はじめまして、私のエヴァンゲリオン   作:siriusゆう

6 / 33
今回、少し短めです。


今はまだ会えない、在りし日のキミを想う

戦いは、いつも突然だ

 

そんな事を考えながら、高速で空を飛ぶエヴァMark9を追いかけ、Mark7で空を翔ける。

ランダム飛行で私から距離を取ろうとするも、私は速度を上げ回り込む。

 

 

下より飛来する弾丸。

一瞬だけ抵抗するも、瞬時に破られる私のATフィールド。

 

これは地上の8号機による援護射撃だろうと即座に判断し回避機動を行う。

 

回避する私を追い立てるように次から次へと弾が飛んでくる。

侵食型位相転移ATフィールドを発生させてATフィールドを破壊する銃弾、[情報宮装備弾]だ。

 

数に限りがあるのに…出し惜しみ無しとはね。

 

 

そんな8号機による援護によって、Mark9より離されてしまう。

 

 

 

くっ!逃した!

悔しさに下唇を軽く噛みながら、オレンジ色の機体を視界の隅に捉える。

 

 

エヴァMark9より撃ち込まれる重粒子弾を、回避行動を取りながら多重ATフィールドで受け止めた。

 

12枚のATフィールドのうち、4枚を破られる。

 

ATフィールドを4枚も破る威力に戦慄しながらも、Mark9が構える銃口に気を付けながら機体を動かしていく。

 

 

 

さらに下のエヴァ8号機からの銃撃も襲いかかる。

今度は通常の銃弾に侵食型ATフィールドを付与した、通称AT弾。

 

ATフィールドで受け止めるも、ジリジリとATフィールドを侵食していく弾丸。

 

しかし、一瞬で破られないだけ、情報宮装備弾よりマシだ。

僅かでも時間を稼げれば、既に私はそこに居ない。

 

 

 

オレンジ色の機体に向けて、全速力で飛ぶ。

衝撃波を撒き散らしながら接近する私。

 

そんな私へと重粒子弾が飛んでくるもバレルロールを用い回避していく。

 

 

 

遂に射撃戦中距離へと至る。

ここからは私の距離だ。

 

ATフィールドで抗力を発生させつつ機体を起こし軌道を変え、手に持ったパレットライフルでMark9の頭と胴体を狙い撃つ。

 

警戒していた為か初弾は回避されるが、偏差射撃を行い着弾させていく。

ATフィールドは既に中和されており、着弾の衝撃により敵の回避行動が乱れる。

 

 

地上から敵の援護射撃が来るも、ATフィールドが私を守ってくれる。

高速機動戦において、即貫通してこない攻撃はほぼ無意味だ。

 

 

私のパレットライフルの弾が切れる。

弾切れしたライフルを投げ捨て、短銃をウエストラックより取り出す。

 

急速反転してこちらを攻撃しようとする敵を翻弄するように、私は機体を下に動かす。

反応して私に標準を合わせようとするのを見て、嘲笑うかのように急速に高度を上げる。

 

その私の動きに再度、エヴァMark9が反応するが、次の瞬間僅かに怯む。

 

…太陽の位置は、常に把握して動かないとね。

 

 

 

エヴァMark9の頭に向けて短銃の引き金を引く。

弾け飛ぶ頭を確認し、眼下を見た。

 

 

 

 

 

 

紺色のエヴァと赤色のエヴァが、一回り以上大きなエヴァと戦っている。

そこから離れた位置にはピンク色のエヴァがこちらへと銃口を向けていた。

 

 

私は急速降下し、ピンク色のエヴァ8号機に接近する。

 

地上を移動しながら高反動の武器を巧みに操り、射撃してくる8号機。

それに対し回避機動を行いながら短銃で応戦する。

 

 

 

8号機は弾切れなのか、射撃が止まる。

 

この隙に空中で機体を静止させ、銃撃姿勢を取る。

よし、残りの残弾ならやれるかも…。

 

 

そんな事を考えるが、8号機は持っていたアダドをオーバーロードさせる。

視界を埋める閃光、そして爆発音。

 

上空に居る私に飛び掛かって来る8号機を、咄嗟にATフィールドでガードする。しかし、僅かに上を取られてる。

上から物凄い威力の蹴りを浴びせてくる8号機。

繰り出される侵食型ATフィールドを纏ったその蹴りを完全にガードしきれそうにない。

 

咄嗟に防御用ATフィールドの出力を上げたため、なんとかガードに成功するが、高度維持へとフィールドを回せない。

故に墜ちていく機体。

しかし損傷なし。

 

 

着地をして、8号機に向け短銃を構える。

 

 

「ユウカ!」

鋭く飛んでくるアスカの声を聞き、考えをめぐらす前に機体を斜め前方へと飛ばせる。

 

 

 

次の瞬間、響く轟音に、崩れ弾け飛ぶ地面。

 

 

 

アイギス装着エヴァ5号機改が、エヴァの胴回りよりも大きな腕で私の居た場所を粉砕していた。

 

…アスカの声が無ければ、やられてたかもしれない。

 

 

 

そのエヴァ5号機の後ろより走ってくる赤色のエヴァと紺色のエヴァ、2号機とMark6。

そんな2機へ体を向け構える5号機。

5号機は私に背を向けた状態だが迂闊に攻められない。

何故なら私の相手はこちらに来る8号機になるからだ。

 

 

しかしよく見ると、Mark6が2号機より前に出ている。

 

「スイッチ!」

そんなアスカの号令を聞き、私は5号機へ向けて機体を疾走らせる。

 

5号機とMark6が接敵

その横を駆け抜ける2号機に、それとすれ違う私。

 

5号機がMark6を弾き飛ばそうと腕を振るうが、その巨大な前腕を蹴り空中に身を踊らせて回避するMark6。

 

 

 

背中が、がら空き!

 

5号機の背後より何重にも重ねたATフィールドを圧縮し、開放する。

限界まで圧縮されたATフィールドの反発力は、物凄い衝撃力として隙だらけの背中に直撃した。

 

吹き飛んで行く5号機を追撃するため、機体を走らせる。

 

機体を起こす5号機だが、動きが遅い。

強化外骨格のせいで人体構造とは離れた形をしているから当然だろう。

 

畳み掛けるように、上から多重圧縮フィールドで叩き潰す。

しかし、想像と違い倒れる事なく耐えきっている。

 

 

うそ、冗談でしょ…。

 

 

しっかりと立ち上がる巨体。

どっしりと構える隙の無い体勢。

それは戦自式格闘術の構え。

掴み技や、寝技、カウンターを得意とした近接戦闘技術。

 

戦自上がりのチルドレン、霧島マナか。

バリバリのインファイターのようだね…

 

 

 

手のひらをこちらに見せるように構える5号機。

5号機のフィールド偏向制御装置を使った突撃に、多重ATフィールドを展開しつつ飛行ユニットへもATフィールドを纏っていく。

 

激突する5号機と私のフィールド。

5号機が装着しているアイギスの手のひらより飛び出すパイルが次々と私の多重ATフィールドを容易く破って行く。

 

これはまさか、簡易式ロンギヌスの槍!?

 

 

 

ロンギヌスはマズイと、飛行ユニットのフィールド出力を最大展開し飛び立ち距離を取る。

 

 

空は私の領域だが、現在は有効な遠距離武器を持っていない。

 

ATフィールドの出力で押し切りたいが、ロンギヌスのパイルが邪魔過ぎる。

 

飛行位置を変え、両手の先に円を描くようにフィールドを展開。

それを圧縮、高速回転させ5号機に投げつける。

 

生身で見ると十分早く見える投擲だろうが、エヴァの身体能力のフィードバックを受けた状態だとそれ程早くは見えない。

 

だが目立つ攻撃だ。威力も十分に一撃必殺に至るだろう。

 

 

私の読み通り、5号機は回避するが、それで良し。

私の投げたATフィールドが消えるより早く、2号機に投げられた8号機がフィールドにぶつかる。

 

コンビネーションプレイを咄嗟に成功させるとは、流石はアスカ!

 

私のフィールドにより真っ二つになった8号機を蹴りつけ、5号機に当てようとする2号機。

5号機は8号機の胴体を咄嗟に回避するが、少しだけズレた軌道をもって投げつけられた槍をフィールドで防御する。

その槍を投げたのはMark6。

それも、8号機の胴体により見えづらくして投げつけたものだ。

 

フィールドにより一瞬槍が止まるも、しかし、次の瞬間には槍が貫通し、串刺しとなり背中から倒れる。

 

どうやらカヲル君は、今まで槍に強力なATフィールドを侵食させていた様だ。

 

 

串刺しとなった5号機だが、機能中枢は無事な様だ。

もがいているが上手く起き上がれないでいる。

ただてさえ、刺さった槍で、地面に縫い付けられた状態。

さらに強化外骨格の腕部があまりにも大き過ぎるため、すぐさま手で抜くことが出来ないみたい。

 

まさにまな板の上の鯛状態。

後は、好きに料理するだけだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アスカチームの勝利で終わったチーム戦シミュレーション訓練。

どんよりとした相手チームと、対象的な私達。

 

「ほら、やっぱり圧勝じゃない?」

訓練前にチームバランスを指摘したアスカは、呆れた様にミサトさんへ声をかける

 

「おっかしいわね〜。作戦部全員でバランス良く決めたのに。」

納得いかないと、首を傾げるミサトさん。

 

「そもそも、ユウカ争奪戦じゃないのよ、こんなの。

エコヒイキにユウカの相手なんて、どだい無理よ、無理!」

 

「そうかしら?特殊武装を解禁した状態ならMark7に匹敵すると思ったんだけど?」

 

「それはこいつがバリバリのインファイターならでしょ。

基本高水準のオールラウンダーで空中戦の天才。

その上、射撃戦中距離に至っては的確に、瞬時に撃ち抜くようなやつよ。

それがMark7なんて機体を使ってる時点で、空で勝ち目なんて無いのよ!」

 

「あら、やたら褒めるじゃない?アスカにしては珍しい。」

言い合うアスカとミサトさん。アスカに褒められてるのは嬉しいけど、恥ずかしい。

 

「ユウカちゃん、あまり運動得意じゃないのに何でそんなにエヴァの操縦上手いの?」

ガーン!霧島さん、酷いよ。

確かに運動はそんなに得意じゃないけど…

 

「ノンノン。ななちゃんにはまだ3段階の進化が残されているのだよ、榛名っち。運動に関しては時間の問題だにゃ!」

マリが私の髪を櫛で梳かしながら、冗談を言う。

なんですか?3段階って…

 

それにしても榛名っちという、霧島さんのアダ名。

マリのセンスが良くわかんないよ。

 

「だから私の名前はマナだって〜。なんで榛名っちなのよ。」

霧島さんが、最近馴染みとなった突っ込みを入れている

 

 

「大体、なんでこんなチーム対抗戦なんてやってんのよ。連携訓練なら仮想敵と戦闘でもやればいいでしょ!」

アスカとミサトさんの言い合いはまだ続いている。

 

確かに、アスカに一理ある。

そんなアスカの言葉にミサトさんは

 

 

「だって、そればかりだと面白くないじゃない?」

 

そんな言葉を聞き、げんなりする私達。

ミサトさん、たまにそういう所あるよね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現行エヴァンゲリオンの開発と建造の停止。

 

 

その知らせはすぐさま組織内を駆け巡った。

 

理由は様々有るらしいが、大きな問題は建造コストと時間、何よりもパイロットの特殊性とのことだ。

 

パイロットを選出することは出来る。

しかし既に世界中の子供を調べ上げた時点で判明した(質)の問題。

 

 

エヴァはその特殊性からほぼ専用機体だが、実際には造ってからでしかパイロットを選べない。

しかし造ってからパイロットとしての適性が低過ぎても困るというのが上の意見。

 

現状調べ上げた適格者の素質を鑑みるに、今度新しく選出されるチルドレン2名を登録したら、以降は2つか3つ程、適格者としての素質が下がる人しか居ないらしい。

 

 

しかし、アポストルには通常兵器の有効性が不安視される。

いくら完成された単体生物では無いとしても、ATフィールドを持つことが予測されるからだ。

 

どんな敵かも解らない。

そして負ければ今度こそ人類が終わる。

 

エヴァ程アポストルに有効な兵器は未だに無いのが現状。

だがしかし、エヴァにばかり力を注ぐ事は出来ない。

 

南アメリカのウォール・オブ・ジェリコ、ジオフロント防衛設備、キラー衛星による防衛システムであるアルテミスの首飾り、宇宙要塞、アフリカ南部の複合要塞防衛線テンティリス。

これだけエヴァ以外にも準備をしている。

 

今後、戦力として確実性に欠けると判断した上層部の人たちは苦渋の決断の末に、エヴァンゲリオン配備計画を一時停止措置とする事に決定したとのことだ。

 

 

 

 

 

それから数日が過ぎ、今日は非番の日だ。

今日は私と霧島さんが非番となっている。

 

 

チルドレンの休み事情は最近になって少し変わった。

完全な休みは月に3回。

 

三週目までに一人一回の休み。最終週に全員の休みが1回。

あとは午前・午後どちらかが休みとかが多い。

 

 

そんな今日は、朝から食堂でコーヒーゼリーとジュースを堪能しながら、携帯端末を使用してのお勉強である。

 

スイーツ食べ放題。ふふん、食堂最高!

 

そして優雅にお勉強。ああ、しあわせ…

そんな事を考えながら携帯端末に打ち込んでいく。

 

 

今勉強しているのは形而上生物学。

冬月司令が大学教授時代に教えていたと言う学問。

 

エヴァを知る上で必要な学問の1つで、ざっくりと言えば人の魂と肉体に関係した学問である。

この形而上生物学を応用して作られたのがマギシステムであり、エヴァンゲリオンだ。

 

そんな勉強をしていると、私の座る席に近づいて来る人影が映る。

 

「ユウカちゃん、おはよう。ここ空いてる?」

にこやかに話しかける霧島さん。

 

「おはようございます。空いてますよ。」

私の返答を聞き、席に座る霧島さんの手には朝定食Bセット。

パン、スクランブルエッグ、ソーセージ、サラダ、コーンポタージュ、日替わりフルーツのセットメニュー。

女子力高い!?

 

私の朝のメニューはカツ丼と蕎麦のセットだというのに。

 

 

 

「ユウカちゃんはご飯食べたの?」

 

「はい。食べましたよ。」

勉強は一時中断

コーヒーゼリーのクリーム追加を食べ進める。

うまっ。

 

「いや〜、久々の休みでゆっくり寝ちゃったよ。

ユウカちゃんは何時に起きたの?」

 

「朝6時です。マリちゃんも起きたので、その時間から起きてます。」

 

「真希波さんか〜。一緒に過ごしてるんだよね?部屋ではどんな感じ?」

マリの普段って気になるよね?

私も最初はそうだった。

 

「まあ、普段とあまり変わらないですよ。あとは、暇なとき本ばっかり読んでます。意外に本の虫なんです、マリちゃん。」

 

「本?へぇ、凄く意外だね!漫画とかも読むのかな?」

 

「漫画は…あまり持ってないみたいですね。もっぱら学術書とか古典文学とか、あとは色々です。」

そんな私の返答に絶句する霧島さん

まあ普段のマリを見てれば驚くかもしれない。

 

その後も会話は続いていく。

話し上手な人だなと、羨ましく思える。

 

何せ私のコミュ力は5ですから。…なんだゴミか

 

 

 

 

霧島さんの食事が終わり、食器を返却しに行った。

その間に、私も勉強を進めていく。

 

戻ってきた霧島さんが私の後ろから、携帯端末を覗く。

「今、どこ勉強してるの?」

笑顔で覗いていた霧島さんだったが、次第に表情が引きつる。

 

「えっと形而上生物学というのをちょっと。」

「えっと、ざっくり言えばエヴァのベースとなった学問です。」

 

驚く霧島さん

「エ、エヴァ?えっと小学校範囲とかはいいの?」

そっか喋ってなかった。

 

「私、ここに来てから高校卒業資格取りまして。えっと、特別に受けれるそうですよ?資格試験。」

 

まあ前世の記憶も有るから、ズルしたようなものかな?忘れてる事もあるから勉強はしたけど…

 

「凄!頭良いんだね。ビックリしちゃった…」

 

頭良いか…

前世は別に普通だったと思う。

でも生まれ変わってからは、測定したIQが高くなっているし、記憶力も相当良いくなっているのを自覚している。

 

ふと、会話が止まる

なんだか霧島さんが落ち込んでいるような気が…

 

「私ね、なんか自信ないんだ。」

私は黙って聞く

「私だけ凡人な気がして…」

 

「昔、戦自に居て訓練を受けてたから多少は自信があったの。エヴァに乗れるってわかった時は。

実際にアメリカでは他のチルドレンはいなかったし、シンクロ率は悪くないって聞いてたし。」

 

「でも、ここに来てから、チルドレン皆が何かしら飛び抜けた才能を持ってるし、皆が私よりもシンクロ率が高いし。私だけ取り柄ないって思えて…」

 

「あはは、何言ってんだろうね。私。」

 

そうだったんだ。

実際、私も来た当初は不安ばっかりだったのを思い出す。

 

「不安、なんですね。私もその気持ち、わかります。

最初はそうでしたから。

才能とか私はよく解んないですけど、ここに来る前は勉強とかしてませんでした。ただ自分に何が出来るか解らないから、今は沢山勉強しています。

そんな私が出来るアドバイスは一つ、エヴァの事だけです。

…エヴァには心があります。私達はそれとシンクロをしているんです。

だから、シンクロ率を上げるならエヴァを心から受け入れないと。例えそれがどんな物だとしても…。

そうしたら、エヴァが答えてくれるはずです。」

 

コンプレックスの問題ならば、結局は解決にはならない。

それに正論をぶつけられるのは嫌かもしれない。苦手に思われるかも。

でもそれが少しでも霧島さんの為になるのなら、私はそれで構わない。

 

今私は、確かに小さな子供だし、たまに言動が幼くなるが、確かに大人だった記憶がある。

好かれる事だけを考える訳にはいかないんだ。

 

 

「そっか、ありがとね。ユウカちゃんは、なんだか大人だね…。」

にこやかに笑い、受け入れる霧島さん。

私はそんな霧島さんも大人だと感じる。

 

「弱音なんて吐いてられませんよ?碇さんを助けるんですから。」

発破をかけるよう声をかける。

なんの為に乗るのかを忘れるちゃダメだと、言外に伝えた。

 

 

「シンジ。」

 

そのたった一言、だけどもその中に色々な感情が宿っているのを感じる。

 

目を閉じる霧島さん

決意を新たにするように、目の前で右手を握りしめている。

 

再び目を開けたとき、そこには弱い光なんて無かった。

決意を固めた女の子は強いんだよね。

 

今、女の子となった私には解る。

感情。それこそが女の子のパワーなのだと。

 

 

 

それからはシンジ君の話題になる。

今は無き第3新東京市、そこでの短くとも濃厚な日々。

最初は戦自のスパイとしてシンジ君に接触したこと。

人生で初めて好きになった人。芦ノ湖デート。

そしてシンジ君との別れ。

 

 

鋼鉄のガールフレンドと違うところは、シンジが霧島さんを好きになったのかが分からないところと、アスカと綾波さんが原作以上に霧島さんの邪魔をしていた事。

わーお。ラブコメじゃん。青春青春!

 

ニマニマと笑っていたのか、もー!っと指摘される。

反省反省……。ニヤリ

 

 

 

もうお昼になり、人が多くなってきた。

 

「結構喋ったね。ありがとう聞いてくれて。

シンジの事、話せる人が居なかったから。凄く楽しかった。」

 

「碇さんの事、また聞かせてくださいね。」

シンジ君の貴重な話頂きました!やはり生で聞くに限る。

 

「そうだ、私の事はマナって呼んでよ。

あと式波さんや真希波さんみたいに砕けて喋っても良いからね?」

 

「うん、わかったよ。マナちゃん。」

笑い合う、私とマナ。

 

 

シンジ君という名の絆で繋がる私達。

儚いつながりだけど、今はそれで良い。

 

 




霧島マナ回。

鋼鉄のガールフレンドは結構昔のゲームですので、もしかしたら知らない人も居るかもしれませんが、ヒロインとして好き嫌いが別れるキャラクターかもしれません。

作者はエヴァのキャラクターで嫌いなキャラクターはおりません!

誤字なんか、あったら教えて頂ければ幸いです。
ありがとうございます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。