弦神島における非日常的な日々   作:caose

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 選べ・・・未来を。


救うための選択

タケルの顔面に諸に当たったアタッシュケースが跳ねてそしてイリナの手に収まったが

京夜は吉水に対して・・・首を絞めてこう言った。

 「手前吉水~~、手前何やってやがんだ中身ぶっ壊れてたらどうしやがんだ

この野郎が~~!」

 「ぐびぇ~~、ごべんだざい~~!!」 

 京夜は吉水に対して顔が完全に・・・千年単位で人間界に100匹の魔物が送られて

人間と共に戦うお話での主人公の某顔芸の如く怒っているが他の隊員が京夜を抑えようと

背後からその手を止めようとしているが一向に止まらないどころか更に

エスカレートしそうな光景に鳳はまあ良いかと思いながらタケルに向けてこう聞いた。

 「草薙君中身は大丈夫かい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『草薙君中身は大丈夫かい?』

 タケルの携帯電話から鳳の声が聞こえるとええとと代わりにイリナがアタッシュケースの鍵を開けると中に入ってあったのは・・・薄白い光る液体が入ってあった。

 「あの理事長・・・これは一体?」

 イリナが鳳に向けてそう聞くと鳳が電話越しからこう答えた。

 『それはもしかしたら君達にとってこの状況を何とか出来るかもしれないよ?』

 「この状況をって・・・待ってくれ理事長!キセキは俺が」

 『今君の我儘の為に無為に時間を消費させたくないんだよ。』

 「「!」」

 タケルとイリナが互いに鳳のどすの効いた声にぞっとしている中鳳は

タケルに向けてこう続けた。

 『今この弦神島を救うにはこれしかないんだよ?選びなさい、妹を殺して自らも死んで皆を・・・小隊全員に傷を残すかそれとも・・・妹に其れを投与してこの惨劇に終止符を打つのか・・・2つに一つだよ。』

 鳳の言葉を聞いてタケルはうぐと思っていた。

 自分一人が死んだところで誰も悲しまない・・・そう思っていたのにイリナの言葉で

自分の為に悲しんでくれる人間がいたことが分かったがだからと言って自身の家族の・・草叢の家に伝わる負の歴史に巻き込んで良いのかと今でも思っている。

 キセキは自分を殺してくれるのはタケルだと言っていた、タケル以外じゃ

殺すことが出来ないとキセキもそう思っている。

 だが其の為に薬を使ってコロス・・・其れはつまり自分自身で殺さず自分は

その十字架を背負わないのと同等じゃないかと思っているが・・・タケルは

イリナを見るとイリナはタケルに対してこう答えた。

 「タケル君、これは君が決める事だと思うけど一つ言わせて・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・君が背負っている其れを私も・・・ううん、皆で半分背負いあうから

皆で全部背負おう・・・其れが本当斧仲間なんだから。」

 其れを聞いてタケルはそうなんだなと呟いてアタッシュケースからその薬を取り出すとこう言った。

 「理事長、俺はあんたを信じちゃあいない。」

 『うんうん分かってるよ~、僕が君の借金を肩代わりしたのは僕自身にとって

手足となって動いてくれる人形が欲しかったからねエ。』

 「だけど俺はこいつを使うからな、だがこいつはあんたを信じたわけじゃねえ・・・

今戦ってくれてる仲間に報いるために使う・・・其れだけだ。」

 『そうかいそうかい、その薬は無針注射器だから其の儘使えるよ、

後はキセキちゃん本体に撃ち込まなきゃ意味が無い・・・つまりは其れを打ち込むには

あのキセキちゃんの体から溢れ出した魔力の塊・・・まあ見た感じは肉の塊なんだけど

実際は彼女の魔力が辺り一帯の魔力と彼女が持っている鬼の力が複合して

生まれた物だから何とかしてあの中に入らないといけない・・・そう特大の火力と魔法で一点に集中して大穴を開けないといけないんだ。』

 其れを聞いてタケルはマジかよと言いながらその肉塊を見ていると

どうすればと言う声が聞こえると・・・上から人の声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そんなもの簡単だ、こちらから最大出力で本体に迄ぶち込めれば良いのだ。」

 そう言って現れたのは・・・戦鬼隊の総隊長・・・柊 暮人であった。

 「貴様がその薬を使う為の時間など惜しい・・・こちらからその元凶を討つだけ。」

 そう言うと暮人は自らの魄刀を解放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「斬裂け『雷鳴鬼』。」

 そう言うと同時に暮人の刀がその姿を変えた。

 二股で見た感じはまるで十手の様に見えるが刀としての側面も持った

小太刀の様にも見える。

 そしてその儘暮人は『雷鳴鬼』を構えると・・・まるで荷電粒子砲のように

雷が纏まってキセキのいた場所目がけて放たれた。

 「・・・ほう、中々硬いな。」

 暮人はそう言って再生し始める肉塊を見るとその肉塊から・・・声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーーお兄ちゃんはキセキのもの

 ーーキセキを殺していいのはお兄ちゃんだけ!

 ーーお前嫌いお前嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーー死んじゃえ

 そう言うと同時に肉塊から・・・巨大な鬼火が放たれた。

 「葵。」

 「はい暮人様。」

 そう言って現れた葵もまた魄刀を構えてこう言った。

 「地に伏せ『地宇竜』。」

 そう言ったと同時に巨大な人型の土の塊が姿を見せるとその人型が鬼火から守った。

 『さて・・・時間の問題だよ君達がキセキちゃんを救うか彼らがキセキちゃんを殺すか正に総取り合戦だよ。』

 「ああそうだな・・・イリナさん手を貸してくれないか?キセキを救いたい。」

 「勿論だよタケル君・・・皆で対魔導学園に帰ろう。」

 タケルはイリナの言葉を聞いて・・・向かって行った。




 次回はキセキを救うために向かう。
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