春季県大会を優勝した、俺達一ノ瀬学園は、意気揚々と関東大会に挑む。
俺達は、明日の2回戦の第2試合だ。
今さっきその相手が決まり、相手は今年の選抜の準々決勝で負けた相手だ。俺はその日チーム事情で投げず、ベンチで敗戦を見届けた。
あの日の借りを返すチャンスだ。
純(あの日は投げなかったけど、今日は俺が先発。ゼッテー借りを返してやる!)
吉田「純、行くぞ。」
純「あぁ。」
よっしゃ、やってやる!!
一方成幸たちは・・・
うるか「しっかし、成幸風邪が治って良かったね!」
成幸「あぁ、なんとかなったよ。」
古橋「ごめんね。私の風邪がうつっちゃったんだよね。」
成幸「古橋のせいじゃないって。体調管理を怠った俺が悪いんだし。」
緒方「でも、テストが終わったタイミングで本当に良かったですね。」
成幸「あぁ、そうだな。よし、今日も気合入れて勉強頑張ろうぜ!」
すると、
うるか「そういえば、今日純の試合だったね。」
成幸「そういえば、そうだったな。」
うるか「観に行きたかったなぁ・・・。」
成幸「まぁ、こればかりはしょーがねーよ。俺ら授業あるし、武元は部活だろ。」
うるか「うん・・・。」
成幸「さぁ、気を取り直して勉強しようぜ。」
こうして、成幸達は勉強を再開したのであった。
ちなみに一ノ瀬学園は、初戦を5-0と快勝し、純もこの試合完封勝利を収め、準々決勝に進出したのであった。
それから4日後、
その日武元は、部活が終わり、家の部屋のベッドの上で寝転んで天井を見上げていた。
うるか「・・・純。」
ここ最近、勉強も部活もあまり身が入らなかった。それは純がいないからである。
去年もこういったことが普通にあったのだが、ここまで寂しい気持ちにはならなかった。そのため、川瀬と海原はもちろん、他の部員達には迷惑をかけてしまった。
純が成幸の教育係のサポート役になって、純と特に深く関わるようになったからか、以前よりもっと、顔が見たい、会って話がしたい、そんな気持ちが日に日にどんどん強くなっていったのである。
うるか(これって、純のことがもっと好きになったってことかな・・・。)
右腕を顔の上に乗せて目を閉じる。すると真っ先に純の顔が浮かび上がってくる。
うるか(純・・・、会いたいよ・・・。会って、色々話がしたいよ・・・。)
一方一ノ瀬ナイン達は、
純「・・・?」
不意に、純は武元の声が聞こえた気がしたので、視線を窓に向ける。
じっ、とその方向に目を向けたまま純は黙ってしまう。
吉田「純、どうかしたか?」
純「いや・・・、なんもない。」
吉田「そうか。明日決勝だからな、今日はゆっくり休めよ。」
純「今日投げてねーから疲れは全くないんだが、まぁ、お言葉に甘えて。」
吉田「あぁ、お休み。」
純「あぁ。」
そして、2人は別れた。
純(なんか、武元の声が聞こえた気がするんだが、気のせいか・・・。)
そう思いながら、休んだ純であった。
翌日、関東大会決勝は、純の投打に渡る活躍で、10-0と快勝し、堂々と関東大会を優勝で飾ったのであった。
それから数日後、
一ノ瀬学園3-B教室では、
海原「うるか、最近元気ないね。なんでかは分かるけど・・・。」
川瀬「そうね。にしても異常じゃない?去年まではこんなことなかったのに。」
うるか「うう~、そうだけど・・・。」
川瀬と海原、武元ら水泳部員が一緒になって話している。
川瀬「でも安達君、関東大会では大活躍だったじゃん。」
うるか「そうだね・・・(はぁ、寂しいよ・・・)。」
海原「ダメだこりゃ・・・。」
そう話していたときだった。
純「あぁ、いたいた。おーい、武元。」
うるか「純!?」
武元が勢いよくガバッと起き上がった。
純「おはよ、武元。川瀬も海原も。」
うるか「オ、オハヨウ、純!?」
海原「おはよう、安達君。」
川瀬「おはよう、安達。」
純「武元、勉強はかどってる?」
うるか「うん、まぁなんとか。」
純「そっか・・・。」
うるか「あっ、関東大会優勝オメデトー!」
純「ありがとう。」
うるか「次は夏だね。頑張って!!ゼッタイ観に行くから!!」
純「あぁ、ありがと。」
そう言って、純は武元の頭を撫でた。
うるか(久しぶりの純の姿。そして頭を撫でられた。ヤバイ、幸せ・・・///このまま永遠に続けば良いのに・・・。)
するとチャイムが鳴り、
純「そんじゃあ、俺行くわ。」
うるか「えっ、あ、うん。また後で。」
そうして、純は3-Bの教室を後にしたのであった。
最も、その日武元は川瀬と海原の2人に盛大にからかわれたのであるが・・・。
投稿できました。
いやぁ、今日は1番グダってるわ(泣)
書いてて、自分でも分かんなくなってきたから・・・。
今日のうるか、可愛く書けたかな・・・。
それで許してください(土下座)
では、また!!