「ぬううううううん!」
「くう・・・雪霞狼!」
雪菜はそう言って雪霞狼で防御するとふむとオイスタッハは雪菜を見て
こう言った。
「中々のスピードと突進力ですね、私の部隊にいればもっと強くなることが
出来ますが何故獅子王機関の剣巫がここにいるのか不明です。教えてくれると
嬉しいのですが。」
オイスタッハが雪菜に向けてそう聞くと雪菜はこう答えた。
「答えたとしてどうする気なのですか?」
「何も?寧ろ気になりますので聞いたまでです。」
「でしたら応えられません、私の任務を貴方に教えるほど重要度は
低くありません。」
雪菜がそう言って雪霞狼を構えていると何かを唱えていた。
「--獅子の神子たる高神の剣巫が願い奉る、破魔の曙光、雪霞の神狼、
鋼の神威をもちて我に悪神百鬼を討たせ給え!」
そう言うと同時に雪霞狼の内部に刻まれているシステムが起動すると
槍の形状が変わっていくのだ。
十字槍の様な形状だったそれは両方の刃がせせりだすと折り畳んで後ろに行くと
同時に中心の刃が前に出るとエネルギーが中央の刃に集まり始めたのだ。
「これが・・・獅子王機関が誇るシュネーヴァルツァーの真の姿ですか・・・
ならば!」
オイスタッハがそう言って二振りの片刃斧を重ねるようにして構えると雪菜は
素早い速さで立ち向かって行き其の儘・・・激突したのだ。
「くう・・・やりますね・・・だが!」
オイスタッハがそう言うと同時に片刃斧に備えられているスイッチを押すと・・
・・・・・片刃斧から音声が流れた。
『エンジン』
すると赤黒いエネルギーが片刃斧から・・・漏れ出始めたのだ。
「これは!?」
雪菜はそれを見て驚いていると何とオイスタッハが・・・押し始めたのだ。
「そんな・・・雪霞狼が!」
「確かに貴方のシュネーヴァルツァーは強力な武器で然も貴方自身の実力も
良いものでしょう、教会にいればエクソシストとして間違いなく最前線で
活躍できたはずですが・・・惜しむらくは貴方が私の敵であったことです!」
そう言ってオイスタッハは雪菜を弾き飛ばすと其の儘今度はもう一振りの
片刃斧を振り上げると同時に音声が鳴った。
『ガトリング』
そう言うと同時に無数の刃の群れが放たれ其の儘雪菜目がけて・・・
襲い掛かったのだ。
「しま」
そう言って目を瞑った瞬間に・・・声が聞こえた。
「『ロウ・アイギス』!」
その声と同時に雪菜に襲いかかった刃たちが全て・・・命中したのだ。
「糞・・・貴様!」
那月はそう言ってオイスタッハに向けて魔法陣を展開するとオイスタッハは
雪菜のいた場所を見て・・・ふむと言ってこう言った。
「まさか・・・あれほどの魔術師がいたとはな。」
驚きですよと言って見た先で目にしたのは雪菜の・・・バラバラになった
死体・・・ではなかった。
「あれは・・・衛宮か!?」
那月がそう言ったその先にあったのは・・・巨大な花を模した
エネルギー体のシールドを張っている・・・優一郎がそこに立っていた。
「貴方が・・・これを?」
「まあな、それでおっさん・・・まだやるのか?」
そう聞くとふむとオイスタッハは優一郎を見てこう言った。
「仕方ありませんね、私はやらなければいけない事がありますので・・・ここは退きましょう。」
そう言った瞬間にオイスタッハは両手にある片刃斧をコンクリートの地面
目がけて振り下ろすと巨大な土煙が辺りを覆って其の儘・・・消えたのだ。
「逃げたな。」
「ええ・・・ありがとうございます救って」
と言いかけた瞬間に優一郎は雪菜目がけて・・・拳骨したのだ。
「あぐ!」
「阿保かお前は!死ぬ気だったのかって言うかお前あのままだとマジで
死んでたぞお前!!良いか?お前が幾ら武偵校の人間だったと言っても
それは前の話!今は只の一般人なんだから出しゃばるな!!」
「お生憎ですが私は未だ武偵校における権限等は未だ抹消されておりません!」
「そ・れ・で・も・だ!今のお前に捜査権も逮捕権も何もないじゃないか!!
ここはプロの俺達に任せろよな?!」
「私もプロです!何かあった時に備えた準備は出来ています!!」
「だ~~か~~ら~~!」
「あいつら何やってんだ?」
那月が2人の言葉を見てそう呟くと3人はそれぞれこう言った。
「アハハ・・・優君らしいよね。」
「全くあいつら何してんだか?与一、電話してくれ。ターゲットは逃走中、
早急に準備しとけって。」
「うん、ちょっと待って。電話してみるよ。」
与一がそう言って電話する中三葉はと言うと・・・こう呟いた。
「優の奴・・・あいつと何いちゃついて。」
「いやあれはいちゃつくと言う手合いじゃないと思うぞ?」
那月がむくれている三葉に対して呆れ混じりでそう言った。
そして翌日この事はニュースで報じられると同時に襲われた吸血鬼はとある
貿易商社の幹部で裏で色々とあくどいことをしていたという報告が上がった。
そしてとある会社にて・・・こういう声が聞こえた。
「まだその時ではありません、だが我が悲願を成し遂げるために・・・
持ってくれ我が体。」
次回は那月との会話から。