あれからもイッセーは・・・雑用仕事をしていた。
今はクライアントからの依頼を受けてその願いと見合う対価を貰う仕事をしているのだが・・・行き方が特殊であった。
本来ならば渡されたチラシを経由して目的地に向かうのだがイッセーの場合は
魔力が少ない為こうやってチャリンコで移動するしかなかったのだ。
そんな中でイッセーはとある家に向かった。
1軒家であるのだがイッセーはブザーを押そうとすると・・・
扉が開いていることに気づいたのだ。
何でだろうと開けて中に入っても誰もいなかったため暫く歩いて行くと・・・
奥の部屋に光があったのに気づいてイッセーはそのまま入って・・・こう言った。
「・・・ちわーす。グレモリー様の使いの悪魔なんですけど・・・。依頼者の方、いらっしゃいます・・・!!」
イッセーはそう言いながら入ってみて・・・あるものを見て息を詰まらせた。
何せ・・・上下逆さまで逆十字の格好で太くて大きな釘が男の両掌、足、
胴体の中心に打ち付けられ、全身膾斬りに斬り裂かれて傷口から・・・
内臓が零れ落ちていた。
「うおえええええええええええええ!!」
イッセーはそれを見て思わず吐いてしまったのだ。
そしてもう一度それを見ると・・・何かが血文字で書かれていた。
「な・・・ナンダこれh」
「《悪い事する人は御仕置よー》って聖なるお方の言葉を借りたものさ。」
それを聞いてイッセーが振り向いた先にいたのは・・・。
「んー、んー、これはこれは、悪魔くんではあーりませんか!」
白髪の若い神父の服を着た男性がそこにいた。
すると神父はこう言った。
「俺は神父♪少年神父~♪デビルな輩をぶったぎり~、ニヒルな俺が嘲笑う~♪
お前ら殺して~。俺は御飯貰うのさ~♪」
まるで歌っているかのようにそう言うと神父はこう言った。
「俺の名前は《フリード・セルゼン》。とある悪魔祓い組織に所属する
末端でございますですよ。まあ、お前さんは名乗らんで良いよ。だって・・・
どうせ死ぬんだからさあああああ!!」
そう言いながら神父《フリード・セルゼン》は懐から銃と光剣を振りかざした。
するとイッセーがこう聞いた。
「手前がこの人を殺したのか!?」
すると《フリード・セルゼン》はこう答えた。
「当たり前でしょ!悪魔に頼った時点で人間として終わってんだよ!!
だから俺、悪魔と悪魔に魅入られた人間をブッコロシテ生活してんだよ!!」
そう言いながら《フリード・セルゼン》はイッセーに向けてこう言った。
「死ね死ね死ね悪魔が!塵になって宙に舞え!!
全部俺様の悦楽の為にーーーーー!!」
笑いながら《フリード・セルゼン》は光剣と銃を巧みに使い分けて
イッセーを壁にまで追い込んで殺そうとすると・・・・。
「手前ら何しやがんだああああああ!!」
天井から・・・古城が降りてきたのだ。
「誰!?」
「暁!?」
イッセーはそう言って古城を見ると古城は・・・死体と現状を見てこう言った。
「この状況・・・アイツが原因で良いんですよね?」
そう聞くとイッセーはこう答えた。
「ああ・・・こいつは悪魔と関わっただけでここまで・・・・!!」
イッセーはそう言いながら歯嚙みしていると古城はこう言った。
「そうか・・・後は俺に任せて先輩は引っ込んでてください。」
それを聞くとイッセーはこう答えた。
「ふざけんな!ここまで酷いことされておめおめと」
「アンタは戦えないんだからどっか行ってろよ!!」
「!!・・・分かったよ」
イッセーはそう言って部屋から出ようとすると《フリード・セルゼン》は
こう叫んだ。
「はああ!何言ってんのよ!?悪魔を逃がすなって絶対ねえよ!
それにそいつを庇うってもんなら・・・手前もちょんぱ」
「喧しいいわアアアアアアアア!!」
古城はそう叫びながら・・・《フリード・セルゼン》を思いっきり
殴り飛ばした。
「ふげらば!?」
《フリード・セルゼン》はそう言いながら向こうの壁まで
吹き飛んでいくと・・・イッセーに向けてこう言った。
「走れーーーーー!!」
そう言うとイッセーは大急ぎで外に出た。
そして《フリード・セルゼン》は自身の顔から血が出ているのに気づいて・・・古城に向けてこう叫んだ。
「よくも僕チンを殴ったな・・・手前!悪魔を助けるだけでも大罪なのに
俺っちを殴るなって手前!!只じゃあ殺さねえぞ!?肉のこま斬り
世界記録達成させるための実験台じゃあアアアアア!!」
「だったらこっちは手前をどんだけぶっ飛ばせるのかの世界記録だ!!」
そう言うと古城は《魄刀》の切先を床に向けると古城は・・・こう言った。
「《荒れろ》 『黒霞』」
そう言うと刀が・・・黒い霧となって辺りを覆い尽くした。
「ああ?何だこの霧は?」
「まあ良いや・・・手前は滅茶苦茶恐怖させてから殺して」
「無理だ。」
「グパああ!」
古城の言葉と同時に・・・《フリード・セルゼン》が斬り裂かれた。
何でと思っていると・・・更に幾つもの見えない斬撃が
《フリード・セルゼン》を襲った。
「ぐふぁ・・・言ってえ何が」
《フリード・セルゼン》は片膝ついてそう言うと古城は・・・こう説明した。
「『黒霞』はこの霧全てが刀だ。」
「こいつは皮膚にも入り込むことが出来てな・・・そこから斬り裂くことが
出来るんだ。」
「つまり・・・この閉鎖空間は俺にとって手っ取り早い場所って事だよ。」
そう言うと古城はこう続けた。
「手前を逮捕するぜ、容疑は殺人。未だ他にも容疑があるかもしれねえから
大人しく・・・!!」
古城はこ何かを感じ取って避けるとそこには・・・・何かの液体が
そこにあった。
『古城!奴が逃げたぞ!!』
「何!?」
古城はマジかよと思って外を見ると・・・既に《フリード・セルゼン》は
インスタント魔術で逃げようとしている最中であった。
「クソが!今から行っても追いつけねえ!!」
古城はそう言うと・・・アルビオンがこう言った。
『先ずはグレンに報告だ。話はそれからにするぞ。』
「・・・くそが」
古城はそう・・・・呟くしかなかった。
次回は・・・彼女が出ます。