人魚姫と野球小僧   作:ホークス馬鹿

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3話です


3話

成幸「・・・だから、ここの『that』は『あれ』じゃなくて関係代名詞。『allow』は『洗う』じゃなくて『許す』な。」

 

純「つーか、『allow』を『洗う』と訳す奴はじめて見た・・・。」

 

成幸「英語で点を取るにはまずとにかく単語と文法だ。そして、スラスラ訳せるようになるまでひたすら同じ文章を反芻して・・・。」

 

俺たちはいつも通り図書室で勉強をしているところであり、成が武元に英語のアドバイスをしているが、

 

純「成、武元がショートしているぞ・・・。」

 

そう言われて、武元を見た成。すると武元の頭には煙が出ている。

 

うるか「もう限界だよー!!泳ぎたいよー!!暴れたいよー!!」

 

開始して30分も経ってないのだが、武元は泣きながら机を叩く。

その様子を見て俺がなだめるようなことをしていると俺の隣に座っていた古橋が立ち上がる。

 

古橋「あ、ごめんね・・・。私ちょっと用事があって・・・、ちょっとだけ抜けるね。」

 

成幸「またか?ここんとこ多いな。何か忙しいなら手伝うけど・・・。」

 

古橋「あっ、ううん。全っ然大丈夫!すぐ戻るから!」

 

 

階段隅

 

山岡「こんにちは古橋さん。また呼び出しちゃってごめんね。」

 

古橋「あ、ううん大丈夫・・・。それで・・・、山岡君今日は?」

 

成幸「おい武元。無理矢理引っ張ってきてなんなんだお前は。」

 

うるか「だーって気になるじゃーん♡」

 

純「あれって、サッカー部の山岡だな。」

 

確か女子から評判はかなり高い奴だよな。

 

成幸「あのな・・・、こういうの趣味悪いぞ。俺は戻るからな。」

 

緒方「同感です。武元さんはそういうところを改めるべきかと。」

 

そう言いながら、成と緒方がその場を立ち去ろうとすると、

 

山岡「好きです。付き合ってください。」

 

その言葉を聞いた2人はすぐに俺たちのいるところに戻る。

 

うるか「・・・ねぇ、あんたら今あたしのことなんて言った?」

 

純「まぁ、こいつらも一応気になるんじゃね?」

 

古橋「あ、あの・・・っ、き、気持ちはとっても嬉しいんだけど・・・、ごめん・・・なさい・・・。」

 

山岡「えーっ、今日もダメ!?僕・・・そんなにダメかなぁ?」

 

古橋「い・・・いやそのっ!あなたがダメとかじゃなくて・・・っ。」

 

どうやらハッキリと断ることができなかったようだな、古橋。

 

山岡「えっホント!?良かった~!じゃあまた来るね!じゃっ!」

 

古橋「え、あのっ、何度来てもらっても・・・っ!」

 

2人の会話を聞いて我慢出来なくなった武元が古橋のところに行く。

 

うるか「もったいなーい!」

 

古橋「ええ!?みんな・・・、なんでここに!?」

 

うるか「何やってんのさ文乃っちー!今の、サッカー部のイケメンで有名な山岡っしょ!?こんなスエゼン食わぬとは何事かー!!」

 

古橋「えっ!?いやその・・・。(何この状況・・・)」

 

いきなりの説教状況に訳が分からなくなっているな、古橋。

 

うるか「全く、今の様子じゃ、もう何度も告られてるみたいだね。うらやまけしからん・・・。」

 

うるか「恋愛ってーのは、カケヒキも大事だけど・・・、たまには女からニクショクになってこそ・・・、彩りが生まれるってーものだよ!!」

 

古橋「い、彩りが!!」

 

緒方「で、そう言う武元さんは恋愛経験が?」

 

うるか「えっそれは・・・、まぁ・・・、予習は万全ってゆーか?」

 

緒方「ないのですね。」

 

古橋そっちのけに言い争いを始める2人。

 

成幸「戻ろうぜ、古橋。」

 

口論している2人をよそに、成が古橋に手を差し出す。

 

古橋「唯我君。」

 

成幸「その・・・、悪かったな・・・。つい好奇心に負けてのぞいちまって・・・。」

 

純「俺も、なんか悪い・・・。」

 

古橋「う、ううん大丈夫・・・。」

 

その時、古橋の手が震えてることに気がついた俺と成であった。

 

 

 

図書室

 

純「じゃ、時間だから、俺部活行くわ。」

 

うるか「あっホントだー!んじゃ、途中まで一緒に行こー!!」

 

緒方「私も店の手伝いがありますので・・・。」

 

成幸「おー。言ったトコ、ちゃんと家でもやっとけよ!」

 

うるか「うげっ!」

 

成幸「うげっ、じゃねーよ。」

 

そう言いながら、図書室を後にした。

 

 

 

部活に行く道中、

 

うるか「ねぇ、純?」

 

純「何、武元?」

 

うるか「文乃っち、どうするんだろうね。」

 

純「さぁな。でも、古橋は受験に集中したいから付き合う気はないと思う。ただ、はっきりと言えない性格なんだろうな。だから山岡も何回も来るんだと思う。」

 

うるか「そっか、そうだよね。」

 

純「しかし、告白か、俺もいつか武元に・・・。」

 

うるか「ん、何か言った純?」

 

純「えっ、いや、何でもない。そんじゃ、また。部活、頑張れよ!」

 

そう言い、俺は武元の肩を叩いた。

 

うるか「う、うん!また!」

 

そして、俺は武元と別れた。

 

純(危ねー、聞かれるところだった。もし聞かれたら、俺、今後武元の顔を直視出来ないかも・・・。)

 

一方武元は、

 

うるか(じ、純に肩を叩かれた!ヤバい、叩かれたときの感触がまだ・・・///。)

 

廊下の真ん中で赤面しつつ、幸せそうな顔をしていた。

 

最も、その姿を川瀬と海原に見つかり、からかわれたのであるが。

 

 

 

後日、古橋と山岡の件は、成が解決したらしい。何故頭を怪我しているのかは知らんが。




投稿できました。

いやぁ、悩んだ結果、古橋がサッカー部の山岡に告られる話から始めました。

主人公と緒方、古橋と接点がないまま試合の話をするのは何か違和感を覚えたので、投稿してみたけど、主人公と緒方、そして古橋と会話するシーンが作れていませんね(汗)

けど、うるかとの接点は最後あたりですが、うるかがデレてる感じの話を書きました。

それで許してください・・・。

では、また!!

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