで諦めるな。自分達が流してきた汗に誇りを持て。お前達なら出来る。明日はベストを尽くそう!」

 

そう言い、選手一人一人にエールを送った。

 

純・吉・野(((俺達にも、負けられない理由がある。この人を日本一の監督に・・・!!!)))

 

西辺「以上、解散!」

 

部員「「「したぁ!!」」」

 

そして、それぞれ部屋に向かったのであった。

 

 

 

 

純の部屋

 

 

 

純「ん?」

 

武元から着信が入り、スマホを取ったのであった。

 

純「うるか。」

 

うるか『あ、純。いよいよ明日だね。』

 

純「ああ、明日だ。」

 

うるか『うん。』

 

純「でも、ここまで来れたのは、マジでみんなのおかげだわ。」

 

うるか『うん、そうだね。』

 

純「だから、明日はメッチャ頑張るわ!!」

 

うるか『うん!!』

 

純「うるか!」

 

うるか『ん、何?』

 

すると、

 

純「ゼッテー獲るから、テッペン!」

 

そう、うるかに言ったのだ。

 

うるか『うん!!頑張れ!!』

 

純「ああ!!そんじゃ、またな。」

 

うるか『うん、お休み。』

 

そう言って、電話を切ったのであった。

 

純(しゃっ!!やってやる!!)

 

 

 

 

 

武元家

 

 

 

 

うるか(純・・・。)

 

その時うるかは、暫くスマホを胸に抱き締めていたのであった。

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

 

実況『さぁー両校、勢いよくベンチを飛び出してきました!』

 

 

 

 

 

成幸家

 

 

 

 

 

成幸「いよいよだな!!」

 

古橋「そうだね!!」

 

緒方「はい!!」

 

うるか「純、頑張れ・・・!!」

 

小美浪「キンチョーしてきた・・・!!」

 

実況『1回の表、一ノ瀬学園の先発のマウンドに上がるのはもちろんこの人、不動のエースであり、高校№1ピッチャー安達純。ここまでまだ失点が僅か1という抜群の安定感を誇る最強右腕。この決勝戦でどのようなピッチングを見せるか?いよいよプレイボール!』

 

審判「プレイ!」

 

そして純は、初球に真っ直ぐを投げた。

 

審判「ストラーイク!」

 

 

 

 

成幸家

 

 

 

 

成幸「始まった!!」

 

古橋「そうだね!!」

 

緒方「どんな試合になるでしょうか!!」

 

小美浪「さあな・・・。」

 

うるか(純・・・、頑張れ・・・!!)

 

そして、

 

ズバァン!!

 

純「シャー!!」

 

実況『まずは148キロ真っ直ぐで空振り三振!!いきなり吼えました!!』

 

解説『今日は一段と気合いが入ってますね!!ここからでも気迫が伝わります!!』

 

 

 

 

 

成幸家

 

 

 

 

 

 

成幸「よっしゃ!!ナイスボール!!」

 

古橋「いきなり吼えたね!!」

 

緒方「はい!!」

 

小美浪「気合い入ってんな、テレビ越しでも気迫が伝わるぜ!!」

 

うるか(純・・・///)

 

その後、2番を内野ゴロに打ち取り、

 

ズバァン!!

 

実況『三振!!安達、決勝戦の初回、真っ直ぐで2つの三振を奪う上々の立ち上がりを見せました!!』

 

 

 

 

成幸家

 

 

 

 

 

成幸「よっしゃ!!まずは上々の立ち上がりだな!!」

 

古橋「うん、そうだね!!」

 

緒方「フンス!!」

 

うるか「純・・・、ナイス立ち上がり!!」

 

小美浪「まずは三者凡退だな・・・!!」

 

その裏、一ノ瀬学園の攻撃も三者凡退に抑えられ、これ以降、両者の緊迫した投手戦が続いたのであった。

 

ズバァン!!

 

実況『三振!!安達、まだ3回ですが、既に4つめの三振を奪いました!!』

 

その裏も、

 

実況『こちらも、安達に負けず、三者凡退!!』

 

それからも、

 

実況『三振!!安達、5回で初めてヒットを許しましたが、毎回の7つめの三振を奪い、この回を0に抑えました!!』

 

ククッ、

 

実況『三振!!一ノ瀬学園、相手のキレのあるカーブに全く手が打てません!!』

 

そのまま7回まで0行進が続いたのであった。

 

実況『さあ、ここまで両軍合わせてまだヒット4本。緊迫した投手戦が続いております!!均衡を破るのはどっちか!!』

 

 

 

成幸家

 

 

 

 

成幸「これは凄い試合だなー。」

 

古橋「そうだね、疲れてきちゃった・・・。」

 

緒方「はい、そうですね・・・。」

 

小美浪「武元は、大丈夫のようだな・・・。」

 

うるか「大丈夫です。それに、純と比べたら、こんなのへっちゃらです!!」

 

小美浪「そ、そうか・・・。」

 

古橋(うるかちゃん、凄い・・・!!)

 

そして、

 

ズバァン!!

 

純「シャー!!」

 

実況『三振!!安達、まだ8回でありながら、既に13個目の三振!!そして、気迫の雄叫び!!気力体力共にまだ大丈夫です!!』

 

 

 

成幸家

 

 

 

成幸「・・・。」

 

古橋「成幸君?」

 

成幸「あ、ああ。何か、純が凄すぎて・・・。」

 

小美浪「そうだな・・・。益々凄味が増したみたいだな・・・。」

 

緒方「そうですね・・・。」

 

うるか(純・・・。頑張れ、あたしが付いてるよ・・・!!)

 

すると、8回の裏、

 

カキーン!!

 

快音が響いた先には、

 

実況『は、入ったー!!一ノ瀬学園、8回の裏、均衡を破るソロホームラーン!!これで1-0となりました!!』

 

 

 

 

成幸家

 

 

 

 

 

成幸「うおー!!遂に均衡が破れたー!!」

 

古橋「うん!!凄いねー!!」

 

緒方「はい!!」

 

小美浪「あのバッター、ナイスバッティングだな・・・!!」

 

うるか「よっしゃー!!」

 

そして、その回は1点に終わり、9回の表、

 

実況『さぁ、一ノ瀬学園、夏初優勝に向けて、今背番号1がマウンドに立ちました!!』

 

 

成幸家

 

 

 

 

うるか「純ー!!頑張れー!!」

 

成幸「この回だぞ!!」

 

古橋「安達君、頑張れー!!」

 

緒方「頑張って下さい!!」

 

小美浪「ここだぜー!!」

 

そして、

 

実況『三振!!まず先頭バッターを、151キロの真っ直ぐで三振を奪いました!!1アウト!!いやぁ、まだ球威が衰えておりませんね!!』

 

解説『はい、まだまだ次のイニングも行けるのではないでしょうか!!』

 

その次も、

 

実況『三振!!このバッターも、150キロの真っ直ぐで三振を奪いました!!2アウト-!!』

 

 

 

 

成幸家

 

 

 

 

 

成幸「よっし!!あと1人だ!!」

 

古橋「緊張してきた・・・!!」

 

緒方「フンス!!」

 

小美浪「ヤベー、心臓がバクバクいってるわ・・・!!」

 

うるか「純ー!!」

 

 

実況『まず初球!!』

 

ククッ、

 

実況『変化球が決まって、1ストライク!!』

 

 

 

成幸家

 

 

 

 

成幸「あと2球・・・!!」

 

古橋「・・・。」

 

緒方「・・・。」

 

小美浪「・・・。」

 

うるか「純・・・!!」

 

 

実況『2球目!!』

 

キーン!!

 

実況『外の真っ直ぐ149キロファール!!今の真っ直ぐも、何か気迫が伝わりますね!!』

 

解説『そうですねー!!見てるこっちもドキドキします!!』

 

 

 

 

成幸「後1球・・・。」

 

古橋「・・・。」

 

緒方「・・・。」

 

小美浪「・・・。」

 

うるか「純・・・!!」

 

 

実況『さあ、夏の初優勝まで、後1球!!大歓声がこだましています!!』

 

そして、最後も純は真っ直ぐを投げた。

 

ズバァン!!

 

純「よっしゃあぁぁぁぁぁーッ!!!!!」

 

実況『空振り三振!!昨年、後1歩で涙を呑んだ日本一、それを今年は雪辱を果たし、昨年ここに置いてきてしまった忘れ物を見事取って参りました!!一ノ瀬学園、昨年の悔しさを晴らす、夢の全国制覇です!!!!』

 

純「よっしゃあぁぁぁぁぁーッ!!!!!」

 

吉田「やったー!!!!」

 

野口「サイコーだー!!!!」

 

それぞれ喜び合い、抱き合い、皆マウンドでもみくちゃになったのであった。

 

 

 

成幸家

 

 

 

うるか「よっしゃあぁぁぁぁぁーッ!!!!!」

 

成幸「やったー!!!!」

 

古橋「やったー!!!!安達君スゴイスゴイ!!!!ね、りっちゃん!!!!」

 

緒方「はい!!!!スゴイです文乃!!!!」

 

緒方と古橋は手を取り合った。

 

小美浪「ヤベー!!!!マジスゲー!!!!」

 

審判「1-0で一ノ瀬学園!!礼っ!!」

 

「「ありがとうございました!!」」

 

こうして、純達一ノ瀬学園は、全国制覇という最高の結果で終えたのであった。




投稿できました。

最後は、優勝という形で終えました。

決勝戦はノーヒットノーランで行こうかなと思ったんですが、流石に畏れ多いと思い、完封という形にしました。

内容も結構駆け足で執筆したので、かなりグダってます。ご了承下さい(土下座)

昨日の横浜のサヨナラ勝ち、劇的すぎて、暫く「スゲー!!」を連呼してました(笑)
凄かったです!!

今日、明桜の風間君のピッチングを見てましたが、雨でノーゲームになってしまい、複雑な気分になりました。けど、気持ちを切り替えて、頑張って下さい!!

では、また!!
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