あの後優一郎達はその少女を何処かに連れていって近くにアル簡易式ホテルに入る中
三葉はあれあれと思っていた。
今自分の隣には自分の事を母親だと思っている子供と優一郎がこれからホテルに向かう?
えそれってつまりと・・・考え付いた瞬間に顔が赤面してきたのだ。
「(ちょちょちょちょっと待てよこれからあたしらがホテルに入るってつまりは・・・
あああ不味い不味い不味いって優!あたしらまだ未成年で然も・・・あたしの下着今日の奴上下とも違う奴だし大人っぽくねえじゃねえか!!)」
三葉が内心そう思っている中優一郎はホテルに入ってそんじゃあと言って
ベッドに座るとこう続けた。
「三葉、これからなんだけどこの子の親御さんを見つけてえんだけど
この子の戸籍データと今日来た入場者の顔認証システムから調べてくれないか?」
「え・・・おお任せろ!」
三葉はそれを聞いて少し慌てながらも携帯電話から操作する中で少女は頭を?にしてこう聞いた。
「どうしたのパパ?何してるの??」
「ん?何でもないよ、俺はこれからママとお仕事するからええと・・名前は何だったっけかな?」
優一郎が少女に向けてそう聞くが少女は・・・首を横に振るとそうかと優一郎は
そう言うと少女をベッドに寝かせつけてこう言った。
「けど名前が無きゃ困るよなあ・・・ううん。」
そう言うと暫くして・・・こう答えた。
「よし、お前の名前は暫くの間思い出すまでだけどこう言うのはどうだ・・・
『茜』、それでどうだ?」
そう聞くと少女は・・・うんと答えてこう言った。
「お休み・・・パパ。」
そう言って眠ると・・・三葉は優一郎に向けてこう聞いた。
「なあよ優、その名前って何か意味あんのか?」
そう聞くと優一郎はううんとなと言って・・・こう答えた。
「何か分からねえけど・・・何となく思いついたんだ・・・ここ最近こいつを
手にしてから夢見てんだ。」
そう言って三葉はある事を思い出していた。
暗い地下に出来た洋風の都市
白いまるで・・・・囚人服の様な衣服を着た自分
そして同じ服を着た・・・大勢の子供たち
その中でも仲のいい・・・金髪の少年
最後にその目に映るのは・・・白くて広い廊下で・・・
真っ赤な血を流して倒れている大勢の子供たちと・・・
・・・・・涙を流した自分と・・・辿り着くは雪深い・・・朽ちた日本。
「何だろうなあ・・・あれ。」
そして打って変わって古城はグレンと共に阿夜の治療でMAR研究所の敷地は広大で
無数のビルが連結された複雑な構造体になっていた。
そして辿り着いたのは・・・敷地の片隅にある円筒形ビルがそこにあった、
リゾートマンションの様なその建物は本来島外から訪れる客や研究者の
ゲストハウスとして機能する・・・はずなのだが深森はあろうことかそれを勝手に
私物化してしまった事から週の大半と言うか完全に月に帰ってくるのが
1回あるかないか程度(ロスヴァイセの事聞いて多分本人的に気を利かした)と
なってしまい今では家の事は凪沙が一任してある。
「ここかよって・・・何でゲストハウスなんだよここ一般用じゃねえのか?」
グレンが呆れながらそう聞くとああこれなと古城がこう答えた。
「うちの母親1週間の殆どがココ住まいでな、今迄は半分くらいだったのが今じゃ
一月に二日ぐらいしか戻ってこねえ・・・完全にこっち住まいなんだけど腕は確かだ。
何せ医療部門の主任研究員で臨床魔導医師の資格持ちだから信用は出来るんだ・・・
腕だけみりゃあなあ。」
「腕以外は問題ありまくりな奴って事じゃねえかそれ?」
グレンは古城の言葉を聞いて大丈夫なのかよと思っているとこうも聞いた。
「それでだが俺がここにいて良いのかよ?戦鬼隊の俺がいりゃあ迷惑じゃねえのか?」
そう聞くと古城はこう答えた。
「いや、俺が戦鬼隊にいるって事は知ってるし何よりも・・・こうしなきゃ
救えねえ奴がいるからな。」
そう言って古城は・・・うっと言いながら魘されている阿夜を見るとおい不味いぞと
グレンがそう言うとこう続けた。
「血どころか魔力欠乏症が不味いラインに入ってねえかそいつ!」
「不味!取りあえず入るぞ!!」
そう言って古城がどんどんと扉を叩くと・・・扉の向こうから声が聞こえた。
「はいは~い、どちら様でしょうか?」
「俺だ母さん!悪いけどちょっと頼みが」
「御免ねえ、私の知り合いに俺とか言う人いないから~~♪」
「楽しんでるだろ母さん!俺だよ古城だよアルビオンの神器持ちで第四真祖の!!」
「あらあ良く言えたわね古城君?はいはい今開けるわねえ。」
そう言って出てきたのは・・・
「ばあ!」
巨大なジャックランタンの頭をした南瓜お化けが出てきたのでぶふぉっと
2人共唾を吹くとアルビオンがこう言った。
ーー相変わらずだなこいつは。
そう言うとジャックランタンの被り物を外して見えたのは・・・緑色の髪をした
実年齢よりもと言うか・・・本当に2人の・・・高校生と中学生の子供を持つ
母親なのかと言うくらい若く童顔の女性が見えるとグレンはこの人かと聞くとああと
古城はグレンに向けてこう言った。
「この人が俺の母親・・・暁 深森だ。」
そう言うと深森は古城の背中にいる阿夜を見て・・・あらと言ってこう続けた。
「あらやだ古城ったら何処かの美女をお持ち帰りして起き上がれないくらいに
ヤッチャッタの!」
「するかちょっとは考えて物言え母さん!」
次回へと続く。