弦神島における非日常的な日々   作:caose

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 イッセーの悪夢はまだまだ終わらなかった。


転生。

 「あらあら、罰を受けさせている事に夢中になってしまって大変ですね。」

 「さっさと目的を果たさないと。」

 「・・・・・・・・・・・」

 アーシアは木槌片手にそう言っているが当のイッセー本人は最早・・・

何も喋れなかった。

 両手両足と局部に先ほどの杭の様な物体が深く叩きこまれており既に血が

流れ出ていたのだ。

 既に普通の人間ならばショック死していても可笑しくない状況であるのだが

悪魔である事が災いし、未だ生きている様子であった。

 イッセーは泣くことしか出来ず然も喉が潰れて叫ぶことも

出来なくなってしまったのだ。

 するとアーシアはイッセーの流れ出てくる血を指で濡らすとそれで・・・錬成陣を描き始めた。

 そして書き終わると携帯電話を取ってこう言った。

 「それでは始めてください。」

 そう言った後にアーシアはイッセーに近づくと耳元でこう囁いた。

 「イッセーさん。」

 「!!」

 「貴方は悪魔になった人間。丁度良く悪魔を手に入れられて神に感謝しますね。」

 「貴方の魂は・・・私のモノです。」

 そう言うとアーシアはイッセーから離れると・・・錬成陣に手を添えた。

 すると錬成陣が・・・赤く光り輝き始めたのだ。

 それは各部屋にも同じように光り輝いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてそれは・・・外でも。

 「総員退避ーーーーー!!」

 《戦鬼隊》の兵士達が全員教会のある山から退避して行った後に外にいる

ローブを着た人間たちは・・・それぞれこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『『『『『我々は神を敬う者』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 『『『『『今ここに・・・・新たな神の誕生の贄とならん!!!!!』』』』』

 その言葉と共に錬成陣に手を添えると・・・一斉に発動したのだ。

 大地は輝き、あたりにいた鳥たちが堕ちていき・・・絶命していった。

 そしてそれは・・・教会の中においてもそうであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ぎゃあアアアアアアアア!!」

 「ぐいぇええええええええええ!!」

 「アがアアアアアアア(*´Д`*)アアアアアアアア!!」

 フリード達を中心に何やら息苦しそうな表情になっており其の儘・・・

絶命していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして地下でも・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「おごああああああああ!」

 「か・・・体が。」

 「タスケ・・・て」

 ドーナシーク達が藻掻き苦しみながら体を痙攣して言っていた。

 そしてレイナーレはと言うと・・・・。

 「私が・・・こんな・・・所で」

 殆ど裸の状態で在りながらも這う這うの状況でこう続けた。

 「私は・・・アザゼル・・・様や・・・シェムハザ・・・様の・・・

寵愛を・・」

 レイナーレはそう言いながら体を引きづるかのように扉に這っていたが目の前が霞んでいき・・・そしてこう言った。

 「私は・・・私を見下げた・・・奴らに・・・・!!」

 そう言って等々・・・絶命した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして最後にイッセーはと言うと・・・。

 「・・・・・・・・・!!!!!!!」

 イッセーは喉が潰れてしまっているがそれでも・・・泣いていた。

 まるで体の中にあるナニカが・・・引き千切られそうな感覚が過ったのだ。

 するとイッセーの体の中から・・・何やらチェスの駒の様な物が現れた。

 これこそが・・・イーヴィル・ピースであった。

 それらが赤く輝いて行くと・・・8つあった内の一つが・・・灰色になって

落ちて云った。

 それらがまた一つ・・・また一つと墜ちて云った。

 「(イーヴィル・ピースが堕ちて・・・まさか!?)」

 イッセーはその光景を見てヤバいと思った。

 もしこれが全部堕ちたら自分は・・・死ぬんじゃないのかと思ったからだ。

 そして3つ目が堕ちたその時に・・・左腕が光り輝いた。

 「(何で神器が!?)」

 イッセーはその光景を見て何でと思っているとアーシアはイッセーを見て

こう言った。

 「あら、もしかして神器保有者だったんですね?それならそうと

早く言ってくれれば・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「良い材料としてここ迄はしませんでしたよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アーシアはイッセーに向けてそう言うと左腕の籠手の宝玉が光り輝くと・・・

ナニカが出てきたのだ。

 「これ・・・!!」

 アーシアはそれを見て驚いた。

 何せ今目の前にいるのは・・・・。

 「・・・(竜)」

 イッセーはそう思っていた。

 そう、まるで御伽噺に出てくるような・・・ドラゴンがそこにいた。

 するとドラゴンが吠えると同時に・・・イーヴィル・ピースがまた一つ落ちた。

 それと同時に・・・宝玉から数十ともいえる・・・ナニカが溢れ出てきたのだ。

 それらがアーシアの目の前に集まって行くと・・・ドラゴンの影がこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴様あ・・・。

 

 

 

 

 

 

 「「!!」」

 アーシアとイッセーはその声を聴いて驚くとそれと同時にイーヴィル・ピースがまた一つ落ちたと同時にこう言った。

 

 

 

 

 

 

 良くも俺を・・・・赤龍帝でもあるこの俺をーーーーー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「赤龍帝!!?」

 アーシアはそれを聞いて驚いているとイーヴィル・ピースがまた一つ落ちた。

 するとドラゴンの影が・・・ナニカと一つになり始めたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 畜生・・・畜生がアアアアアアア!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 赤龍帝はそう言って・・・6つ目のイーヴィル・ピースが堕ちたと一緒に

取り込まれ始めたのだ。

 するとイッセーはこう思っていた。

 「(俺が何したって言うんだ!!俺はただ青春を・・・女の子の可能性を

見たいだけだったのに!!)」

 するとドラゴンの影が消えたと同時に・・・7つ目のイーヴィル・ピースが

堕ちた。

 「(嫌だ!俺は未だ童貞なんだぞ!!ハーレムを作っていない!?

女の子のおっぱいを揉んだ事も無いのに死ぬなんて嫌だ!!)」

 そして8つ目のイーヴィル・ピースが灰色になり始めるとイッセーは

こう思っていた。

 「(やめてくれ神様!俺はもう一度青春したいんです!お願いだから

助けて!!)」

 すると左腕の籠手が砕け始めるとイッセーはさらにこう思っていた。

 「(お願いです神様助けてください!!これからは良い子になりますし

部長の言葉にも両親の言葉にもちゃんと従いますからお願いします!!

俺を助けてくれーーーーーー!!)」

 イッセーはそう言って命乞いをするが・・・無情にも左腕の籠手が

砕け散ったと同時にイーヴィル・ピースが・・・砕け散った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

 

 

 

 

 

 

 最後にイッセーはそう言って・・・目を真っ白にして絶命した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてアーシアはそれを見て・・・笑顔でこう言った。

 「さあ・・・今日から私が!!」

 そう言って胸元を大きく開いて赤く光るナニカと・・・一つになっていった。

 そして教会のステンドグラスの内側から・・・赤いナニカが出てきて

それと一体化した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「アハハハハハはあハッハハハハハハ!!」

 アーシアは高笑いしながら・・・赤く光り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして教会から少し離れた場所。

 「何だありゃあ!!」

 グレンは紅く光る場所を見てそう言った。

 すると教会から離れた上空で古城がこう言った。

 「一体何が起こってんだ・・・・!!」

 古城はそう言って教会を見ていると教会から・・・ナニカが出てきた。

 それは紅く輝いており・・・それが静まるとそこから現れたのは・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・黒い翼?」

 古城がそう言ったと同時に花開くかのように翼が解き放たれて現れたのは・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ウフフフフ・・・初めまして皆さん。」

 長い金髪

 少し露出があるボンテ―ジ。

 そして何よりも・・・背中に生えている2対の羽。

 片方は堕天使の翼であることが分かるのだが・・・もう片方は悪魔としては・・何だか違う感じであった。

 まるで・・・ドラゴンの様な。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてアーシアは自分の事をこう名乗った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「私は堕天竜、アーシア・アルジェント」

 

 

 

 

 「堕天竜・・・」

 古城はそう言ってアーシアを見ていると・・・アーシアはこう言った。

 

 

 

 

 

 「そして・・・新たなる『赤龍帝』ですわ。」

 

 

 

 

 

 『ナニ!赤龍帝だと!!』

 それを聞いてアルビオン・グウイバーが驚くとアーシアは笑顔でこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「以後・・・お見知りおきを。」

 




 多分次回で第1巻終了。
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