「つまりだ・・・今回の殺人事件に神父・・・それも、エクソシストが
関係しているって事か?」
「ああ、だがあいつは・・・人殺しを快楽として扱っている危険な奴だ。」
古城は今回の報告をしているとグレンはこう答えた。
「分かった。教会の連中にお前の記憶から描かれた似顔絵から特定の奴がいないか探っておく。手前は今回の事を隊の連中に報告して常にツーマンセルで
動けるようにしておけって伝えておけ。」
「分かった。」
それじゃあと言って古城は部屋から出て行った。
何処かにある朽ちた教会。
ここは数年前まで教会であったのだがとある事件で一人を残して
全員が死んだという曰く付きの場所である。
そんな場所で・・・・とある人影が見えた。
「つばし!!」
「この馬鹿者が!不用意に暴れるなと言っていたでしょう!?」
フリードが黒髪の少女にぶん殴られていた。
そう、彼女こそイッセーを殺す様に仕向けた張本人。
夕麻・・・いや、レイナーレという女性であった。
「でででですけどレイナーレ様」
「これ以上喋ると・・・今度はさっき以上に殴り飛ばすわよ。」
そう言って構えるとフリードはこう答えた。
「へいへいへい・・・分かりましたよーー。」
「本当に分かっているのか!?」
レイナーレは流石にフリードの対応を聞いて更に怒るとこう続けた。
「貴様のせいで私達の行動は制限されるしバレたら・・・
アザゼル様に消されるって分かっているの!!」
それを聞いて流石のフリードも顔を青くした。
流石に堕天使総督を相手取るなんてしたくないからだ。
おまけにその本人はこの弦神島で『GUO』という開発会社を立ち上げて
今や経済界においてその手腕を発揮しているのだ。
本人は成るべく人間界の政財界に対して関係を持たない様にしていたのだが
ISや戦術機、トランスフォーマーなどと言った技術や元来から
人間の科学技術に興味を示していたため今に至るのだ。
そんな本人の実力は三大勢力の1角を担っているためマジで強い。
おまけにあの勇者の一族でもあり生きた伝説でもある男性を懐に於いているためもしそいつ迄加わったら・・・想像すらしたくない。
自分等そんじゃそこらの虫と一緒に殺される未来が見える程にだ。
そんなのを聞いて流石のフリードも姿勢を正した。
するとレイナーレは部下でもあるドーナシークに向けてこう聞いた。
「ドーナシーク、あの子は?」
そう聞くとドーナシークはこう答えた。
「ええ・・・既にこの島に来ております。儀式の準備が出来次第すぐにでも。」
「それなら直ぐに準備するわよ!こんな所に長居していたら《戦鬼隊》の連中が嗅ぎ付けてきて・・・最悪アザゼル様も!!」
レイナーレはそう言って準備している中でドーナシークはこう聞いた。
「それで・・・あの外部から来た連中はどういたしますか?」
そう聞いて目に映るのは・・・黒のローブを着ていた人間たちであった。
「ああ良いわよ。・・・どうせ終わったら殺せばいいんだし。」
そう呟いた。
そんな中でイッセーはと言うと・・・。
「イヤっホー!峠最速伝説イッセー!!」
「速いです!速いです!!イッセーさん!!!」
ゲームセンターで・・・とあるシスターと遊んでいた。
このシスターは少女で金髪の美少女であった。
名前は《アーシア・アルジェント》。
少し前まではシスターをしていたのだが・・・追放されてしまったのだ。
嘗て、自分が住んでいた修道院近くの路上で・・・左手を失った悪魔が出血して倒れていたのだ。
それを見つけたアーシアはその男性を救った後、面倒を見ていたのだが・・・
それが他のシスターに見つかり、捕まってしまったのだ。
悪魔の方は逃げ延びたのだがアーシアは異端審問にかけられ・・・
追放されたのだ。
それを数日前に見つけたイッセーは彼女と偶にであるが・・・
遊ぶようになった。
そんな中で彼女はイッセーにある事を話した。
それは・・・。
「私の中には治癒の力があるんです。」
そう言ってアーシアは自分の過去を話したのだ。
それを聞いてイッセーは涙もろい様子で同情したのだ。
そんな中でアーシアは・・・懐から携帯電話を出した。
するとイッセーはアーシアに向けてこう聞いた。
「あれ?アーシアって携帯電話持ってんだ?」
そう聞くとアーシアはこう答えた。
「あ、はい。実は今匿ってもらっている人達から貰ったんです。
最初は扱いに困っていましたが今はこれのおかげでお悩み相談などをして
生計をたてれるようになったんです。」
そう言っている中でアーシアは電話を取ると・・・イッセーは聞き耳を
立ててしまったのだ。
そして・・・ある言葉が聞こえた。
「ああ、はい・・・分かりました。《ドーナシーク》様。」
「!!!」
イッセーはそれを聞いて目を見開いた。
何せその相手は・・・自分を殺そうとした相手だったのだから。
するとアーシアは携帯電話を閉じてこう言った。
「それではスミマセンイッセーさん。私今日は用があるので。」
それではと言うと・・・イッセーはアーシアに向けてこう言った。
「待ってくれアーシア!そいつってもしかして・・・堕天使なのか!?」
そう聞くとアーシアはこう答えた。
「はいそうです。私そこで働かせてもらう事になりまして・・・
確かフリードさんって言うエクソシストさんも一緒に昔扱っていた教会に。」
それではまた。と言ってアーシアは去って行くのを見て・・・イッセーは急いで電話をかけた。
アザゼルについては拙作で書かれている《カオス・ストラトス》を読んで
ください。