弦神島における非日常的な日々   作:caose

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 例のアイツが登場。


神父現る。

 「おや君はあの時の悪魔くんか。何故君はこの聖剣に拘るのかね?」

 初老の男性がそう聞くと金髪の美少年はこう答えた。

 「僕は聖剣を破壊しなきゃいけないんだ・・・死んでしまった彼らの為に。」

 「死んで?おや君は教会の関係者かね?」

 初老の男性がそう聞くと金髪の美少年は・・・怨叉の様な声を上げて

こう言った。

 「ああそうさ・・・僕は教会が行った件の計画・・・『聖剣計画』の

生き残りなんだから!!」

 そう言うと金髪の美少年は自身の名前を名乗った。

 「今僕は『木場 祐斗』と呼ばれているけど本当の名前は『イザイヤ』!

今ここで死んで逝った彼らの無念を晴らす!」

 ウォォォォォォォォと大声を上げて猛スピードで初老の男性が目掛けて

剣を振りかざすも初老の男性はそれを黄色い剣で・・・受け止めた。

 「ふむ、魔剣・・・成程神器『ソード・バース』か。

魔剣を何でも造れるが・・・使い手はいまいちのようだな。」

 そう言いながら剣から・・・電気が流れた。

 「グアアアアアアアア!!」

 木場はそれを喰らって悲鳴を上げて吹き飛ぶと初老の男性はこう言った。

 「この剣はスピードを上げる聖剣

『雷鳴の天閃(ラビットリィ・ボルテック)』。体の筋肉の電気信号を底上げして全身を強化することが出来るのだ。」

 「だったらーー!!」

 木場は起きあがると今度は毒の液体が滴る魔剣と漆黒の剣の双剣を出して

こう思っていた。

 「(右の剣は『猛毒魔剣(ポイズン・グレイブ)』。こいつでアイツの体を

弱らせて左の『魂魄魔剣(ソウル・オーダー)』でアイツの魂を打ち砕く!)」

 そう思いながら立ち向かうと今度は青色の聖剣を出すとそれで『猛毒魔剣』を

受け止めようとした瞬間に聖剣から何やら水が出ると木場は

それが体に付着した瞬間に・・・受けた個所から激痛が走った。

 「!!!!!!!」

 突然の事で木場は剣を落としてしまい其の儘後ろに下がると男性は

こう説明した。

 「こいつは『水の祝福(ブレッシング・ウオーター)』。

光の力を持ち合わせていてね内部で聖水が生成されるのだよ。」

 そしてと言って深いピンク色の銃剣を取り出してこう言った。

 「こいつは『夢幻音(ナイトメア・ノイズ)』。音を使って対象の夢を操作して操る事が出来るのだが今の君は寝るというよりも失神してしまいそうだねエ。」

 「・・・クソ…!!」

 木場はそう毒づくと男性は紅い剣を出して最後にこう言った。

 「そしてこれが『炎の透明(トランスペアレンシー・フレイム)』。

焔と言っても透明の焔を出すのではなく体に纏わせることで蜃気楼みたいに

体をぼやけさせて当たりにくくさせる奴なのだが・・・今の君ならば通常攻撃でも一撃だね。」

 そう言うと男性は剣を翳してこう言った。

 「サヨナラ、悪魔くん。」

 「く・・・!!」

 木場はぎろりと睨みつけた瞬間に・・・扉から声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ちょっと待ったーー!!」

 そう言って飛び出したのは・・・タケル達であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数分前

 「何だあいつのあの剣戟は。」

 タケルはそう言ってあの攻撃を見てこう思っていた。

 「(どう考えても素人、だけどアイツの攻撃は一瞬だが

それなりの剣士の様な感じがしたけど一体。)」

 そう思っているとイリナとゼノヴィアが何やら目を見開いているのを見て

どうしたんだと聞くとゼノヴィアはこう答えた。

 「あの剣は私達が追っている聖剣だ。恐らく奴が」

 「!!・・・アンタらが追っている聖剣か・・・!!」

 それを聞いてタケルはマジかよとそう言って聖剣を見ていると

木場が斬られる所であったので仕方ないといって飛び出していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして今。

 「貴様が正教会の神父を殺した男だな!!」

 ゼノヴィアがそう聞くと男性はこう答えた。

 「ああ、そうだ。初めまして諸君、私は今は『グりゴリ』で厄介になっている『バルパー・ガリレイ』。こう見えても教会では科学者だったんだ。」

 初老の男性・・・『バルパー・ガリレイ』が自己紹介するや否や

イリナが苦々しい表情を浮かべてこう言った。

 「『バルパー・ガリレイ』《皆殺しの神父》と呼ばれた貴方が!?」

 「おやおや私はそう呼ばれているのかい?酷いなあ、ただ私は皆が使える聖剣のプロトモデルを作ってやっただけなのに?」

 「貴方のやった事でどれだけ多くの罪も無き子供たちが死んだと

思っているの!?」

 「ならば君に聞くがそのおかげで今君は聖剣を使っているがそれも

その罪なき子供たちの命で出来た力というのを忘れていないだろう?」

 「!!」

 「そうさ、人は誰しも罪を抱えて生きているのだ。私も君達も生きる為に

命を犠牲にしている。動物も草木も皆命を持っているのだ、我々人間の糧と

なった彼らも同様に思っているのではないかね?」

 「「・・・・・!!」」

 グググとゼノヴィアとイリナは歯軋り鳴らしているが彼の言う通りであった。

 人間は何かしらの命を食しなければ・・・生きていけないのだから。

 すると『バルパー・ガリレイ』はそれではと《無軌道詩編》を持つと

タケル達に向けてこう言った。

 「それでは私はこれで失礼するとしようかね?色々と試したいことが

あるのでな。」

 そう言うと紅い剣を振りかざした瞬間に彼は・・・何処かへと姿を

消してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして弦神島の何処か。

 「さてと・・・お前を完成させないとな。」

 そう言いながら彼はその剣を見た。

 緑と金色の縁が施された剣を見てもう一つの方も見た。

 それは未だモノクロ状態の・・・小さな本であった。




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