「あれ?雪菜ちゃんじゃないのって優一郎君達も何でここにいるの?」
凪沙がそう聞くと全員が凪沙の両手にアル子猫を見てこれは何ですかと雪菜が聞くと
ああこれねと凪沙はこう答えた。
「『夏音』ちゃんが保護してお世話している子猫なの、私の家ってマンションだから
飼えないけど誰かお世話してくれる人はいないかなって思って高清水訓に頼んでもらって
運動部の人達の住所録から変える人いないかなあって思っててtねああそれとだけど
『夏音』ちゃんてのはこの子でねそれで!」
「わわわわわわかりました分かりましたから凪沙さん落ち着いてくださいって
この子たちが・・・・!」
うわああああと目を大きく見開いて目を輝かせているがロスヴァイセは
ですがと言ってこう続けた。
「ですがここは学校であってペットショップや保護施設と言う訳ではありません、学校で生物の取引等はやってはいけません。ちゃんとした手順を踏んで放課後に改めて
学園外でやるようにしてください。」
「「「・・・はい。」」」
それを聞いて凪沙、高清水、『夏音』が揃って項垂れているとロスヴァイセは
こう続けた。
「ですが保護して面倒見ていたことについてはちゃんとした良い行動だと思っています、この子たちは先生が他の教員方にも聞いてみて飼えるかどうか聞いてみますので今日の所は大目に見ておきます。」
ですがと言ってこう締めくくった。
「ちゃんとこう言う事は放課後にやるようにしてくださいね。」
それを聞いて全員が了承するとええと『夏音』さんとはロスヴァイセが探していると
白銀髪の少女が前にでてこう言った。
「私です先生、すいませんでした今回私」
「今言ったことは忘れないようにしてくださいね、では。」
そう言ってロスヴァイセは下がるとええとと全員が『夏音』を見ると自己紹介した。
「初めまして皆さん、私の名前は『叶瀬 夏音』と言います。このたびの事は
申し訳ありませんでした、実は今回紹介の為に今いる猫ちゃんたちは・・・
これだけじゃないんです。」
『・・・・え?』
全員がそれを聞いて目を大きくしていると段ボールの中でみーみーと鳴いている
10匹近くいる猫たちを見て・・・まだいるのかと思っていると『夏音』が全員に向けて
こう聞いた。
「あの・・・お手伝いして欲しいことがあるのですが宜しいでしょうか?」
「すみません、先生も。」
「いいえ構いませんよ、動物の・・・それも子供の動物のお世話を
今迄一人でやっている事には感心しますよ。」
ロスヴァイセは「夏音』に向けてそう聞くとそれにしてもなと優一郎がそう呟いて
買い物袋にアル大量の・・・猫用のミルク缶、キャットフード、玩具などが大量に
入っており一体ドン位あるんだと思っているとああこれねと凪沙がこう答えた。
「実はね、猫ちゃんって他にも一杯いてね。其の子達のお世話をしているんだけど
クラスが変わる前は私もいたんだけどクラスが変わってからは暇を見つけては
手伝ってたんだけどねえ。」
凪沙がそう言いながら色々と買い込んでいる中それじゃあと与一がこう聞いた。
「他の人達は手伝わないんですか?だって『夏音』さんって人気があるように
思えるんだけれど?」
与一葉そう言って『夏音』を見ていた、日本人離れしたスタイルの良さに加えて
性格的に見ても穏やかで普通ならば男子勢が我先にと手伝うんじゃないかと思っているとああそれねと凪沙がこう答えた。
「皆『夏音』ちゃんの事が好きすぎてその・・・ね。」
「ああ・・・そう言う事なんだ。」
与一はそう言って納得した、その状況では互いに牽制し合っているのが目に取るように分かるが為に成程なと思っている中で買い物を終えると其れとねと凪沙は
与一に向けてこう続けた。
「雪菜ちゃんもそうなんだよねえ、雪菜ちゃんの場合は接近距離次第じゃあ
3秒ルール、5秒ルール、8秒ルール、24秒ルールとかがあって超過すると
厳罰とかになって其れとだけどあと『衛宮 優一郎を呪う会』とかって言って中には
本気で呪術とかを学んでいるって言う話だよ?」
「・・・それ当人に言ったらレイヴェルサンどころか雪菜さんにも
黙っておいた方が良いよ?下手したら向こうから襲いかかるかもしれないし。」
そう言ってああねえと優一郎の方に目を向けると優一郎は何やら猫の食事として魚とか肉とか魚とかを買っているのを見てアハハと思いながら見る事しか出来なかった。
買い物を終えた後『夏音』の案内の元優一郎達が向かったのは・・・優一郎達にとって因縁のある場所であった。
「ここって・・・教会なのか?」
しかもここってと言うと・・・前に一誠がアーシアによって葬られた廃教会に
辿り着くと『夏音』が廃教会で壊れた扉から中に入ると『夏音』がこう言った。
「ここは昔私が過ごしていた教会何です。」
「ええ!けどこれって確か前に立ち入り禁止区域になっていませんでしたか?」
雪菜がそう聞くとそれなと士方がこう答えた。
「検分が終わったからな、地下の儀式錬成陣はぶっ壊した後に地下を埋めて
封印させた後に解放させたんだ。本当なら取り壊すべきだと言うべきだろうが
ここ誰も土地を買わねえからか今でも放っているんだよ。」
士方がそう言って中を調べていると・・・廃教会の中から数十ものの・・・
瞳が見えたのだ。
「「ひぃいいいいいいい!!」」
三葉とレイヴェルが揃って優一郎の両肩に捕まっていると暗がりから現れたのは・・・多色な猫が大勢現れるとニャーニャーと言いながら暗がりから出てくると雪菜が
速攻で前に出て・・・猫をがばりと抱きしめてこう言った。
「優さん見てください猫ですよ猫!」
わーーいと言うような表情で抱きしめている中猫たちが『夏音』や優一郎達の
足元に集まると擦りながら甘える様な声が聞こえるとレイヴェルが『夏音』に向けて
こう聞いた。
「『夏音』様、もしかしてですけどこの教会に足蹴く通っておられるのでしょうか?」
そう聞くと『夏音』がこう答えた。
「ああはい、皆捨てられた子達ばかりなんです。元々はここにいたのですが
この間の事件の前からあの逸れエクソシストの方々が来ましてそれで追われてしまい・・近くにあった古い廃材置き場にてお世話をしておられまして・・・
それで事件が終わった後猫ちゃんたちがここに戻って行ってそれからはです。」
そう言うとそんじゃあと言って優一郎は袋から色々取り出すとこう言った。
「作るか飯。」
そう言って優一郎が作っている間雪菜達は猫の世話をしていたのだ、そして暫くすると小さな紙皿に食事を乗せると猫たちが群がってくるとレイヴェルが猫たちに向けてこう言った。
「まだですよ皆様?まだお熱いのですからもう少し冷えてからですわ。」
そう言ってレイヴェルが魔法で食事を冷やすと猫たちに食べさせた瞬間に猫たちが
嬉しそうに食べるのを見てほっとしていると『夏音』は全員に向けてこう言った。
「皆様ありがとうございます、今回は色々とご迷惑をおかけいたしました。
それに先生も今回助けてくれたことに何とお礼をしたらいいのか。」
『夏音』がそう言うとロスヴァイセはこう答えた。
「いえこっちは好きでやっているだけです、それに何よりも生徒が頑張っていますのでこの位は当然です。ですがこれからは私達も頼ってくださいね?
猫が欲しいと言う人がいたら紹介しますので。」
「俺達も手伝うぜ?動物好きな隊員がいるかもしれねえし。」
「私もクラスの人達から聞いてみますね。」
ロスヴァイセ、優一郎、雪菜の言葉を聞いて『夏音』は笑みを浮かべてこう答えた。
「ありがとうございます・・・それだけの言葉でもう・・・十分でした。」
人工島管理公社保安部にあるエレベーターで地下16階に向かうと那月先生が
中に入ると声が聞こえた。
「へーい、那月ちゃんこっちこっち!」
「暁古城と言いお前と言い・・・担任教師をちゃん付で呼ぶなと言っているだろう!」
そう言うと那月先生は暗がりの向こうにいる青年・・・矢瀬を見ると矢瀬は
こう答えた。
「公社直々の呼び出しナンスけど理事会も人手不足なもんだからなあ。」
そう言いながら那月先生を案内する矢瀬であったが辿り着いた先にいたのは・・・
病院の手術室に似た部屋であった。
高価な医療機器に囲まれたベッドの上にまだ10代位と思しき少女が
眠っているのが見えた。
大きな傷を負っているらしく彼女の全身は包帯と医療機器と管ばかりであった。
そしてそんな傷だらけの彼女の両手足は・・・何故か幾つもの拘束具が使われていた。
対魔力拘束器具、元々は対魔導学園における対魔女拘束装置を
簡易化させたタイプであるが何故彼女の様な少女がそうなっているのかと思うが
その理由が・・・これだ。
「この娘で5人目、昨夜は随分派手だったと聞くぞ?巡回していた戦鬼隊が
対応していると聞くが運よく商業地区だったか?人的被害が少なくて
良かったじゃないか?」
那月が矢瀬に向けてそう言うといやいやと言ってこう続けた。
「ビル2棟が半壊、7棟がそれの影響で延焼、停電・断水・ガラスの損害義骸を
合わせりゃあ合計・・・290万円の被害っすからねえ。」
そう言いながら矢瀬はPADを操作しているとその映像を見せた。
「こいつと戦っていた相手は今何処だ?」
「目下調査中ですが追跡は難航です、未登録の種族じゃないどころかこの子は
そもそも・・・元々は人族です。」
「何だと・・・!バカなちゃんと調べたのか!?」
那月が矢瀬に向けてそう聞くとええと言って矢瀬はこう続けた。
「ええ、其れだけじゃなくてこの子には悪魔が使っている様な転生魔術が
組み込まれていました。」
「となると悪魔勢か?ついこの間のアルケミスト社第5研究所で確認された大型兵器はISコアだけではなく奴を母体とした半生体兵器だったよな・・・まさか悪魔勢か!」
逸れのと言うが矢瀬は違いますねと言ってこう続けた。
「悪魔とは違う転生システムなんですが何処にも該当しなかったんっすよ、
だから改造された人間って扱いにするのが公社からの判断ですね。」
「何ともまあ煮え切れん回答だが・・・それで?この少女の容態は?」
どうなんだと聞くと矢瀬はこう返した。
「臓器の一部が無い状態何でそっちの方は体細胞を培養して
クローン臓器を造るって話で決着がつきました。」
「臓器の一部?・・・何処だ、改造時に摘出されたのか??」
「いえ、如何やら戦闘で失った可能性が強いですね。箇所は横隔膜と腎臓の間にある
腹膣神経叢(マニプーラ・チャクラ)・・・それも転生時に出来る霊体と
直結させることが出来る人工内蔵ですね。だけどどうして?」
矢瀬の言葉を聞きながら那月は未だに人工呼吸器からぷしゅーと息をしている
少女を見続けていた。
そして次回へと続く。