「『メイガスクラフト』が以前まで持っていた無人島か・・・ナニカすんなら
丁度いい隠れ蓑だ。」
士方は優一郎達に向けてそう言うと優一郎はこう続けた。
「隊長の報告だとあそこにゃあ最近造られたトーチカがあるって話だよな?
多分だけど今でも使っているって事は無いのか?」
「いやそれは無かったって話だぜ?既に引き取られた後かそれか・・・どっかで
今でも秘密裏に使われるかって話だよな?」
優一郎と三葉が互いにそう呟くと与一が士方に向けてこう言った。
「そこって今隊長が確かアルディギア王国の王女様捜索でそこにいるんだよね?
そこまではどうやって行くの?」
そう聞くと士方はこう答えた。
「俺達は今から水上飛行機に乗ってこの島に向かう、既にグレン少佐が
準備を終えているだろうから俺達は其れに乗って無人島に行って隊長と合流する。
そっからは俺達はメイガスクラフトが何をしていたのかを島に
どっか地下とかに入れそうな場所を重点的に探すから・・・手前ら気を引き締めるぞ!」
「「「おおおおおおおおおお!!!」」」
優一郎達が島に向かって着いた時には既に夜にさしかかろうとしていた。
「よく来たなお前ら?」
古城はそう言って保存食であるクッキーを食べているのを見つけた優一郎達は
今回の事を話すと成程なと呟いたのだ。
恐らく今回の一件にメイガスクラフトが何か関りを持っていることが疑われているなと考えていると其れとと言ってこう続けた。
「奴らの顧客名簿の中にアメリカ軍の特殊部隊との売買取引があったそうです、ですがこの部隊は米軍では確認されていない・・・恐らくは裏の部隊。」
「成程な、大方表向きでは明かされられねえ部隊が関わってんなら話が速え。
俺達は明日から調査を始める、火の番は一時間おきに交代だ。今は夜の19時、
先ずは21時に俺を始めに優・士方・与一・三葉の順で執り行う。何かありゃあ
起こして知らせろ、まあ俺は体質場起きている時間が多いから俺に声を掛けな。」
それを聞いて全員了承するとトーチカの中に入って行った。
そして20時ごろになると与一が古城に向けてこう言った。
「隊長、皆寝ました。後は僕だけなんですが良いんですか?見張りだったら
僕が適役なのに。」
「良いんだ、お前の力は間違いなく必要になるからな。ここは力を
温存させてえんだ。」
古城が与一に向けてそう言うが与一はこう返した。
「眠れないんだったら捜索すれば良いんじゃないんですか?元々隊長の目的は
そうだったし時間までは僕が見張ってますから。」
与一の言葉を聞いて古城はううむと思っていたが与一の目を見て・・・古城は
こう返した。
「分かったそんじゃあ俺は近くを探索して来るわ、元々それが任務だったし
何よりもお前の厚意を無駄には出来ねえからな。」
そう言って古城はアルビオンを展開すると其の儘空高く飛んで行った。
「然しこの島森が多すぎだな無人島で買い取ったにしちゃあ色気も何もねえな。」
『そうだな、まるで誰にも気づかれないようにするような場所だな。』
アルビオンがそう言って近くの泉に降り立った。
其処は少し霧が立ち込めており見えるような無い様な状況の中でさてとと
思っていると・・・アルビオンが古城に向けてこう言った。
『古城・・・誰かいるぞ?』
「!」
それを聞いて古城が身構えると目の前にいたのは・・・
・・・・・泉の中で日本人離れした端正なまるで妖精のような肢体が誇る少女が
そこにいた。
「!?」
古城は不味いと思って後ろに振り向こうとすると・・・・アルビオンが
待てと言ってこう続けた。
『待て古城!あの女・・・アルディギア王国の王女じゃないのか!!』
「はあ!あの子がって・・・マジだよ。」
古城がそう呟くと少女はあらあらと言ってこう続けた。
「もしかして・・・救援の方々でしょうか?」
そう言って現れたのは・・・目標の少女『ラ・フォリア・リヴァイン』
その人であった。
「隊長・・・運よく見つかって良かったですね。」
「まあな、だが今から通信したところで迎えが来るのは恐らく今夜の4時ごろだな。」
古城はそう言ってラ・フォリアを見ている中ラ・フォリアは古城達に向けて
こう言った。
「お初めまして皆様、私はアルディギア王国王女『ラ・フォリア・リヴァイン』と
申します。」
そう言って挨拶すると先ずはと言って優一郎がこう聞いた。
「あんたが行方不明になった背景なんだが何があったんだ?」
優一郎がそう聞くとラ・フォリアがこう答えた。
「私は弦神島に向かう途中で船が撃墜されたのです。」
「目的は色々とありそうだな、王族だったら跡継ぎ問題だろうが他には何かあるか?」
士方がそう聞くとラ・フォリアはこう答えた。
「恐らくですが・・・メイガスクラフトかと思われますそれとアメリカ軍も。」
「・・・これで点と線が繋がったが何が目的なんだよ?」
三葉がそう聞くとラ・フォリアはこう答えた。
「メイガスクラフトの目的は私の中にアルアルディギア王国の血にアル霊媒、
そしてアメリカ軍の目的は・・・私のISのデータ。」
そう言ってラ・フォリアは自らの左足にリストバンドを見せるとこう言った。
「私の王族専用にカスタムされたIS『ホワイト・パラディン』にある
『ヴェルンド・システム』の情報データが。」
次回は襲われた理由。