弦神島における非日常的な日々   作:caose

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 会話です。


タケルとイリナ

イリナはレーヴァテインを持ってタケルが向かって行った場所に行き

そこで目にしたのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・血だまりの中で倒れているタケルであった。

 「あれは・・・タケル君!」

 イリナはそう言ってタケルの元に向かって行った、あれだけの血だと不味いと思って

仰向けになっていたタケルを起こしてこう言った。

 「タケル君起きて!タケル君!!」

 イリナはそう言って揺さぶるとうぐと・・・小さくだが声が聞こえてイリナは

タケルに向けて声賭けをして暫くすると・・・タケルが目を覚ました。

 「イリナ・・・さん?」

 「タケル君大丈夫!胸・・・血が!」

 「大丈夫・・・です、ラピスが・・・治して・・・くれたから。」

 タケルがそう言って立ち上がろうとするが・・・血が出過ぎたのであろう足元が

ふらついたのだ。

 「大丈夫タケル君!」

 「大丈夫っす・・・少し血が・・・ね。」

 タケルはそう言って尚も立ち上がろうとするが・・・フラフラの中何とか

キセキの元に向かおうとするのを見てイリナはタケルを止めようとしてこう言った。

 「そんな体で何処に行こうとするのタケル君!まさか・・・あそこに行く気なの!!」

 イリナはそう言って目の前の・・・巨大な肉塊を見るとこう続けた。

 「あれは・・・キセキ何です。」

 「キセキちゃん・・・あれが・・・!」

 イリナはそう言って其の肉の塊に対して嘘でしょとそう言うとタケルはイリナに向けてこう続けた。

 「そうです・・・昔俺は・・・キセキを救えなかった。」

 そう言ってタケルは過去の事を話した。

 嘗ての自分はどうしようもなく暴れるだけの悪童だった事。

 キセキと出会って自分は今の自分でいられたこと

 そしてキセキが起こした事件の事を話すとハハハと・・・乾いた笑い声でイリナに

向けてこう続けた。

 「昔の事話すなんて・・・何時ぶりだろうな本当に・・・。」

 そう言うとだからとタケルはイリナに向けてこう言った。

 「俺がアイツを止めなきゃいけなんだ・・・俺がアイツを・・・妹を・・・!」

 そう言って刀を持とうとした瞬間に・・・イリナはその手を取ってこう続けた。

 「待って・・・其れだけは駄目だよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「イリナさん・・・手を放してくないか・・・俺はあいつを・・・キセキをこれ以上」

 「まさかと思うけどタケル君・・・キセキちゃんを殺して自分もって事をする気

じゃないよね!?」

 イリナがタケルに向かってそう言うとタケルはイリナに向けて・・・こう答えた。

 「もうこれしかないんです、俺は約束したんだ・・・救ってやるって・・・けど其れが駄目だったら俺が・・・草薙の習わしに・・・そして俺もあいつと」

 「そんなことしちゃ駄目だよ!そんなことしたら誰も喜ばない!!

誰も救われないよ!?」

 「じゃあ・・・どうすりゃいいんだよこの状況をよ!」

 タケルはイリナの手を振りほどいてこう続けた。

 「この状況でどうやるんだよ!あいつの暴走は只の暴走じゃない、侵食なんだ!!

喰われて押しつぶされてあれの栄養にされながら更に侵食していって最後は世界が

滅亡するほどなんだぞ!?あいつの魔力は喰らった人間の生命力と自分の中にアル

今迄蓄えられた先祖から続く魔力分が加わって星すらも飲み込んでしまうあれに対して

俺が出来るのは・・・あいつと一緒に」

 タケルがそう言いかけて・・・パシン!と言う乾いた音が辺りに響いた。

 「ふざけないでよ!貴方が死んだら私達が・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・私が悲しむことなんて考えたことあるの!!」

 イリナがタケルを引っ叩いてそう言う中じゃあどうするんだよと言ってタケルは

それでもと言って反論しようとすると・・・イリナはタケルの胸元掴んでこう続けた。

 「其れでもじゃないよ!私達は未だ倒れていない!!それにまだここで死ぬとか言って貴方は何時だってそう!?私達に対しては半分背負ってやるとか言っておきながら自分は私達に背負わせないようにして貴方は神様でもなんでもない只の人間なんだよ!

ちょっとは私達を信じて・・・背中を任させてよ・・・!!」

 イリナがタケルの胸元に体を預けると其の儘泣き始めるのでタケルは俺はと

思っていた。

 今迄タケルは全員の半分を背負おうとしていた、其れが人間として当たり前だと考えてそうやって実施する中・・・ある疑問を持っていた。

 自分はちゃんと隊長として・・・人間としてやれていたのかと思っていた、

今もあの時の儘じゃないんじゃないかと思って自分に自信が無かったが・・・今イリナと会話して気づいた。

 自分が今迄やってきたことは・・・半分は間違いじゃなかったこと。

 そしてもう半分は・・・決まっていた。

 「(俺がこいつらと・・・仲間を信じていなかったことか。)」

 そう思ってタケルは・・・イリナに向けてこう言った。

 「なあイリナさん・・・俺は・・・皆に頼っても良いのかな?」

 そう呟くとイリナはタケルに向けてこう言った。

 「良いんだよ・・・君はちゃんと・・・私達を頼っても。」

 イリナの言葉を聞いてそうかなと言う中携帯電話から・・・聞き覚えのある声が

聞こえた。

 『そんな君にプレゼントだよ~~草薙君。』

 そう言ったと同時に空から風が自分達の周りに吹き荒れると2人は上空に

目を向けてこう続けた。

 『やあ子供たち、この非常事態な君達にプレゼントだよ~~。』

 そう言ってヘリコプターから姿を見せた鳳がタケル達に向けてそう言うとこう続けた。

 『この状況に最適解なプレゼントを持って来たんだ・・・使い給え。』

 鳳がそう言うと更に背後から・・・声が聞こえた。

 「おいこの馬鹿刀!」

 「お前・・・京夜か!?」

 「おおよ!お前にとっておきのを持って来たんだぜ!!」

 京夜がそう言って後ろにいる吉水が大型のトランクを持ち出すと・・・

吉水がタケルに向けてこう言った。

 「タケル君!これ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・・受け取って!」

 吉水はそう言ってタケルに空から投げ飛ばすと・・・その儘そのトランクは

タケルの・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・頭部と言うか顔面にガツンとぶつかったのだ。

 「ぎゃふん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「「「「「あ・・・・・。」」」」」




 次回は・・・本当の救い。
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