弦神島における非日常的な日々   作:caose

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 2人の戦いは・・・決着が着く。


優一郎対ライザー・フェニックス  決着

「何だ・・・これは?」

 ライザー・フェニックスはそう言って周りを見回した。

 先ほどまでいた学校もグラウンドも・・・全て消えた。

 その代わりにあるのは・・・幾つもある・・・剣であった。

 まるで美しい原っぱの様な場所であったが・・・間違いなくここは違う・・・

世界だと認識してしまう物がある。

 それは巨大な・・・歯車であった。

 それらが地面の上に横たわっており花が咲き誇っていた。

 世界が終わった後の世界・・・そう言うのに相応しい場所であった。

 そして何よりも・・・太陽が昇っていたのだ。

 先ほどまで夜中であったのが・・・何故とそう思っている中でレイヴェルは・・・こう答えた。

 「まさかこれは・・・『固有結界』!?」

 「!!」

 それを聞いてライザー・フェニックスは目を見開かせていた。

 何せ固有結界とは・・・禁忌に該当されるほどの魔法なのだ。

 自分の心象風景を具現化させ、その世界においては無敵にも近いからだ。

 そんな魔法を使うほどの魔力をこいつは有しているのかと思い見てみると

優一郎は・・・ライザー・フェニックスに向けてこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 「行くぞ、ライザー・フェニックス。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「精神の残量は十分か?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それを聞いたライザー・フェニックスは・・・ふんと鼻息荒らしてこう言った。

 「は!所詮は人間が造ったちんけな世界だ。」

 「・・・不死鳥たる俺の炎で焼き尽くしてやる!!」

 そう言って焔を出して飛び上がるが・・・この時ライザー・フェニックスは

知らなかった。

 固有結界は只世界を作るだけではない。

 その世界において術者は・・・最も優位になれるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「行くぞ!」

 優一郎はそう言って『阿修羅丸』を展開する・・・だけではなく周りにある剣が浮遊して・・・優一郎と共にライザー・フェニックス目掛けて襲い掛かった。

 「!!」

 ライザー・フェニックスはそれを見て賺さず避けようとするが・・・

それは出来なかった。 

 背後から・・・大剣が数本も・・・囲うかのように

ライザー・フェニックス目掛けて襲い掛かった。

 「!!」

 ライザー・フェニックスはしまったと思い・・・受けるしかなかった。

 ズバズバと全身が切り刻まれるかのよな感覚。

 然しその後にライザー・フェニックスの体が少しずつであるが・・・

再生し始めていた。

 だが・・・体はそうであっても精神はそうはいかない。

 攻撃を受け続けているために肉体の疲労が、その攻撃に伴う痛みで精神に・・・莫大な負担を伴ってしまうのだ。

 「くそがーーーーーー!!」

 ライザー・フェニックスはそう言いながら・・・巨大な焔を作っていた。

 そして優一郎に向けてこう言った。

 「貴様の様なガキに俺の今持てる最大火力を使う羽目になるなんてな!

貴様を殺さなければ俺の怒りが落ち着かんのだーーーーー!!」

 そう言ってライザー・フェニックスは最大出力の炎を・・・優一郎目掛けて

放った。

 そしてそれが・・・着弾した。

 大規模な爆発が周りを覆い尽くした。

 「優様ーーーーー!!」

 レイヴェルは爆発の方に目を向けてそう言うとライザー・フェニックスは・・・こう言った。

 「おおっと・・・これはもう骨も灰も残らんかな?」

 嫌な笑みを浮かべてライザー・フェニックスはそう言うが・・・

古城はこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「いや・・・未だだぜ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう言った瞬間に・・・上空遥か彼方から・・・一筋の煙が出てきた。

 そして煙が晴れるとそれは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 紫色の花の花弁の様なエネルギー体を右手で発生させている・・・

優一郎がそこにいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「『熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)』!」

 

 

 

 

 

 

 

 「何!?」

 「優様!!」

 ライザー・フェニックスはそれを見て驚きレイヴェルは喜んでいた。

 すると優一郎は持っていた『阿修羅丸』を右手に、左手には・・・

白いナイフ状の剣が現れた。

 そして勢い其の儘優一郎は・・・ライザー・フェニックス目掛けて

刀を振るおうとした。

 「く!」

 ライザー・フェニックスは苦虫を嚙み潰したような顔で退こうとすると・・・

何かが足元に縛っているような感じがしたので下を見てみると・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 魔術で足を地面を固定されていたのだ。

 「一体誰が・・・・!」

 まさかと思ってライザー・フェニックスは・・・ある方向を見た。

 そこには・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 術を発動させているレイヴェルが見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 「貴様ーーーーー!!」

 ライザー・フェニックスはレイヴェルを見て怒りを露わにするが・・・。

 

 

 

 

 

 

 「おらあ!!」

 優一郎がライザー・フェニックスのレイヴェルを指していた腕事・・・

斬り捨てた。

 「俺が・・・この俺がーーーーー!!」

 「じゃああアアアアアアアア!!」

 優一郎は雄たけびを上げて・・・ライザー・フェニックスをバッサリと

真っ二つにして斬り捨てた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして世界が・・・元に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ハア・・・ハア・・・ハア。」

 優一郎は肩で息を上げていた。

 固有結界に加えて「魄刀」を使っていたのだ。

 精神的に、肉体的にこれ以上は戦えないと感じて解除したのだ。

 「優様!?」

 レイヴェルは優一郎目掛けて走り出して治療を始めた。

 あれ程の火力とも相まって火傷が複数個所見つかった。

 「どうして・・・此処までになるまで。」

 レイヴェルは優一郎に向けて申し訳なさそうにそう言った。

 何故見ず知らずの人間に対してここ迄やるのかと聞くと・・・優一郎は

照れながらこう言った。

 「笑わないで・・・聞いてくれるか?」

 「はい。」

 「・・・親父は昔『正義の味方』になりたかったんだ?」

 「?」

 「けどヒーローになるには年齢制限があるって言っててな。

子供の頃の話なんだけど。」

 「その時おれ父さんに向けてこう言ったんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「『だったら僕が父さんの代わりに正義の味方になってやる!』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そう言ってんだ。だからかな・・・手に届きそうな困っている人達を

助けたいからって・・・餓鬼っぽいかな?」

 アハハと笑いながらそう言うとレイヴェルは・・・にこやかに笑って

こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「もう・・・なっていますわ。優様。」

 「?・・・何だって?」

 「内緒ですわ♪」

 レイヴェルはそう言って優一郎の治療をしていると・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「未だ・・・終わってないぞ」

 「「!!」」

 ライザー・フェニックスの声を聴いて優一郎は「魄刀」を掴んだ。

 すると目の前にいたのは・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ボロボロになったライザー・フェニックスがそこにいた。

 炎は最早出ていないが・・・再生し始めていた。

 「未だ戦えるのかよ・・・!!」

 優一郎はそう言って毒づくとライザー・フェニックスは・・・こう言った。

 「言ったはずだ・・・貴様を・・・殺すと・・・・な!!」 

 そう言ってライザー・フェニックスは懐から・・・ナイフを取り出して

こう言った。

 「死ねーーーーー!!」

 ライザー・フェニックスはそう言ってナイフを振り上げた。

 それを見た優一郎はレイヴェルだけでもと思ってレイヴェルに

覆い被ろうとすると・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「いい加減にくたばれよ。」

 古城の声と共に黒い霧がライザー・フェニックスの周りを覆ってそして・・・

全身から血が噴き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「「え?」」

 優一郎とレイヴェルは何があったんだと思って見てみるとそこには・・・。

 

 

 

 

 

 

 「魄刀」を納刀する古城の姿がそこにあった。

 それを見た優一郎は古城に向けてこう言った。

 「隊長、最後に良いとこ取りですか?」

 そう言うと古城はこう返した。

 「助けておいてそれはねえだろう?」

 そう言うと古城はライザー・フェニックスを見た。

 体中がボロボロで・・・もう立つことも出来ないことが分かるかのように。

 そして古城はライザー・フェニックスに向けてこう言った。

 「ライザー・フェニックス、手前を脅迫、暴行、虐待、違法賭博、

薬物の不正売買の容疑で逮捕する。」

 それを聞いた優一郎はレイヴェルに向けてこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 「帰ろうぜ、レイヴェル。・・・俺達の家に。」

 「・・・ハイ。」

 その言葉を聞いた瞬間・・・朝日が昇った。

 2人の今後が明るくなるのを予感するように。




 次回はその後の始末について。
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