ガキがキと響き渡る鉄と鉄が奏でる音は戦士にとっては心地よいその音の主であった・・タケルと監獄結界から脱走した黒い甲冑の人間がタケルに向けてこう言った。
「良い剣筋だ少年、幾度もの視線を超えたと見る。」
「あんたもな!手前だって結構強えじゃねえか何したんだ一体!!」
タケルがそう言って一旦離れると黒い甲冑の人間はこう答えた。
「俺は嘗て竜種の神器使いを討伐するためにとある村に向かった。」
「「?」」
それを聞いてタケルとイリナは何だと思っていると黒い甲冑の人間はこう続けた。
「俺は西欧教会から雇われた傭兵、先祖が英雄であったがために俺達一族は竜種とは
因縁が深かった。だからこそ俺達一族は竜と戦えるのだがとある少年を討伐するために俺は街一つを破壊しつくしながら奴を討伐しようとした。」
「「!」」
それを聞いて2人は驚いていた、たった一人を殺すがために街一つを破壊したのかと
思っていると何故そんな事をと思う中黒い甲冑の人間はこう続けた。
「奴は竜血(ドラゴン・ブラッド)の保持者だったからだ。」
「竜血(ドラゴン・ブラッド)・・・聞いたことねえな。」
「当たり前だ、その血を持つという事は先祖又は血族が竜種を相手取って勝利した代償に手にした体質だ。元来竜種の血はあらゆる環境に適応できるだけではなく遺伝子情報も
書き換えて適応するほどの物だがその反面竜種の力が強まり神器使いであるならば
竜種の力だけではなく侵食され体が竜種と同じ体になってしまう。其の子もその一人で
あったがために村の者達は奴を化け物として迫害されていた・・・殺して欲しいと頼まれ
殺しに向かったが逃げられた。そして俺は捕まった、私を殺しの依頼をした
村の者達がそうしたようだがその村の者達は殺人容疑で捕まった。俺は委託された事と
その力における責任でここに捕まったがどうでも良かった、俺にとっては・・・
戦えればそれでよかったのだ。一族の事も含めてだが・・・お前は強い、だからこそ・・・戦え俺達にとって戦う理由などそれで良いのだから。
そう言って黒い甲冑の人間が構えるとああそうかよとタケルは刀を向けて・・・
こう言った。
「あんたにとって戦うって言うのはそう言う手前がってな理由だったんなら・・・その思い上がりここでぶっ飛ばしてやる!草薙諸刃流草薙タケル!!問答無用で手前を
ぶった切ってやるから死んでも恨むんじゃねえぞ!!?」
「恨んでもか・・・心配無用だ、俺達戦士にとって戦場の死は寧ろ当たり前の物。
その死に誇りを持ったとしても無礼など言わん。」
そう言って互いに・・・戦闘が始まったのだ。
そしてもう片方の方では・・・同じような状況となっていた。
「手前らが俺の相手かよ・・・つまらねえ戦いになりそうだな。」
そう言うドレッドヘアの小柄な男性がルクスと・・・ゼノヴィアを見て
そう言ったのだ。
次回はルクスとゼノヴィアです。