GOD EATER―池袋最強のIF―   作:神無月神流

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どうも神無月神流です。
こんな作品に感想ありがとうございました。
暇が出来たので執筆しました。
ちなみに書き忘れてましたが、静雄は旧型です。

では、どうぞ。


episode3

「オラァァァ!」

ーーーーズシァアアア

 

振り下ろした神機の下には、ズタボロになったコクーンメイデンの残骸があった。

直後、背後に気配を感じて振り向くと、バレットによって撃ち抜かれたサイゴートの姿が目に映る。

すかさず怯んだサイゴートに向け、全力で神機をふるう。

 

「ありがとうございます、()()()さん」

 

「いいのよ、これくらい。

シズオ君のおかげで大分楽できてるから」

 

感謝の気持ちを表すシズオに対して、スナイパー型の神機を使用する彼女、橘サクヤは微笑みながら応える。

 

(リンドウの言ってた通りね。

身体能力がゴッドイーターと比較しても桁違いだわ。

()()()とどっちが凄いかしら…)

 

サクヤは一人の寂しい少年を思い浮かべる。

 

「でもねシズオ君。遠距離型と合同でミッションなんかやる時は、連携とか味方の射線を意識するとかしないとダメよ?

あんなに突っ込んでいったら当たっちゃうわ」

 

「…スイマセン」

 

「それにあんまり無茶したらダメよ?ただでさえ怪我明けなんだから」

 

そう、あのリンドウとの訓練でのハプニングの時に、ヴァジュラを殴り飛ばしたことで上半身の骨にはヒビが入り、特に腕の骨は酷い骨折をしてしまっていた。

そんなことになってしまったにも関わらず、怪我をした当の本人は

「いや、久々にこんな怪我しましたよ」

と、軽く言っていたが。

その後、ゴットイーターであっても驚異的といえるスピードで回復し、今日の訓練に望んでいた。

 

(これからの成長が楽しみだわ。リンドウには頑張ってもらわないと)

 

少し気落ちしながら返す少年の言葉を聞きながら、自らの幼馴染みへと期待を寄せた。

 

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆

 

 

 

 

「シズオ、今日からこいつも加わって実地訓練やるからな〜」

 

サクヤさんとの訓練の翌日、リンドウさんから呼び出されるとそう伝えられた。

 

「あ…ぅ……だ、台場カノンです!よ、よろしくお願いします!」

 

そう名乗ったそいつは、異様にビクつきながらコッチを見てくる。

 

「平和島シズオだ。とって食うわけじゃねぇんだから、そんなビクつくな。」

 

「す、すいません…」

 

「いや、別に責めてねえから」

 

「す、すいません!」

 

…ピキッ

「だからそんなオドオドしてんじゃねえよ!」

 

「は、はい!!すいません!!!」

 

「はいはい、シズオそこまでだ。女の子いじめてんじゃないぞー」

リンドウさんが手を叩きながら間に入ってくる。

 

「スイマセン」

熱くなった頭を冷やすために深呼吸をしながら応える。

自分の短気なところはわかってるんだか、どうしようもない。

 

伏し目がちにこっちをチラチラ見てくる台場を出来るだけ視界にいれないようにしながら、先に行っているリンドウさんの後を追った。

 

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆

 

 

 

 

ーーーー『鎮魂の廃寺』

神仏にすがる人々が静かに暮らしていた隠れ里。

雪に覆われた風音が吹き荒れる廃寺は今ではアラガミの住処になってしまっている。

当然人間は住めない。

 

「んじゃ、今回の内容を説明するか。

現在ここでオウガテイル、コクーンメイデンが確認されている。

というわけで、お前らにはこれを殲滅してもらうから」

 

高台の上に着いたオレらにリンドウさんが訓練内容を確認する。

台場に向けて前回オレに言ったような命令を告げているのを横目に意識を集中させていく。

 

「まあ危なくなったらオレが介入するから。

特にカノンは初めての実地訓練だから肩の力抜いてけよー」

 

「は、はい!」

 

「んじゃ、行きますか」

 

力の入りまくっている返事に苦笑したリンドウさんは、声をかけながら先頭を切っていった。

 

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆

 

 

 

 

「お、あそこにオウガテイルがいるな。んじゃ二人で行ってこい。

幸いこっちには気づいてないから奇襲が有効だぞ」

 

角から覗き込むリンドウさんが呼びかけてくる。

 

「わかりました。おい、台場行くぞ」

 

「は…はい」

 

「…じゃあ俺が先に行って仕掛けるから、お前は援護してくれ」

 

「り、了解です」

 

「行くぞ」

そう言って一気に角から飛び出し、こっちに気付く前に神機を多少加減しながら振り回した。

今回は台場の訓練も兼ねているから一撃で決めるわけにもいかないだろう。

 

(遠距離型との連携をサクヤさんのアドバイスを参考にしてやってみたが、やりにくい)

 

「台場!」

こちらに注意を引きつけ、完全に台場への注意が無くなったタイミングで呼びかける。

 

しかし全くアクションが無い。

 

「台場!どうした!!」

そう言いながら目を向けると()()()()()()()()()()()()()()台場と目が合った。

 

「チッッ!」

舌打ちをしながらこちらへ突撃してくるオウガテイルを転がりながら躱し、神機を振り下ろした。

 

「…リンドウさん」

 

「そうだな、一旦戻るか。あんま長居すると他にも集まってくるだろうし」

ワザとらしく明るく言うリンドウさんと共に、俺たちはアナグラへと戻って行った。

 




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