『ああ・・・夢か。』
暗い世界の中で誰かがそう言うとこう続けた。
『おい、・・・・起きろ。朝だぞ!!』
「もう朝かよ。」
そう言う灰色に近い髪を持つ少年がそう言うと・・・何処かで声が聞こえ
こう言った。
『全く、朝寝坊とは感心せんな。』
「うるせえな、こっちだって忙しいんだから」
『あの攻魔官のガキ教師の条件とはいえまさかあの組織に入らされるとはな。』
「まあ、『アイランドガード』よりかは天職だよな。」
『それにあれのおかげで就任して早々少尉とは笑えんな。』
「そんであの天然パーマ中佐。仕事を押し付けまくりやがって!」
『ま、貴様の正体を知っているからな。安い取引で済んだと思えば良いだろう?』
「まあ確かに、夜は寝れねえから丁度良いかもしれねえけど。」
そう言うと・・・外から声が聞こえた。
「古城君!そろそろ起きないと朝ごはん冷めちゃうよーーーーー!!」
『ほら、渚沙が呼んでるぞ。古城』
「うるせえ、分かってるよ、『アル』」
『俺をその名で呼ぶな!!』
「おはよう、渚沙」
「あ、おはよう古城君!ご飯は出来てるよ!!」
そう言うのは黒髪をポニーテールにした少女、『暁 渚沙』である。
そしてこの少年の名は・・・『暁 古城』である。
2人が食卓に集まって食事すると渚沙がこう聞いた。
「ア、そう言えばさ古城君!今日の夜も見回りだったよね!?」
「ああ、夜頃から連中が活発化するからな。俺らの仕事は楽じゃねえな。」
そう言うと渚沙はこう呟いた。
「・・・何で古城君がそういう事をしなきゃ」
そう言うのを聞いて古城はこう答えた。
「仕方がねえだろ、3か月前の事件の時に俺があそこで何かしちまった
らしいからな。」
「でもそれは魔族を止めるために!」
「それでも俺がやったのは危険行為だったんだ。
本当なら監視対象だったところを俺が入隊することを条件に監視はしない事に
なったんだからお前だってそういう生活嫌だろ?」
「そうだけど・・・そうだけどさ」
渚沙はそう言いながら肩を震わせるが・・・古城はこう答えた。
「なあに、大丈夫さ。危なくないエリアだしそんなヤバい場所に
俺が着任できねえよ。」
そう言うと古城はこう言った。
「それよりも早く飯終わらせるぞ。学校に遅刻しちまうぞ。」
「え・・・ウワアアアアアア!ヤバいよーーーーー!!」
『全く、中々の演技力だな。それもあの中佐の指導の賜物か?』
「うるせえぞ、『アル』。仕方がねえだろ?あの時にはああいうしか
ねえんだから。」
『ま、確かにそうだがいい加減に言っておかないと後々で気づくと・・・
取り返しがつかんぞ。』
「ま・・・そうなんだけどな」
古城はそう言ってアルと呼ばれる存在と話していた。
彼らが向かうのは・・・この場所で2つしかない学校の一つ
弦神島私立彩海学園。
ここは主にこの島・・・弦神島に住む人間用の学園の一つであり・・・魔族も通っている。
そんな学園において古城はとある部署に所属していた。
それは・・・。
「あ、おはよう古城。」
「おはようございます古城隊長。」
「『与一』、お前ここはあそこじゃねえぞ。おはようさん」
「確かにな、アタシらは今学生だからな。おはようございます。」
「お前ら本当に元気良いよな。」
そう言うと少年たちに向けてこう言った。
「『衛宮』、『早乙女』、『君月』、『三宮』」
そう言って4人を見た。
黒髪にちょっとくしゃっとした髪質の少年『衛宮 優一郎』
同じく黒髪で少しウェーブが入った少年『早乙女 与一』
赤髪で眼鏡をかけた少年『君月 士方』
金髪でスタイルのいい少女『三宮 三葉』
彼らも全員古城と同じ学園内にある組織
『風紀委員』所属である。
彼らはこの学園においての治安維持を担当としているのだがある生徒に・・・
頭を悩ませていた。
それは・・・放課後の事なので今は良いだろう。
「よ、おはようさん古城!」
「何だお前かよって言うか暑いからくっつくなよ!『矢瀬』!」
「何だよー、ちょっとぐらい付き合えよ。悪友」
「面と向かって悪友言うのはお前位なもんだよ!!」
古城がそう言う人間は逆立てた茶髪にヘッドホンを首にひっかけている青年
『矢瀬 基樹』である。
すると矢瀬の後ろにある少女がこう言った。
「アンタたちこの暑い中よく漫才できるわねえ。」
そういうのは金髪のウェーブをかけた髪にターコイズブルーのイヤリングを
付けた派手な風貌の少女
『藍羽 浅葱』である。
そして浅葱はこう続けた。
「早く学校に入りましょ。暑くて暑くてしょうがないんだからってそれと古城、頼まれてた資料は解析し終えたから後で報酬出しなさいよ!」
「へいへい・・・また財布の金が飛ぶのかよ。」
そう呟く中で矢瀬が古城の耳元でこう呟いた。
「あんなこと言ってるけどな、本当は頼ってくれて嬉しいんだぜあいつ」
じゃあなと言って矢瀬が先に学校に向かい、そして古城達もそれに続く中で・・何処からかまた声が聞こえた。
『全く飽きないな。お前たちは』
「そういうなよ『アル』。これも平和って証拠なんだから。」
『あのな!いい加減にそのあだ名で呼ぶなと何回言えば分かるんだ!!』
『俺の名はな!』
『《アルビオン・グウイバー》だ!!」
次回はハイスクールD✖Dのあいつが出てきます。