各々がそれぞれの戦場に向かった。
ポーンの方には橘、三葉、与一が向かった。
橘以外は既に「魄刀」を解放していてお互いに戦う相手を決めていた。
「僕がチェーンソーを持っている双子を相手にするよ!」
橘がそう言うと三葉もこう言った。
「じゃああたしはあの猫みたいなとあの3人組だな。」
「なら僕は残った方だね。」
後で駆けつけるよと与一はそう言って別れた。
「バラバラなのです!」
「そうなのです!!」
スパッツを着た少女2人が橘目掛けてチェーンソーを振りまくるが・・・橘相手に近接戦は・・・悪手であった。
一瞬の間に・・・チェーンソーは破壊されて2人が倒れたのだ。
「何が・・・!」
「あって・・・!!」
2人は何があったのか分からずに・・・倒れた。
あの時橘は一瞬の隙を伺ってロンギヌスを発動して時間停止、
そして時を止めた隙にチェーンソー毎魔力を込めて2人纏めて叩き潰したのだ。
「ハアアアア!」
君月の所ではチャイニーズドレスを身に纏った少女相手に戦っていた。
幾ら何でもルークの攻撃を諸に喰らえば内臓破裂程度では済まないことぐらい
承知している。
然しこの少女は・・・焔まで出しての攻撃なのだ。
例え避けても焔の熱と熱さで遠ざけられてしまう。
これならばと少女はそう思っていたが・・・無駄である。
「6数えろ『鬼籍王』!!」
君月がそう言った瞬間に巨大な棺から・・・ナニカが現れて数え始めた。
「一体何をする気だ!!」
そう言いながら攻撃しているが君月は何もダメージを負っていないのだ。
そして・・・棺の中にいるナニカが6を・・・数え終えると君月はこう言った。
「『蟲にまみれろ』!『鬼籍王』!!」
そう言った瞬間に少女の服のから・・・ナニカが落ちた。
「?」
何だと思ってよく見てみるとそれは・・・。
「毛虫!?」
そう・・・毛虫なのだ。
然もそれだけではなかった。
突如吐き気を催して吐くと・・・虫がウにゃうにゃと畝っていた。
「ヒィイイイイイイイイイ!!」
すると今度は自分の肌から・・・蛆虫が蠢き始めたのだ。
そしてそれが皮膚を・・・突き破り始めたのだ。
「いや・・・いや・・・いや・・・イヤああああアアアアアアアア!!」
「ヤメテ・・・助けて・・・父さん・・・母さん。」
「こんなもんか。」
そう言って君月は・・・少女に自分の服を羽織らせた。
現在彼女は・・・幻術の中に閉じ込められている。
幾ら「魄刀」が強力であろうとも・・・出来ることと出来ないことがあるのだ。
いま彼女は「鬼籍王」の作った空間の中で・・・悪夢を見せられているのだ。
そして君月は少女に向けてこう言った。
「悪いな。こっちも忙しいからな。」
「は!」
「甘い!!」
与一は前に優一郎の家目掛けて襲った棍を使う少女相手に戦っていた。
少女は棍を使って奇抜なやり方で・・・避けていたのだ。
さながら・・・新体操の様に。
そんな中においても与一は・・・何の不安もなく弓を放っていた。
元来彼はお人好しでとてもではないが荒事の多い《戦鬼隊》に入る事など普通はないのだが・・・彼は入隊したのには・・・理由があるからだ。
姉のためである。
姉は女手一つで幼い自分を・・・両親が死んでから苦労して育ててくれたのだ。
だからこそ・・・その恩返しも兼ねて入隊しているのだ。
然しそんな中においても棍を使う少女は与一目掛けて走りそして・・・
等々攻撃範囲に入られたのだ。
「ここだ!」
そう言って棍使いの少女は一撃で倒そうとして突くが・・・与一はこう言った。
「確かに普通ならそうかもしれないけど」
そう言いながらの与一の目は・・・真っすぐに棍使いの少女を見てこう言った。
「けど・・・舐めてたらやられるよ。」
そう言うと与一は・・・其の儘矢を放った。
棍目掛けて。
「何!?」
棍使いの少女は折れてしまった自分の武器を見て・・・呆然としてしまい
その隙を突いて与一は・・・拳で彼女の腹部を当てた。
「がは・・・!!」
少女は其の儘・・・倒れてしまった。
「行くぜーーーーー!!」
三葉はそう言って残ったポーン全員と相手していた。
そして三葉はそう言いながら「天字竜」の刃を床目掛けて叩きつけると・・・
三葉はこう言った。
「『雷鳴死声』!!」
そう言うと三葉の周囲を囲むかのように・・・人型の雷が次々と現れた
その時に・・・彼らは自身を稲妻に変えて・・・残ったポーン達全員を
ぶち抜いた。
広範囲における攻撃。
これが「天字竜」の特性である。
すると背後から・・・大剣を持った女性が現れた。
「貰ったーーーーー!!」
「しまった!ナイトがまだいたのか!!」
そう言って三葉は構えようとしたその時に・・・。
君月と橘が同時に2人の間に入ると君月はこう言った。
「『鈍らになりやがれ』『鬼籍王』!!」
そう言ったその時に・・・大剣が鈍らに変わり果ててしまった。
「何!?」
女性はそれを見て驚いていると・・・背後から弓矢が女性を貫いた。
「何・・・!?」
女性は何があったんだと思って後ろを振り向くと・・・・。
与一が構えていた。
そして女性が倒れたのを確認すると君月はこう言った。
「後は・・・隊長と優だけだな。」
そう言って2人は・・・校庭の方を見ていた。
次回はライザー・フェニックス対優一郎と古城。