弦神島における非日常的な日々   作:caose

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 それは・・・パンドラの箱


最地下ブロック

 弦神島管理公社最地下ブロック、光すら届かぬ海中深くにアル海面から220m下の

まるで監獄の様な場所にオイスタッハ・・・いや、オイスタッハだった人減が

そこにいた。

 今そこにいるのは・・・体は鋼色で全身にエンジンスターターやパイプなどが

縦横無尽に付けられている・・・人型のナニカであった。

 元々だがこの階層の目的はヴァイオリン等の弦楽器のヘッド部分、弦を巻き上げる糸巻きと同じで4基のギガフロートから延びている連結ワイヤーを調整することで

地震で起きる海の振動を無害化させることが出来るのだ。

 それは全て合わせて65000本物のワイヤーケーブルは全て最下層の支柱の・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・『供犠建材』に使用されている腕だけの聖人の遺体が保管されてある媒体保管装置に繋がっているのだ。

 その機密隔壁が一瞬のうちで・・・バラバラになったのだ。

 するとオイスタッハ・・・いや、ロボットみたいな形状となったオイスタッハは

それを見ておおおおと悲嘆と歓喜が入り混じった声を放ちながらその場で跪くと

まるで泣いているかのような感じでこう言った。

 「嘗てエストニアにて神を敬い大勢の信者たちを導いた大司教様、やっとこの時が参りました。お迎えに参られるのに人の姿でなくなったこの身に対して侮辱も軽蔑も全て受けましょう、そしてこれから訪れる厄災も人の死も全て甘んじて

お受けいたします。その上で!・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・帰りましょう故郷へ、貴方の眠っていたエストニアの

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂に。」

 ではと言ってオイスタッハだったナニカは持っている片刃斧を

振りかざそうとして・・・背後から来る弓矢に対して打ち落としたのだ。

 「むん!」

 そして消える矢を見て成程と言ってこう続けた。

 「来たのですね・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・戦鬼隊の子供たちよ。」

 「悪いなおっさん、そいつを壊すわけにはいかなくなっちまった。」

 

 そう言って現れたのは・・・優一郎達であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あんた・・・オイスタッハか?」

 優一郎がそう聞くとオイスタッハだったナニカはこう答えた。

 「そうです、私は望んでこの体になりました。今の私は・・・

ああこう名乗りましょう。」

 そう言ってオイスタッハだったナニカはこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「『チェイス』、そう呼んでください。」

 「『チェイス』・・・追跡って意味だよな?」

 士方がそう聞くと『チェイス』はこう答えた。

 「その通りです中々どうして勉学に精通しておられますな。」

 感心感心ですとほめていると与一がこう聞いた。

 「・・・どうしてこんなことをしたんです?」

 そう聞くと『チェイス』はこう答えた。

 「今から40年前にこの島が造られましたが当時の技術でこれ程のギガフロートを繋げるには技術的難位点が大量にありましたがそれだけではありません。」

 「何だよ・・・其れは?」

 三葉がそう聞くと『チェイス』はこう続けた。

 「レイライン・・・東洋では龍脈と呼ぶそうですがそれがある海上に都市を

建造することで龍脈から流れる莫大な霊力でそこに住む人々は漲るほどの

活力を与えられ繫栄できるという物でしたがむき出しの・・・海中から

溢れんばかりの龍脈の力は凄まじく元々は一つの島にする予定だったのがその力で島が持たない事を悟ったのでしょう弦神島の設計者である『弦神 千羅』はそれを中国にアル四神に見立てることでそれらを有機的につなげて龍脈を制御しようと

考えるもそれだけでは足りなかった。」

 「・・・要石ですね。」

 雪菜がそう言うとそうだと『チェイス』はこう続けた。

 「その通り、四聖獣の頂点に君臨するであろう黄龍・・・つまりは連結部分の

要諦となる要石を必要としていましたが当時の技術では造ることが出来ず況してや何処から持っていけばその土地は非常に不安定を引き起こし多くの災いがこの国にまき散らされるでしょう。そこで『弦神 千羅』はある邪法に手を染めた。」

 「そいつが・・・供犠建材何だな。」

 優一郎がそう言うとその通りと言って『チェイス』はこう言った。

 「呪術を使った疑似的な要石、ですがこの島にアル龍脈を制御するためには

それでこそ小国一つ分の人間の魂かまたは・・・神の奇跡に耐えうるであろう

力を持ったナニカを必要として・・・選んだのがエストニアにあった聖人の遺体を剰え人全体としてではなく腕1本で魔族の跳梁跋扈する島の土台など・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・ふざけているのか貴様らはーー!」

 『チェイス』が大声でそう言うと同時に膨大な漆黒のオーラを放つと周りで

バチバチと悲鳴が上がったが『チェイス』は更にこう続けた。

 「我らの聖人の遺体を簒奪し挙句にはこのような惨めな姿でこの様な

暗い場所にて幽閉だと・・・それが神の試練を痛みを持って乗り越えた方に対する礼儀かーー!」

 そう言うと『チェイス』は片刃斧を優一郎達に向けてこう言った。

 「これは聖戦!邪魔するというのならば容赦しません!!今すぐに立ち去って

この島を去るかそれとも私を討つか・・・選んでもらいましょう。」

 『チェイス』がそう言うが全員が武器を構えるのを見てそうですかと

残念がるような声でこう言った。

 「貴方方みたいな未来ある力持つ者たちを殺すことを私は残念で

たまりませんが・・・勝たせてもらいます。」

 そう言ったと同時に片刃斧を振り下ろすと同時に優一郎は全員に向けて

こう言った。

 「行くぞーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 その声と共に全員が『チェイス』目がけて飛び上がった。

 全ては・・・56万人者の市民を守らんがために。




 次回こそは戦闘。
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