弦神島における非日常的な日々   作:caose

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 その夢は何か?


夢の中へ

「『エミヤシロウ』って・・・父さん・・・なの?」

 優一郎がそう聞くとエミヤシロウは少し含む笑みを浮かべてこう答えた。

 「・・・そうだ、俺はお前が生まれなかった世界線で切嗣のやれなかった

正義の味方になろうともがいてもがいて・・・その果てがこれだ。」

 「けど髪の色・・・それに肌も」

 「これは魔術の影響だ、お前も俺と同じ魔術を使っているが・・・

心配無さそうだなお前は俺とは違って魔力操作の才能は高そうだ。」

 エミヤシロウがそう言うと優一郎がこう聞いた。

 「何で・・・父さんは・・・見たことない人まで助けようと?」

 「さっき言ったように正義の味方になろうとしたのだ、この手で全ての人を

救おうとして・・・結局は大を得るために小を犠牲にしつくした。だがそれでも

私は証明したかった、切嗣が目指したもの・・・そしてそれが間違ってなかったと

俺は過去の俺に教わったが・・・まさかあいつ子供を持つとはな。

そしてあいつの夢をお前が受け継ぐ・・・因果とは全く・・・変なものだな。」

 そう言うエミヤシロウは優しい表情でそう言うのを聞いて優一郎は・・・

あ、と言って思い出したのだ。

 その笑みはあの時縁側で優一郎に向けて正義の味方の事を語っていた父親を。

 するとエミヤシロウは優一郎に向けてこう続けた。

 「さてと、お前が何故座にいるのか分からないが・・・お前は何しに

ここに来たのだ?」

 エミヤシロウがそう聞くと優一郎はこう答えた。

 「俺はオイスタッハの攻撃で・・・もしかして俺・・・死んだ?」

 のかと言うがいやとエミヤシロウはこう答えた。

 「お前は死んでいない、何故だが魂だけがここに来ているがそれは只の残滓。

お前の魂そのものはこっちに来ていないがだがそれはどうやって・・・

ああ成程そう言う意味か。」

 「?」

 優一郎は何言っているんだと思っているとエミヤシロウはこう続けた。

 「お前あの男から何か貰わなかったか?特殊な物を。」

 「ええと・・・あ。」

 それを聞いて優一郎はあることを思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彩海学園入学前

 「何だよ父さんこの土蔵で?」

 優一郎がそう聞くと士郎はこう答えた。

 「ああ、父さんからの・・・入学式祝いだ。」

 士郎がそう言うと優一郎の胸に手を置くと・・・こう言った。

 「お前は俺の息子だ、何かある事に備えてこいつをお前に託したいんだ。

父親として・・・お前が無事にいられるように。」

 そう言うと・・・凛が現れてこう続けた。

 「あんた達・・・始めるわよ。」

 「ああ、頼む凛・・・これはお前に託す。」

 「父さん・・・?」

 「俺が切嗣から・・・爺さんから託されたもの・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・『セイバー』の鞘『アヴァロン』を。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「『アヴァロン』。」

 「成程な、お前がそれを持っている限り超回復で助かる。ならば・・・

あれは一体何だ?」

 エミヤシロウがそう言って視線を地平線の先に目を向けると優一郎も同じ方向に目を向けて・・・それを見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鳥の形状をした赤い炎

 それは空を自由に舞い上がりそしてそれは・・・優一郎に近づくと周りを

飛翔しているとエミヤシロウは成程なと言ってこう続けた。

 「お前はそいつに気に入られているようだな、そして今お前の中にいる

『アヴァロン』と共鳴している。お前の中にアルその鳥はお前と何かしらで

リンクしているようだが何か思い当たる節はあるか?」

 エミヤシロウがそう聞くと優一郎は自身に近づいてきた炎を纏った鳥が

優一郎の肩に掴まった瞬間に・・・ある人が浮かんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それは金髪で自分が良く知る少女。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「レイヴェル・・・!」

 「成程な、よく見たらその鳥は君の魔術回路とリンクしているな。

何故そうなっているんだ?」

 エミヤシロウの言葉に優一郎はある事を思い出した、レイヴェルの中にアル

サキュバスでの主従契約を解呪するために一度彼女の魔力と繋がった事が

ある事を。

 それを聞いたエミヤシロウは成程なと言った瞬間に炎を纏った鳥が優一郎に

頬ずりしていると優一郎の心臓らへんが・・・光始めたのだ。

 「何だ・・・これ・・・!」

 優一郎がそう言うとエミヤシロウはそうかといってこう続けた。

 「『セイバー』・・・君はその中にいるのだな。」

 そう言っていると炎を纏った鳥が飛び立つと同時にその鳥が地面に降りると・・炎を纏った鳥が剣に変わって地面に突き刺さったのだ。

 するとエミヤシロウは優一郎に向けてこう言った。

 「君はまだやり残したことがあるはずだ、それを成し遂げるためにあれを

抜くべきだが君は何もないのかね?」

 エミヤシロウの言葉を聞いて優一郎はこう返した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あるさ、父さんの理想もそれに・・・まだ皆が戦ってるんだ。皆を守って

レイヴェルの元に帰って俺は・・・何時もの日常の為に戦うんだ!」

 「そうか・・・なら行ってこい、この先は例え地獄だろうが・・・

突き進むが良い。その果てを。」

 エミヤシロウがそう言うと優一郎が走って行くと優一郎がエミヤシロウに向けて振り向くと優一郎はこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「行ってきます!父さん!!」

 「!」

 それを聞いてエミヤシロウは一瞬だが目を見開いた、優一郎の笑顔を見て・・・記憶の中で士郎と凛に対して向けているのを思い出して・・・

そうだなと言ってこう返した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ああ、行ってこい優一郎。俺も頑張るから。」

 その時のエミヤシロウの顔つきは・・・嘗ての士郎と同じ顔だったことに

優一郎はにこりと笑って・・・手を振って走って行った。

 仲間の元へ行くために。

 そしてその剣を抜くとその目に映ったのは・・・不死鳥が空高く舞い上がる

光景であった。




 次回は・・・あれが出るかも。
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