弦神島繁華街裏通りにある寂れたビル街。
特に目立った特徴のない地区10年物のビル。
ここが取引場所となっていた。
そんな中でゼノヴィアとイリナは正面入り口にテ見張りがいないかを確認してから潜入しタケルは裏から、うさぎは対面ビルの屋上で待機、
ルクスはオペレーターとして小隊室に残っている。
タケルは裏口に誰もいないかを確認するとゼノヴィア達は問題なしと言って
突入したと言うとタケルも突入した中でルクスはこう呟いた。
『それにしても本当に只のチンピラだと思う?』
「?」
『彼女たちが来た目的は聖剣。けどナンデ理事長はこんな任務を交流とか言って
承認したのか気になるんだ。』
「・・・確かにな。」
そう思いながらタケルは警棒と刀を携えていた。
何で銃火器がないのかと言うと・・・最低なのだ、こいつの銃火器の成績が。
的に外れるどころか隣の的に見事命中すると言うある意味離れ業を
あっさりしてしまうとんだ大間抜けであるのだ。
その為主に刀で戦うのがタケル流なのだ。
ゼノヴィアは刃を無くしたメイス、イリナは拳銃と警棒と言った
組み合わせで向かっている。
其の儘3人は合流して其の儘上に上がるかとゼノヴィア達が聞いた後に
タケルは待てと小さな声でそう呟いてうさぎに向けてインカムで通信した。
「うさぎ、そっちはどうだ?」
『な、なななな、七階のオフィスだけ、あ、あ、あ灯りが点いていますわ。
人数は・・・さ、ふ、二人。』
うさぎは緊張した声色でそう答えるがうさぎは極度の上がり症である為ミスを
起こすことも結構ある癖にプライドが人一倍高いと言う欠点を保有している。
それを聞いたタケルは七階だなとそう言うとインカム越しでうさぎはこう言った。
『べべべ別に焦って等、緊張してなどいません!そんな風に思われるのは
心外です!わ、私は只、し、しし、慎重なだけで』
「ねえ、草薙君。彼女本当に大丈夫なの?」
イリナはインカム越しから聞くうさぎの声色を聞いてそう聞くとタケルは
こう答えた。
「まあ、うさぎは何時もこんな感じだから気にしないでくれ。」
『ダダだ誰が役立たずですってーー!!』
「ああ、もう切るぞ。」
『ちょっちm』
うさぎの通信を無理やりシャットアウトするがゼノヴィアはこう聞いた。
「なあ、可笑しくないか?」
「?」
「2人となると受取人以外に持っていた奴となるがそれだけなのかと
思ってな。」
それを聞くとタケルはもう一度インカムを使ってうさぎに再度こう聞いた。
「うさぎ、もう一度聞くが本当に・・・2人なのか?」
『え・・・ええ、その様ですわよ。窓際しか見えないから隠れているかも
しれませんけど・・・わ、私何かやらかしました!?どどどドウシマスの!?
もうやっちゃいますの!?や、やあれますわよこの私なら!ちょちゃ、ちゃ、ちゃちゃいのちゃいです!』
「そんなに噛んでる時点でやめとけ。一端深呼吸して落ち着け。
俺達がオフィスに到着するのを待ってくれ。」
そう言ってタケルはインカムの通信を切って取敢えずと言いながら目的の部屋に向かって行った。
そしてその前まで行くとイリナがこう言った。
「扉の前に男性が一人いるわ。多分見張り。」
そう言うと確かに扉の前にたばこを吹かしている男性がいるなと思って
作戦を考えて良しと言って全員にインカムで指示を与えた。
「じゃ、じゃあ同時に行くぞ。うさぎは合図の三秒後に狙撃で2人を倒せ。」
『あ、貴方にしては妥当な作戦じゃないですか。は、は、把握しましてよ?だだ、大丈夫です問題ないですやってみせましてよ。と、所で三秒後って、
零カウントで射撃ですか?そそそそそれとも零はカウントせずに射撃ですか?
どどどどっち』
「俺は扉の前にいる男の気を引かすからお前たちは突入して確保してくれ。」
「分かったわ。」
「ああ、速く終わらせて聖剣探索をしたいからな。」
イリナとゼノヴィアがそう言って待機していた。
このビルの壁は薄いためか声が聞こえるのでタケルは耳を澄ますとこう聞いた。
「足がつくような真似はしていないだろうな?」
「心配するな。携帯からの通信は幾つかの基地局を経由しているしメールも
削除した後にこれが終わったら携帯も壊してこの島からおさらばするさ。」
「そうか。其れでは約束の品を。」
「ああ、こいつだ、『無軌道詩編』の一冊。ちょろまかすのに苦労したんだ。
金はあるんだろうな?」
「ああ、所定の場所に置いてある。確認すると良いと・・・言いたいがどうやら呼んでもいないお客さんが何人かいるようだな。」
「!!」
ヤバいとタケルは感じてこう思っていた。
「(くそ!もしかして魔導学園がこの件に感知していることに気づいた・・いや待てよまさか俺達に不備が!?)」
そう思っているが壁越しからこんな言葉が耳に残った。
「建物の中にそうだなあ・・・4人か?」
「4人?・・・何で・・・・」
誤差かと思っていると部屋から・・・悲鳴が聞こえた。
「だれぎゃ!」
「きさぷあ!」
「こいぎぃい!?」
最初に三人。
そしてその儘更に4人の声が聞こえて・・・何も聞こえなくなった。
「何が起こって・・・仕方ない!突入するぞ!!」
タケルはそう言って突入するといって部屋を見ると既に男性がいなかった。
まさかと思って見てみると目に映ったのは・・・異様な光景であった。
全身を切り刻まれて絶命した男たちが8人。
その中で血まみれの剣を握った金髪の美少年。
そしてその真ん前にいるのは・・・初老の神父服を着た男性。
すると神父服の男性がこう聞いた。
「さてと・・・君のの目的は何かね?」
そう聞くと金髪の美少年はこう答えた。
「僕の答えは一つだ。」
そして金髪の美少年は剣を神父に向けて大声でこう言った。
「その聖剣・・・破壊させてもらう!!」
その時の顔はまるで・・・怨念に支配された人間の顔であった。
次回はちょっといざこざあり。