弦神島における非日常的な日々   作:caose

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 内容次第では裏がある。


取引

「馬鹿だと・・・どういう意味だ。」

 ゼノヴィアは嘲笑した颯月を睨みつけるが颯月は笑いながらこう続けた。

 「だってさ、君たちの体は神様に作って貰ったのが君たちの言い分でしょう?

それで折角作った体をぶっ壊すこと自体が神に対する冒涜って

分からないのかなあwwwwwww。」

 「何を言う!神のために戦い、そして死ぬことこそ神に対する

我々の思いやりではないのか!?」

 「違うよ、僕はね神様がこの世界を作ってくれたって言うのなら何故神は

僕らにこの世界に置いたんだい?」

 「「?」」

 「君たちに託す価値があると信じたからだよ。人の持つ無限の可能性に

神は賭けたんだと思うよ。だったらその命は大切にしなくちゃねえ。」

 颯月はあどけながらそう言うとこう続けた。

 「さてと、湿っぽい話は抜きとしてだ。ここからが本題なんだけど

その探索に僕たちも一つ噛ませてほしいんだ。」

 「・・・目的は何です?」

 イリナが先ほどの言葉を考えている中でそう聞くと颯月はこう続けた。

 「君たちが探しているのは君たちが作ったとはいえ魔導兵器に

該当されるからねえ。そうなると僕たちの管轄になるからねえ、

それに『戦鬼隊』ばかりに活躍されちゃうと上が煩いからねえ。」

 そう言ってはああと溜息交じりでそう言って颯月はこう締めくくった。

 「だから君たちと協力するようにってお触れが出てさ、頼めないかなあ?

無論情報提供はちゃんとするしバックアップはこっちが十分にするからさ。」

 どうだいというがゼノヴィア達は未だ渋い顔をしていた。

 何せ何故そこまで好待遇にするのか?何か裏に意図があるんじゃないかと

思っていると颯月が2人に向けてこう言った。

 「それに・・・泊る所や食事も武器も提供できるよ?」

 「「!!」」

 それを聞いて2人は目の色を変えた。

 確かに今回の旅に備えて教会からは幾らか金を貰ってはいるが雀の涙程度の金。

 食事ですら切り詰めなければ馬鹿にならないのだ。

 そもそもこの任務ですらどれだけの期間になるか見当が付かなかったため

正直なところ助かるといえば助かるのだ。

 泊る所ですら教会の共有宿泊所があるがそこを拠点にしたとしても質素な場所。この弦神島の環境は暑いの一言に事尽きる場所であった為冷房など存在しないためあったとしても簡易式である為そんなに涼しいわけではない。

 何よりも武器の提供は嬉しい限りだ。

 相手は堕天使の幹部クラス。

 今自分たちが保有する武器だけでは対応できるかどうか分からないし

もしも聖剣を奪われたらと言うリスクも考えたら武器は多いほうが良いのだ。

 それに情報提供ともなれば移動手段もちゃんと出してくれるはずなので

それを考えたら話を蹴る意味がないと考えていたがゼノヴィアは更にこう聞いた。

 「それで・・・条件は何だ。」

 そう聞くと颯月は待ってましたと言わんばかりに2人に向けてこう言った。

 「よく聞いたね。条件はただ一つ、『とある試験小隊のメンバーに暫定として

加入する事』が条件。つまり君たちは当面の間僕の下で働いて貰うって

意味なんだけどどうだね?」

 それを聞いて2人は少し考えた。

 条件があまりにも軽すぎる。

 試験小隊に暫定加入と言う言葉を聞いて何故だと思っているが当面の拠点確保を考えればこれ以上のものは無いと考え2人は颯月に向けてこう言った。

 「「その話、お受けさせてもらいます!!」」

 そう言うと颯月はにこりと笑ってこう言った。

 「そうかそうか、ならようこそ『魔導学園』に!僕は君たち2人を

歓迎するよ。」

 そう言って颯月は鐵に向けて指示を与えた。

 「鐵君、2人分の女子生徒の制服をお願いね。後彼らにも報告を。」

 「はい。」

 それを聞いて鐵は部屋から出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「と言う訳だ。貴様らには当面の間彼女たちの監視も兼ねて世話をしておけ。」

 「了解しました。」

 鐵は草薙に向けてそう言って部屋から出て行くと同室にいた2人の生徒が互いにこう言った。

 「やっと補充が来ましたわーー♪これで私達『35試験小隊』も

本格始動再開ですわー!!」

 そうお嬢様口調で言うこの金髪少女の名前は『西園寺 うさぎ』。

 西園寺グループの御令嬢で狙撃が得意なのだが上がり症でよくドジを踏み、

尚且つプライドが高い為扱いが難しいのだ。

 尚下の名前にコンプレックスを持っているため名字読みでして欲しいと何時も言っている。

 「アハハ、まあ確かにいい加減に補充はしないと前衛が草薙だけだと

やばかったからねえ。」

 そう言って笑う銀髪の少年の名前は『ルクス・アーカディア』。

 主に開発を中心に色々な物を発明・改造をし、性格は穏やかなのだが

開発にかまけて試験を忘れていたために単位不足で留年してしまった

変わり者である。

 そして草薙 タケルは隊長なのだが剣術馬鹿で銃火器については

呪われているレベルで使えないと言うまさに一点型のメンバーなのだ。

 すると『西園寺 うさぎ』がタケルに向けてこう聞いた。

 「それにしても何なのです?学園長からの任務と言うのは?」

 「さあな、だがこれで俺達の留年と言うワードからは暫くおさらばだ!ここから巻き返すぞお前ら!!」

 そう言って息巻いていた。

 まあ、ぶっちゃけた処聞けば間違いなく拒否するだろうなと思って颯月は

黙っていたのだがそれを知らない草薙達は今後の方針に向けて話していた。




 次回はゼノヴィア達が35試験小隊と合流する。
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