弦神島における非日常的な日々   作:caose

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 狂いそうな悪意が来る。


錬金術師の命と機械の理
海からの狂気


深夜遅くの港湾地区にある旧い倉庫、密入国犯罪集団が武器の闇取引を行っているという情報が入りアイランドガード強襲部隊が戦術機で突入した。

 錆びた鉄柱、積み上げられた木箱、薄暗い水銀灯の明かりの下で倉庫内にいた

敵部隊に対して対獣人用特殊弾頭・・・またの名を肉体再生能力の阻害ウイルスが

内蔵された特殊弾頭である。

 そんな中で獣人に変身する事が出来る彼らはその力を行使出来ることなく僅か1分で・・全滅したのだ。

 「敵7名、沈黙完了。ターゲットはこれで全員か?」

 隊員の一人がそう聞くと・・・隊長がこう答えた。

 「いやマテ、確かブリーフィングでは敵は・・・8名だったはず。」

 「8・・・けどここには7名・・・まさか!」

 「スナイパー班至急周辺を確認せよ!」

 隊長の言葉を聞いて隊員の一人がスナイパー部隊に向けて調査せよと

言いかけた瞬間に・・・爆発音と共に辺り一帯が火で包まれたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「糞が・・・やりやがったなあいつら!」

 しゃがれた声で口汚く罵りながら豹頭の男は旧倉庫街を疾走していた、

体は銃撃によって血が流れている中倉庫街を走り回りやっとの事で倉庫街を

一望することが出来るビルに辿り着くと屋上迄壁伝って走った。

 B種の中でもL型は素早さに特化していてその速力は随一である。

 普通ならば傷を癒すために時間を費やすべきなのだろうがだがその前にと・・・

豹型の獣人はリモコンの自爆スイッチを持ってこう言った。

 「同士の仇だ・・・思い知れ!」

 そう言うと同時にリモコンを握る手に力を入れるも・・・何も手ごたえを

感じなかったので何故と思って見て見ると・・・スイッチが無い代わりに

銀色の鎖があって何だこいつはと思って引きちぎろうとするも・・・

ちぎれなかったどころか逆に更に強く成ったのだ。

 「な・・・何だこいつは!」

 豹型の獣人が大声でそう言っていると背後から・・・声が聞こえた。

 「全く、爆弾で吹き飛ばすとは短絡的だなテロリスト共。」

 「・・・誰だ!」

 豹型の獣人がそう言って振り向くとそこにいたのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・那月であった。

 すると那月が片手にアル・・・先ほどの豹型の獣人が持っていた爆弾の起動スイッチを見てこう言った。

 「然し今時暗号化処理がされていない旧式のアナログ無線式起爆装置を使うとは貴様らさては資金不足か何かか?」

 「攻魔師か・・・どうやって俺に」

 「追いついたんだと聞きたいのか?全く持って3流が言うところだな、簡単だ。お前達獣人が持っている僅かな魔力を辿っただけだ。」

 「ふざけるな!それでも人間如きが俺のスピードに着いて」

 来られるかと言いかけた瞬間に全身に・・・鎖が巻き付いたのだ。

 「な!」

 「全く、だからこそ貴様は3流何だ。私は次の授業で忙しいんだ、新しい見習い教師に授業を教えなきゃいけないもんだからこれで」

 後はアイランドガードに任せるぞと言いかけた瞬間に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・ズドンと言う音と共に豹型の獣人の胸の・・・心臓の真上に紅い鮮血の華が咲き乱れた。

 「「!!」」

 2人はそれを見て驚くと同時に一体何処からかと思い那月が見渡していると

そこで目にしたのは・・・ある一人の人間・・・いや・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人型のナニカであった。

 黄金の人型

 両腕にはライオンの頭が手首に付いていて頭部にはライオンの髪の様な形状をした

ヘッドギアをしていた。

 そしてその手にあるのは・・・金色と鈍い銀色のカラーリングをした奇妙な形をした

拳銃がそこにあったのだ。

 すると何やら金色の人型は奇妙な形の拳銃を操作して足元に吹きかけると其の儘・・・赤黒い煙と共に姿を消した。

 「何だ・・・あいつは?」

 那月はそう呟きながら先ほどの黄金の人型がいた場所に向かうもこう呟いた。

 「魔力反応がない・・・インスタントにおける転移ではないとするなら・・・

ならどうやって?」

 那月はそう呟いて豹型の獣人の遺体をアイランドガードに引き渡して次の授業の準備を始めようとして消える前に海際から見えた船を思い出して・・・転移していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夜明け前、東京の南方海上320㌔付近を一隻の巨大な船舶・・・メガヨットと

呼ばれる外洋クルーズ船で全長400フィートにも及ぶ軍用駆逐艦級の船体で

豪華客船すら足元にも及ばない程壮麗にして美しい船だ。

 そしてその船のオーナーの名前は・・・『ディミトリエ・ヴァトラー』、金髪碧眼の

20代位の男性がその船の中にいた。

 表向きは『ヴァトラー・インダストリーズ』と言う武器開発会社の社長であるが

裏では・・・何かと色々と暗い噂が後を絶たない。

 そんな中で『ディミトリエ』はある少女を見てこう言った。

 「やあ、君が獅子王機関から来た僕の監視役かい?」

 そう言った目の前にいるのは・・・関西地区の名門女子高の制服を着た少女が現れるとこう言った。

 「お初めまして、獅子王機関から貴方の監視役として派遣された・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『煌坂 沙矢華』と申します。」

 そう言ったのはキーボード用の黒い楽器ケースを持った女性がそこにいた。

 「それでだけど、僕はあそこにアル会社にある兵器を持ってきたんだけど・・・

君はどう思う?あれを見て。」

 『ディミトリエ・ヴァトラー』がそう言って下の方に目を向けると『煌坂 沙矢華』はこう答えた。

 「知りません、私は目的があってここにいるのです。貴方の監視は序です。」

 「序ってそれは無いなア、僕は会社の命令とはいえ・・・例のアレがいる

この島に来たんだから一目見たいからさあ・・・殺すのはその後で構わないよね?」

 「ええ良いですよ、あれを殺せれるなら会っても。」

 そう言って『煌坂 沙矢華』はある写真を握りつぶしてこう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「暁古城・・・!」




 次回へ続く。
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