弦神島の犯罪者がうろちょろしている禁区エリア、そこには・・・ホーンテッド達のある拠点がありホーンテッド達はそこで住んでいる中ホーンテッドが幾つもの監視カメラや
情報屋からの情報を元手にして情報を整理していた。
「じゃあさ・・・審問会本部って崩壊しそうなの?」
「いえいえマリさん、正確に言えば『地下施設が破壊されて学園の一部が崩落して
デュラハンが総出でターゲットを探している』って話ですね。」
「でしたら我々はそのターゲットを確保する事が大元の目的、それに施設が
崩落しているとなれば恐らくは別の施設に送られる事を考えて・・・今が好機と
言う事ですね。」
バルパーがそう言いながら自らの聖剣『シャイン・ルーラー』を磨いていると・・・
ヘイズがこう言った。
「それじゃあそいつが護送している時を狙うのがセオリーだな、増援はねえのか?」
ヘイズがそう聞くとそれがですええとホーンテッドは全員に向けてこう言った。
「全然、僕達だけで事に当たらなければいけませんので・・・僕達は電撃作戦で
ターゲットを奪取しますので皆さん頑張りましょーー。」
ホーンテッドの全然やる気の無さそうな声色に同じてそれぞれういぇ~~いと
言うしかなかった。
路地裏の小さなバー、元々潰れていたのをあのハーメルンの奇術師がアジトとして
機能させるように幾つかの魔法術式が刻まれた符があったが恐らく死んだことで
魔法機能が弱体化して入りやすくなったのであろう。
タケル達が入るとそこにはゆったりとしたソファとガラス製のテーブルに
カウンターの棚にはずらりと酒が並んでいたがそれらは全て密造酒・・・それも
その全てが魔法で製造された密造酒があるのが見てとれた。
「・・・キセキ。」
タケルは奥の寝室にて眠らせたキセキの頬を一度だけ撫でた、こうして普通に
眠っているのをキルだけでタケルは涙が出そうなほど嬉しかった。
5年ぶりに触れたキセキに対してこの状況をどれだけ願ったのかと思うと同時に
不安もあった。
5年前の虐殺事件、当時の本土の警察に機動隊、そして勇者やIS、戦術機部隊が総出で暴走したキセキを止めるだけに大勢が死んだ。
「(大丈夫だ・・・あの時の様には絶対にならない・・・!)」
絶対だと思っていると・・・キセキが目を覚ましてこう言った。
「・・・お兄・・・ちゃん?」
「起きたか?気分はどうだ??痛い所は無いか?」
「・・・?お兄ちゃん??どうして・・・キセキは・・・何で・・・・キセキまた!」
キセキがそう言って起き上がるとタケルは落ち着けと言ってこう続けた。
「大丈夫だキセキ!俺が付いてる!!」
「でも・・・キセキまた人を・・・コロシテ。」
「お前は悪くないんだ、俺だけは分かって」
「分かってないよ・・・!キセキが悪くない事なんて一つもないもん!!
キセキの体は・・・キセキの願いを叶えるんだもん!?」
「・・・悪いのはお前自身じゃない、お前の体であってお和えの心じゃねえ・・・!」
タケルはそう言って抱きしめながらキセキの頭を撫でていると・・・コンコンと扉からノックする音が聞こえた。
「タケル君、今良いかな?服とか持って来たんだけど。」
「おお・・・入ってくれ。」
タケルがそう言って扉を開けるとキセキはタケルと共に入って来た・・・イリナを見てあっと呟いて布団の中に入って隙間からイリナを見るとええととイリナはキセキに
近づくと自身を紹介した。
「初めましてキセキちゃん、私の名前は『紫藤 イリナ』。タケル君の仲間なの、
宜しくね。」
イリナがそう言ってキセキに向けて手を差し伸ばすとキセキはイリナの髪の色と
髪形を見てこの人がイリナさん何だと気付いてびくつきながらあのと・・・
イリナの手を重ねてこう答えた。
「キセキは・・・キセキって言います、お兄ちゃんの・・・妹で。」
「初めましてキセキちゃん、それにしても・・・可愛いい!」
「ひゃあああ!」
イリナはキセキをがばりと抱きしめて頬擦りするとキセキは驚いた様子でびくつくと
タケルはちょっと待てーー!!と言って・・・取りあえず引きはがすとキセキは
タケルの後ろに回ってびくつくのを見て・・・タケルはイリナに向けてこう説明した。
「キセキは人見知りで・・・俺以外の奴とは真面に会話した事すらないんだ。」
「そうだったんだ・・・御免ねキセキちゃん、びっくりして怖かった?」
「あ・・・あの・・・驚いたけど・・・暖かかった・・・です・・・。」
それを聞いてそうなんだというと扉の向こうからルクスが声をかけてこう言った。
「タケル、ちょっと良いかな?話したいことがあるんだけど。」
それを聞いて分かったと答えてタケルがイリナと一緒にでようとすると・・・キセキはタケルの服を掴んでお兄ちゃんと聞くとタケルはキセキに向けてこう答えた。
「心配すんな、皆にも分かってもらえるかは分からねえけど・・・お前の事歯必ず俺が何とかしてやるから。」
自身も確証もない中タケルはキセキに向けてそう言って離れて部屋から出ようとするとタケルに向けてキセキが僅かにだが唇を動かして何か言ってたのを聞こえるが・・・
聞きたくないとタケルはキセキの言葉から耳を塞ぐかのように扉を閉めた。
次回は小隊会議。