弦神島における非日常的な日々   作:caose

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 5巻が始まります。


百鬼の女王
妹との面会


タケルはとある場所に・・・憂鬱な感じで来ていた、この場所には義務感で

来ているのではなく自身の意思で来ているのだが・・・どうしても思い出してしまうのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・嘗て何もできなかった無力な自分を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『草薙タケルさんですね、面会承認証をお持ちでしょうか?』

 受付の女性がアクリル板越しからそう聞くとタケルは胸ポケットから承認証を見せると女性はそれを目の前にあるカメラに見せて暫くすると用紙を渡されたのだ。

 「こちらの記入事項に記入をお願いいたします、この後は荷物検査と身体洗浄と同時に肉体検査をしてその後に幾つかの質問に答えて貰います。」

 「ああ分かりました・・・何時もの事ですし。」

 タケルはそう答えて其の儘言われた通りに向かって行くと其の儘エレベーターで

下に降りて弦神島の最下層に迄向かって行った。

 そして地下ブロックに辿り着くとそこには・・・2機のIS焔魔と3機の戦術機が

配置されていた。

 するとデュラハンであろう女性兵士が前に出ると古城に向けてこう言った。

 「時間通りですね、最後にですが身体検査します。」

 そう言って最終的チェックしてタケルに向けてこう言った。

 「何時も来ているので分かっていると思われますがくれぐれも受刑者に対して

学園内の構造・審問会の警備に関する事は伝えないようにお願いいたします、破れば

ペナルティが課せられますのでご了承の程を。身振り・手振り・ジャスチャー・

暗号があれば貴方を捕縛又は射殺されますのでよろしくお願いいたします。」

 「はい。」

 「面会時間は入室直後から15分間となります、5分ごとにブザーが鳴り・30秒前に

カウントが鳴りゼロカウント迄に必ず退出しませんと同じくペナルティがかかりますのでご容赦の程を。」

 「あの・・・一つ宜しいでしょうか?」

 「はい何でございましょうか?」

 「何時もは10分のはずですけど?」

 「ああそれはこの間囚人・・・それも監獄結界に居るほどの大物でしたから会長が

気を聞かせてくれたおかげです、其の為5分延長されましたが何か?」

 デュラハンの女性がそう聞くとタケルはこう答えた。

 「・・・折角ですけど10分でお願いします。」

 「宜しいのですか?15分くらいでしたらもう少しその・・・お話が出来ますが?」

 デュラハンの女性が何やら良いのですかと聞くとタケルははいと答えるとデュラハンの女性はこう答えた。

 「・・・分かりました、では10分となりますがその代わりに次回からの面会時間は

3分延長させるようにご配慮致します。」

 「良いんですかそれって?その・・・規則とかは?」

 「構いません、寧ろこちらとしては学生が行った報酬としては安いくらいですから。」

 それを聞いて全員が頷くとタケルはありがとうございますと答えて其の儘中に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 面会室は多重ロックのかけられた酷く厳重な扉であった、消毒用のフィルターを

数枚超えて目の前に開かれた様な空間が広がっていた。

 その向こうは電球が一つだけぶら下がった亀一面が漆黒のは小部屋であり

その向こう側から人影が見えた。

 頭部にはヘアバンドの様な装置

 囚人服の用であるがまるで競泳水着の様に見える。

 黒い長髪

 そしてその見た目はまるで・・・幼い容貌の・・・タケルの様であった。

 すると少女はタケルに向けて・・・こう答えた。

 「・・・久しぶり・・・お兄ちゃん。」

 そう言ってタケルは・・・柔らかい笑みを浮かべてこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ああ・・・また遅くなっちまって御免な・・・『キセキ』。」

 少女の名前は『草薙 キセキ』・・・タケルの妹で二卵性双生児の妹であるが癖のある黒い髪と小さな体つき、黒い瞳、細い手足で儚げな印象が強い。

 すると『キセキ』がタケルに向けてこう言った。

 「ううん気にしないでお兄ちゃん、『キセキ』にとって時間はあまり関係ないから。」

 「そっか・・・じゃあ正直になるか、兄ちゃんは『キセキ』に会いにこれなくて

寂しかったんだよ~~。」

 タケルは『キセキ』に向けて冗談交じりであるがそう言うと『キセキ』は

赤面しながらも口に手を当てながら笑っていた。

 するとタケルは『キセキ』に向けてこう言った。

 「・・・少し・・・背が伸びたか?」

 そう聞くとそうかなと『キセキ』はそう答えてこう続けた。

 「自分じゃあよく分からないけど・・・寝る子は育つって言うからね・・

伸びたかもしれないけどそう言うお兄ちゃんもその・・・背・・・高くなったね。」

 そう聞くとそうかとタケルは『キセキ』に向けてこう答えた。

 「小さいころに鍛えてると背が延びねえって言うがまあ成長期なんだろうな。」

 「か・・・カッコよく・・・なったよ・・・へへへ。」

 『キセキ』は照れくさそうに頬を掻きながら下に視線を向けると・・・『キセキ』は

タケルに向けてこう聞いた。

 「学校はどう?・・・また何かその・・・面白い事あったかな?」

 そう聞くとタケルは『キセキ』に向けてこう答えた。

 「そうそうそうなんだよ、実はこの間新しいメンバーが2人入ったんだけどその人達は2人共年上でさあ。」




 次回へ続きます。
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