図書室
この日も、成幸と古橋、緒方、武元は勉強をしており、純はサポート役をやっているのだが、
純「・・・。」
この日の純は、左手で頬杖を突きながら遠い目で空を見ていたのであった。その様子を見ていた武元は、
うるか「純。」
純に声を掛けた。
純「あ、何?」
うるか「『何?』じゃないよ。空見てぼーっとして、どうしたの?」
成幸「確かに。お前いつも大人しいけど、いつに増してぼーっとしてんな。」
純「いや、なんでもねー。」
成幸「・・・そうか。」
純「ああ。それよりさ、うるか・・・。」
そう言って武元に近付いたが、肩に触れた瞬間、
ひゅぱっ
純・成・緒・古「「「「!?」」」」
武元が顔を背け、離れたのであった。
純「なんだ、どうしたうるか?」
うるか「い、いや別にッ!?」
しかし、
古橋「・・・おや?」
この様子を見た古橋は、ある疑問を感じたのであった。
翌日、ファミレス
うるか「・・・えっ!?『お友達』?」
古橋「ほら・・・、前にラーメン屋で相談してくれた。」
うるか「あ、あぁ・・・。」
古橋「そのお友達、好きな人とうまくいってるのかな?」
うるか「うんまぁ・・・、その・・・。」
すると、武元はある質問をした。
うるか「文乃っちはさ・・・、エンキョリ恋愛ってどう思う・・・?」
古橋(?急になんの話だろう?)
そう思った古橋だったが、
古橋「まあ今の時代、別に普通なんじゃないかなぁ?会えない時間が2人の絆を強くするって言うしね。」
そう述べたのであった。
うるか「そっ、そーゆーものかなっ?」
古橋(わたしもよくしらんけど。)
そういった経験が無い古橋は、そう思っていたのであった。
古橋「まぁ、さすがに海外だとしんどいかもだけど・・・。」
そう言ったら、
うるか「だよね。」
武元が死んだ目をしたのであった。その様子に、
古橋「海外!?うるかちゃん海外に行く予定あるの!!?」
そう尋ねると、
うるか「ち、ちがっ!?友達!!友達がね!!」
と武元はそう言ったのであった。さらに武元は、
うるか「な、なんでもその・・・、最近部活の大会で優勝したとかなんとかで、その男子も、甲子園優勝して、世界大会と国体も優勝したんだけど、その友達は部活の活躍で海外リューガクにチョーセンすることにするかもとかなんとか?」
そう続けたのだが、
古橋(どう考えてもうるかちゃんじゃない!!てか甲子園と世界大会と国体って安達君のことだし、隠す気あるの!?てか海外留学ゥゥ!?言えよ!!だようるかちゃん!)
完全にバレバレであった。
すると、
うるか「・・・みんなに言うのはね、結果出してからにしよっかなって。」
そう武元は言った。
古橋「え・・・。」
うるか「今でさえじ・・・、好きな人のこと考えると頭ぐるぐるしちゃって、ちょっとキョリおいちゃってるカンジだし・・・。・・・って!友達がね!友達が!」
それを聞いた古橋は、
古橋(あああ歯がゆい!この純情乙女めー!!)
と内心思っていた。その時、
店員「いらっしゃいませー。」
うるか「!」
店員の声に反応した武元が、声のした方に目を向けると、
店員「1名様でよろしいですか?」
純「あ、はい。」
純がいたのであった。
古橋「あ、安達君!」
純「ん!?古橋も来てたんだ。今日は1人か?」
その問いに、
古橋「え!?何言っ・・・んん!?」
正面を見ると、武元が忽然といなくなっており、テーブルの下を見ると、
古橋(んんん!?)
武元が隠れていたのであった。
古橋「ちょっとうるかちゃん、何を・・・」
と小声で聞くと、スマホのバイブが鳴ったので見ると、
うるか『しーっ、しーっ!いないってゆって!(><;)』
そうメッセージが届いたので、
古橋(小学生の居留守か!!)
と心の中で突っ込むと、
うるか『あっ!あとさっきの話とは全然カンケーないかんね!!』
とメッセージが来たので、
古橋(ホントに隠す気ある!?うるかちゃん!?)
とまた心の中で突っ込んだのであった。すると、
純「せっかくだし、俺も一緒していいか?」
と純が座ったので、
古橋(ああもう!なんなのこの状況!?)
と思っていたのであった。
古橋(はぁ・・・、もうしょうがないなぁ。可愛いうるかちゃんのために一肌・・・)
と思っていると、再び武元からメッセージが届いたので目を向けると、
うるか『文乃っちって意外と大人なパンツはいてんね!ちょっとドキドキしちゃった』
といったメッセージが届いたので、
古橋(ぶっとばすよ?)
と思った古橋であった。その時、純がボールを持っていじっているのを見た古橋は、
古橋「最近安達君、よくボールいじってるね。」
と言ったのであった。すると、
純「ああ。何か最近、ボールをいじらないと落ち着かなくてな。何より、うるかが関わってるかもな。」
そう言ったのであった。
古橋「うるかちゃんが?何で?」
純「あいつとは中学からの付き合いだけど、あの頃から、いや、もっとスゴくなったなって。」
古橋「なるほどね。国体も優勝しちゃったし。でも安達君も、甲子園に加えて、世界大会と国体も優勝しちゃったから、安達君もスゴイよ。」
純「はは。でも、そんなスゴイあいつがいたから、俺は頑張れたんだ。だから、次のステージも、もっと頑張んねーとなって。」
古橋「ふふっ。それ聞いたらきっとうるかちゃん喜ぶね。」
その時、武元の喜びがメッセージから漏れていたので、
古橋(うん。漏れてる漏れてる。喜び漏れてるうるかちゃん。)
と古橋は若干苦笑いしながらメッセージを見ていた。
純「あ。うるかと言えば、ちょっと古橋に聞きてーことがあんだけど。」
古橋「ん?」
純「あいつ、最近ちょっとよそよそしいというか、避けられてるような気がすんだ。他のみんなに聞いても知らねーって言うし、古橋は、何か聞いてる?」
古橋「えっと・・・、それは・・・。」
そう言って、古橋は純の顔を見ると、本当に心配している顔であった。
古橋(安達君・・・。)
純「あいつ、好きな奴いるから、それに関する事だと思うんだけど・・・。」
と言った。それを聞いた古橋は、
古橋(本当に安達君は、うるかちゃん絡みだと色んな顔するな・・・。でも、安達君って、時々何考えてるのか分からないときがあるし・・・。)
そう思いながら下のテーブルを見ると、武元が首を横に振っていたので、古橋は純にこう言った。
古橋「うるかちゃん、誰とも付き合ってなんかいないよ。」
と言った。
純「・・・そっか。」
そして、古橋はコーヒーを一口飲んで、
古橋「もし、うるかちゃんが『そう』いうことになって、自分から離れていっちゃったら、安達君はどう思うのかな?どうあってほしいのかな?」
純にこういった質問をしてみたのであった。
純「・・・スゲー質問だな。・・・そうだな、あいつに好きな奴がいるんだったら、その人とうまくいって幸せになってほしいと、それが1番じゃねーかな。」
と答えた。それをテーブルの下で聞いていた武元は、切ない表情を浮かべたのであった。
古橋「・・・それだけ?」
と、古橋がそう聞くと、
純「・・・いや。やっぱり寂しい・・・な。」
と寂しそうな表情を浮かべていたのであった。それを見た古橋は、
古橋「安達君はうるかちゃんのこと、本当に大切に思ってるんだねー・・・。」
そう言うと、純は目を瞑り微笑を浮かべながら、
純「ったりめーだろ。あいつのこと・・・」
そう言ったのだが、
純「・・・いや、なんでもねー。」
途中で言うのを止め、財布から千円札を取り出し、それをテーブルに置いて、
純「そんじゃ、またな。」
古橋「あ、うん・・・。」
ファミレスを出たのであった。
古橋(ったりめーだろ、か・・・。その後何か言いかけたけど、多分好きって言いかけたんだと思うな・・・。)
そして、テーブルの下を見てみると、
古橋(・・・まぁ、そうなるよねぇ・・・。)
恥ずかしさと幸せのあまり、煙を吹き出していた武元がいたのであった。
帰り道
うるか『文乃っち今日は相談のってくれてありがと!ちょっと楽になったよって友達が言ってた!友達が!!』
うるか『I LOVE YOU♡』
そのメッセージを見た古橋は、
古橋(・・・『うん、良かった。留学も恋愛もうまくいくように応援してるよって、お友達に伝えてあげてね』っと・・・。)
と送り、
古橋(・・・『あと・・・相手の人のことあんまり避けてると別の誰かが』っていやいや、変な誤解招きそうな文章になっちゃってるーッ!!)
と感じたので、
古橋(削除!削除!)
続きは削除したのであった。その時古橋は、武元と安達の言葉を思い出していた。
回想
うるか『心の重荷になっちゃうくらいなら、別に好きな人がいるって思われてる方が』
純『あいつに好きな奴がいるんだったら、その人とうまくいって幸せになってほしいと、それが1番じゃねーかな。』
回想終了
その時、古橋はさっき来た道を引き返したのであった。すると、スーパーカワイで、成幸と一緒に歩いている純を見つけたのであった。
スーパーカワイ
成幸「大漁大漁!」
純「はは。良かったな、成。」
成幸「ああ。けど、悪いな。荷物持ち手伝わせちゃって。」
純「別に構わねーよ。その代わり、今日お前んちで飯食って良いか?」
成幸「良いぜ。きっと母さんも妹達も喜ぶと思う。」
純「よっしゃ!!そんじゃあ、早く帰ろーぜ!!」
成幸「ああ!!」
その時、
古橋「安達君っ!!」
純「ん?」
成幸「何だ?」
後ろから声がしたので振り返ると、
純「古橋か。」
成幸「どうしたんだ?」
古橋がいたのであった。すると、純に近付き、
古橋「嘘、だからっ!!」
そう言った。
純「は?」
成幸「え?」
古橋「うるかちゃんに好きな人いるって話・・・、嘘だからっ!!」
純「・・・。」
その発言に純はしばらく黙っていたが、
純「・・・そっか、・・・分かった。」
そう返したのであった。その時、純は少しホッとしたような顔をしていたのであった。一方、
成幸「え?え?何の話?」
話の意味が全く分からない成幸は、
成幸「何の話してるの?」
と尋ねたが、
古橋「それは自分で考えて!!」
成幸「はぁ!?どういうこと!?」
古橋「どうもこうもありません!乙女心『実践』問題だよ!!それに、成幸君は安達君の幼馴染でしょ!!」
成幸「えええ・・・。」
と返されたのであった。
投稿できました。
久し振りの投稿ですね。今日のお話は、10巻の問83と、前回投稿した、アニメ2期の8話の一部をミックスしつつ、アレンジしました。
久し振りのため、結構読みづらいです。お許し下さい(土下座)
次回ですが、まだ決めておりません。お仕事もありますので、ゆっくり考えてみます。
また、主人公のどのチームに入れるかですが、本当にどうするか決めていなくて、誠に申し訳ございませんが、皆さんの意見も聞きたいので、いつでもお待ちしております。
では、また!!