「鐵く~~ん?君今大丈夫か~~い?」
鳳が鐵に向けて軽い感じでそう聞くと・・・レリックイーターを纏った鐵が
満身創痍で現れるとこう続けた。
「流石最強のデュラハンだねえ、しぶとさだけなら鬼戦隊の神器持ちと
互角じゃないかなあ?」
「あれは異形で私の勘ですがあいつは吸血鬼ですそれも高等な、それで鳳理事長。草薙 キセキは今どちらに?」
まだ倒しきっていませんと言うと鳳は指を上に向けてこう言った。
「いやあ驚いたよ、あの子君をぶっ飛ばしたかと思えば羽を生やして地上に向かったよ。これは私も・・・予想外だったよこれ完全に弦神島処か世界の危機的状況だよ!」
鳳がそう言って・・・初めて見た焦っている様子を見て鐵は不味いですと言って
こう続けた。
「早急にデュラハンと戦鬼隊、それとアイランドガードの全戦力を集めて
草薙 キセキを討伐するべきです。」
「いやその心配は無用だよ、君の奮闘のおかげであの子の暴走は早々起きる事は
無いはずだよ。だけどそれも時間の問題だよ、僕は研究部に行って彼に今出たデータを
整理させて一刻も早く薬を完成させなきゃいけない。バンシーに
草薙 キセキを追わせてくれ、見つけたら監視して万が一の事が起きたら・・・動くように伝えて欲しい。」
「それはつまり・・・奴を殺すという事ですか?」
供儀建材としてと聞くとまあねえと言って鳳はこう続けた。
「この島の安全ともう彼女が人を殺さ無くて良いって言うおまけ付きでね、
だけど僕も鬼じゃないし草薙君との約束もあるしね。さあて・・・いっちょ行きますか。」
鳳はそう言って空を眺めていた。
土曜日、波朧院フェスタが終了して暫くしたある日タケル達は覆面捜査を行っていた。
これに伴って全員が私服或いは変装服をしていた。
「こちらツイン、目標の出現予測地点にて待機。皆配置は如何?」
イリナが全員に向けて無線機で通信した、今のイリナは夏服で何処からどう見ても只の女子学生しか見えない恰好をしていた。
『こちらホーク、今辺りを見渡しているよ。こっちのほうが見渡せるから安心だね。』
ルクスはそう言って・・・ビルの窓際の外から通信していた。
窓ふき用のゴンドラに黄色いヘルメットと体温調節用スーツを身に纏いながら
ヘルメットに搭載されている小型カメラで辺りを捜索していた。
「うさぎちゃんとゼノヴィアの方は如何?準備の方は良い?」
そう聞くとうさぎとゼノヴィアは互いにこう答えた。
『ううう・・・暑いですわあ・・・何でこんな格好で捜査を。』
『それ言うな・・・私だって暑いというか日焼けして肌が痛い。』
「それ言わないでよ・・・私だってこの暑い中こうやってだよ~~、其れに
それ言うんなら・・・皆タケル君の方を見なよ。」
『『『?』』』
それを聞いて全員がタケルがいる方向に目を向けるとそこで目にしたのは・・・
・・・・・熊なのか兎なのか全く分からない着ぐるみ着ながらショーウインドーの前で仁王立ちで立っているのを見てイリナがタケルに向けて通信してきた。
「タケル君大丈夫?今日もだけどここ最近はずっと何か考え事しているけど・・・
今日は気を引き締めた方が良いよ?今回の相手はこの間のグループとはレベルが
違うんだから。」
イリナがそう言うとタケルは今回の任務の事を思い出していた。
今回の任務は麻薬のディーラー、天然魔導遺産を使って成長促進させた麻薬は
微量の魔力を体内に混入させて一種の快感を得る物でその代わりに魔力障害を促すという危険な代物なのだ。
ディーラーは裏社会において顔の利く人物であるため単独行動は
あまりしないように今回の捜査はチーム全員で動く事となっているがタケルが
この状況になっているため高台から様子見しているルクスがリーダーとなったのだ。
すると暫くしてルクスが全員に向けてこう言った。
『皆ターゲットが来たヨ!黒のセレブカー!!』
『『『!?』』』
それを聞いて全員が身構えるとルクスはヘルメットに付いてあるカメラを使って全員の携帯電話からナンバープレートを照合させて・・・こう言った。
『ナンバープレートは変わってるけど細工しているね、螺子の付け方が素人のそれだ。多分だけどあれで間違いないね。』
そう言うと全員が身構えると出てきた人間を見た。
『二人か・・・予想よりも少なくねえか?』
タケルがそう呟いてディーラーを見ていた、片や実入りの良さが伺える
服を着ていてもう一人はチンピラであったが其処から更に・・・もう一人の男が
姿を現した。
二メートル近くある長身の男性
頭にはシルクハット
手にはステッキ
まるでマジシャンの様な外見のようだがイリナはその男の手首にアル刺青を見た。
血の色をした蝶々の刺青だったがその中央部分にDの文字が彫られているのを見て
スマホのカメラでそれを撮って送信すると受け取ったルクスは其れを確認して・・・
これはと言ってこう続けた。
『皆聞いて!この入れ墨は〈赤い虫かご〉・・・魔力を持った人間を売り買いする
人身売買組織のメンバーだ!!』
『『『!?』』』
『けどこいつらは半年以上前に一斉検挙で全滅したって聞いたけど・・・
生き残りがいたんだろうね、其れにこいつはB級の危険指定魔法使いの
『ハーメルンの奇術師』。『赤い蝶の虫かご』の仕入れ人で近代兵器を主立った手法で
戦う手合いだね。』
「近代兵器・・・じゃあ今回のメインはタケル君とゼノヴィアだね、近代兵器を
相手取るんならこっちは昔ながらの戦法って事だね!」
イリナの言葉を聞いて確かになとゼノヴィアがそう言って・・・互に傍にアル
武器を見ると・・・行動を開始した。
イリナがターゲットをビルの陰から監視している最中、ティッシュガールに扮した
うさぎとゼノヴィアがターゲットを確認した。
このディーラーは魔導遺産か魔法のどちらかで高度な撹乱技術があるようなので
レトロな手法だがアジトの情報を判明させるにはこの方法が一番だった。
タケルは子供に着ぐるみで風船を配っているがこの風船は特殊でタケルが
着ぐるみの中にアルスイッチを押すと中にアル風船が爆発して内部にアル特殊なガスが
周りに纏わりついてディーラー達の体に見えないくらいの蛍光塗料が付くのだ。
だがこども達に纏わりつくので更に言えば自身が持っている発信機も
付けられないのだ。
だからこその第二計画、ティッシュガールになっている2人が中にアル発信機付きティッシュを相手に渡すのだが2人程はそれぞれから貰ったが問題の男は・・・
全然だめだった。
すると他の人・・・胸が小さい人の所に向かうと何と・・・其れを手にしたのだ。
「「「「「(あいつ貧乳好きだったのかよーーーーーー!!!!!)」」」」」
作戦台無しだったじゃねえかよと思っていると・・・こつんこつんと靴音が聞えたので何だと思っていると・・・タケルはそれを見てこう言った。
「・・・キセキ・・・!」
「あ・・・・お兄ちゃん?」
「何だろうあの子・・・タケル君の知り合いなのかな?」
イリナがそう呟くと『ハーメルンの奇術師』が銃を構えた瞬間にキセキは
それを見てこう言った。
「お兄ちゃんを・・・傷つけないで。」
そう言った瞬間にキセキの指が・・・巨大な口に変わった瞬間に周りにいた人たちが
悲鳴を上げて逃げた瞬間に巨大な口から・・・鬼火が出て『ハーメルンの奇術師』を
遠巻き事断末魔を上げることなく焼き尽くしたのだ。
「・・・・・あ。」
「キセキ!」
タケルは倒れかけたキセキを抱き寄せるとイリナが近くに来てこう聞いた。
「タケル君!この子は一体?」
イリナがそう聞くとタケルは・・・こう答えた。
「この子は草薙 キセキ・・・俺の妹だ。」
次回は説明。