「疾く在れ、第3の眷獣『龍蛇の水銀(アル・メイサ・メルクーリ)』!」
古城の言葉が上空に響いた時に双頭の竜がその姿を露にしたのだ、
『アル・メイサ・メルクーリ』は水色に近い色の竜型の眷獣でありこれまで出てきた
眷獣とは打って変わった存在だが第4真祖の眷獣が放つその存在が只の眷獣では
ないであろう。
そして『アル・メイサ・メルクーリ』がその口を大きく開いたかと思いきや・・・
何とその口で魔力の膜の様に覆われている結界を喰ったのだ。
『アル・メイサ・メルクーリ』の能力は『次元喰い』、ディメンション・イーターと
呼ばれる特殊能力を保有していて魔力すらも喰らう事が出来るのだ。
そして『アル・メイサ・メルクーリ』が数回ほど魔力を喰らって行くと・・・
アーリシュはそれを感じて自らの魔力が低下していくのを感じてこう言った。
『な・・・何で・・・魔力が・・・嫌あああああああああああ!』
アーリシュはそう言いながら体が震えていくと・・・アーリシュの体が異変を
起こしたのだ。
『あああ・・・体が・・・魔力が・・・ぎゃあああああああああああ!』
アーリシュが悲鳴を上げると同時に魔力が爆発するように弾けて・・・2人に
戻ったのだ。
「私達の・・・魔力が・・・・!」
「ああ・・・若さが・・・私の・・・美しさ・・・!」
アッシュダウンの姉妹魔女たちがそう言いながら皴くちゃな・・・まるで老婆の如き
見た目になっているとあああと・・・赤い方の魔女が嫌あああと言って逃げるのを見て
青い方の魔女は姉さまと言って追いかけようとすると・・・ルクスがトランスチームガンを使ってその足元を撃ち抜くとぎゃあああああああああああ!と悲鳴を上げて倒れると
ゼノヴィアが前に出てこう言った。
「大人しくしろ、残りの方は・・・嫌お前たちは終わりだ。」
「な・・・何が」
青い方の魔女が何故だと聞くと・・・ゼノヴィアがこう答えた。
「私達には・・・最強のスナイパーがいる。」
そして彩海学園の屋上が見えるビルの屋上にて・・・うさぎが
スナイパーライフルを構えているとうさぎは逃げようとする赤い方の魔女を見つけて・・弾丸を装填した。
特殊弾頭『マジック・ウイルス』
魔法に干渉することが出来る弾丸でその能力は魔力の阻害である、対象の
魔術刻印に干渉して魔力の流を乱す。
嘗て魔術殺しと呼ばれた男が引退した際にその弾丸の残弾を提供した事から
アイランドガードが試験導入した弾丸を魔導学園が完全コピーして更に昇華させたのが
この『マジック・ウイルス』である。
そしてそれを祖父から譲り受けたスナイパーライフルに装填させるとうさぎは
赤い方の魔女に合わせるとうさぎはこう思っていた。
「(私はもう只の・・・臆病な兎じゃない・・・私は北教国 うさぎ!お爺様の意思を受け継ぐ二代目『白き死神(ベーラヤ・スメルチ)』ですわ!)」
そう思いながらうさぎはトリガーを弾いてそして・・・その弾丸を赤い方の魔女
目がけて放ち・・・その腕に命中すると赤い方の魔女は悲鳴を上げてこう言った。
「ぎゃあああああああああああ!痛い痛い痛い痛い!魔力が・・・
ぎゃあああああああああああ!」
そう言いながら更に皴だらけになるのを見てゼノヴィアはやったのだなと
思いながら・・・自らの新たな姿となったブレイク・セイバーとローレライの聖剣を見てそしてルクスを見ると・・・ルクスはゼノヴィアに向けてこう言った。
「やったねゼノヴィア、魔女を・・・アッシュダウンの魔女姉妹を止めれたね・・・
殺すのかい?」
ルクスはそう言って・・・青い方の魔女を見るとゼノヴィアは・・・
ブレイク・セイバーを納刀してこう言った
「いや・・・こんな奴らを倒したところで私の過去が清算されるわけではないし
何よりも・・・こいつらの力はあの魔女に比べたら弱すぎる。」
倒す価値もないなと言ってルクスに向けてこう言った。
「私はこれからもこの過去と共に生きる、妹や家族の仇を討とうと思っても
そいつはもういない。だからこそ私は全ての魔女を殺し尽くす気で戦おうとしたが家族は私をそうした所で死んだとしても結局は泣くだろうな・・・だから私はこれからも生きてそして・・・お前達と共に戦おう。」
ゼノヴィアはそう言って手を差し伸ばすとルクスは・・・その手を取った。
「何だか俺達邪魔なようだな。」
『そうだな、まああの魔女共の陰謀を止めれたし何よりも・・・仙都木の魔力を
喰らう事で新しい眷獣の力を使えたのだから良しとしよう。」
アルビオンが古城に向けてそう言うとそうだなと古城は
『アル・メイサ・メルクーリ』が消えるのを見届けてそして・・・飛び立っていった。
「成程な・・・大体3割弱と言った処か。」
阿夜はそう言って・・・深森がいる部屋にて自らに戻って来た魔力を感じていた。
元々魔力が殆ど無かったのだが今回戻って来た魔力から今の魔力が3割弱
回復できたことを告げるがだがと言ってこう続けた。
「もう少し時間が掛かりそうだな、今のままだと元に戻るのは何時になるのやら。」
「じゃあどうするんだ?あたしらの魔力はもう空だぞ?」
転移魔法陣もないぞと言うとそうねえと言うと・・・阿夜の背後から声が聞こえた。
「それならば私に考えがあるぞ?」
「!!」
2人がその声を聴いて振り向いた先にいたのは・・・
「貴方は・・・那月?」
「久しぶりだな阿夜、昔に戻ったな。」
那月がそこにいたのであった。
次回はその後。