「いててて・・・あの野郎・・・俺が異常聴覚者じゃなかったら死んでたぜ。」
そう言って・・・失神していた矢瀬が起きた、矢瀬の家は大財閥の一つであり異能力者を輩出することが出来る一族で基樹はその中でもサイコキネシスによる
異常聴覚者である為普段は耳にイヤホンを取り付けているのだが万が一に備えて
自身の能力を使わんがために薬で反動を抑えるのだが今回はそうは言ってられねえと言って起き上がると・・・既にロスヴァイセ達が雪菜と共に浅葱達を救出するために
向かっていった後である。
「浅葱は・・・今何時だ?」
矢瀬はそう言いながら自身の能力を使って今の状況を確かめようと能力を使うと・・・
マジかよと言う言葉が出た。
「浅葱が・・・攫われやがった・・・!」
何でと思っているが矢瀬は仕方ねえと思って窓の方を見た。
今矢瀬が使ったのは自身が失神している間に何が起きたのかを僅かに残った聴覚を
フル活用してその状況を把握した後に外に出ようとすると・・・矢瀬は外に目を向けて
こう言った。
「相手は・・・ガルドジュともなるとこの弦神島がどうなっちまうか分からねえぞ!」
そう言って仕方ねえと言って自分も向かって行った。
そんな事知らない古城達はと言うと既に禁区エリアにて準備を始めていた。
「この先が禁区エリアですか・・・物騒な所ですね。」
優一郎がそう言うと古城は確かになと言いながらデュラハン達と行動していると・・・禁区エリアにほど近い禁区エリア外でバンシー達と出会った鳳が報告を聞いていると
成程ねと言ってこう続けた。
「それじゃあ・・・草薙君達35試験小隊が禁区エリアにいるって事だね。」
「はい・・・既に戦闘が行われておりますが・・・数が数だけに何時やられるか
分かりません。」
「分かったよ、それにアルケミスト社について色々と調べなきゃいけない事が
あるからね。君たちは此の儘帰還して、其れとだけど鐵君が何やら情報を
収集しているようだからそっちの内容が分かり次第・・・ああちょっと待って?」
そう言って鳳が電話を取ると相手は・・・鐵であった。
「何だい鐵君?もしかしてナニカ分かったのかい??」
そう聞くと電話の向こうにいる鐵がこう答えた。
『はい、如何やらアルケミスト社に向かった貨物がありまして最近ですが・・・
つい昨日そのアルケミスト社第5研究所に下したと言ったデータがありましたが
それが・・・どうも虚偽だったようです。』
「虚偽・・・其れはアルケミスト社からの報告かい?」
『ええ、向こうも知らなかったと言っているようですが・・・まあ間違いなく
嘘だと思われますがその貨物が誰によって持ってきたのかは分かりました。』
「誰だい?」
鳳がそう聞くと・・・鐵はこう答えた。
『〈ディミトリエインダストリーズ〉、そこから運び込まれたものです。』
そしてタケルはと言うと・・・ぼろぼろであった。
「ああ糞・・・あいつらバカスカ撃ちやがって。」
タケルはそう呟きながら撃たれた箇所を抑えながら歩いていた。
腰らへんを抑えながら歩いていると・・・声が聞こえた。
「タケル!?」
「よお・・・ルクス・・・久しぶりだな。」
そう言って力弱くずるずると壁を背にしているとルクスはまさかと思って見て見ると
腰らへんが血まみれになっているのを見て目を大きく見開いてこう言った。
「何でこんな・・・この音は・・・やばいこっちに来る!」
ルクスは足音を聞いてやばいと感じて・・・隠れ家に向かって行った。
「これで大丈夫だね、だけどあまり動かない事を忠告しておくよ。」
ルクスはそう言ってナノマシンスキン型の湿布系包帯を付けるとタケルはルクスに
向けてこう聞いた。
「お前何でこんな所にいるんだよ?何かあったのかよ??」
タケルがそう聞くとルクスは・・・重い口を開いてこう言った。
「全ては・・・兄が造ったあるシステムについてだよ。」
今から6年前、兄であるフギルは16年以上前から交友関係があった科学者3人と共にあるシステムを造った事から始まった。
「パワードスーツでありながら多目的な使用方法に加えてどんな場所でも
変身することが出来る機械、あらゆる物質を吸収して使用することが出来るフルボトル、そして何よりも・・・高い攻撃能力と防御能力を並列することが出来る・・・
誰もがそれを兵器としてでも民間用としても使える・・・
・・・・・『特殊兵器・・・〈ライダーシステム〉』。」
「〈ライダー・・・システム〉?」
「うん、それを兄と仲間が造って・・・責任者が死んだあと兄さんともう一人は更に
技術革新するために開発を続けていてそんな中でアルケミスト社は目を付けて・・・
僕たちは人質としてそこにいたんだ。」
「僕・・・達?」
もう一人くらいいるのかよと聞くとうんとルクスは首を縦に振ってこう答えた。
「僕の妹・・・
・・・・・『ヘイズ・アーカディア』、たった一人の肉親だよ。」
そしてアルケミスト社第5研究所の研究エリア
そこでは・・・ある一人の少女が研究をしていた。
「もうすぐだ・・・もう直ぐであたしの復讐が達成される・・・さあ始めようぜ・・・
・・・・兄貴。」
そう言った少女の目の色は・・・左目はルクスと同じ灰銀色だが・・・もう片方は
青色の瞳の少女が窓の外を眺めながらそう呟いた。
そして次回は・・・何だろ?