「其れで聞くがその木場?だっけ??そいつを探しているのか!?」
「ああはい、木場君、前にエクソシストの貴方方に負けて以降から無断欠席や
部活に来ることすらなくなって部長も心配しているんですけど
何分携帯も掛らなくて。」
「俺達は取敢えず魔導学園に向かっている、コカビエルを倒すためにな!!」
「無論そこにはバルパーもいるという事だ!」
「そしてそこに聖剣があると知っているとしたら。」
「まさか木場君もそっちに!?」
「だろうな。」
橘はタケル達の言葉を聞いてまさかとそう言った後にこう続けた。
「あいつは聖剣を破壊することに必死だ、《聖剣計画》の犠牲になった連中の為にだそうだと思う。」
どうだと聞くと橘は少ししてこう答えた。
「・・・それについては部長に聞きました、直ぐに部長と連絡とります!」
「おいマテ!幾らお前が魔族とは言えアイツはやばい!!コカビエルだぞ!?」
「それって堕天使の幹部・・・なら尚の事です。」
「?」
「僕の部長のリアス・グレモリーは魔王の妹です、部長を経由して魔王に
報告すれば」
「応援が来るっていう意味ね!?」
「ハイ!」
「分かった、なるべく急いでな。」
タケルの言葉を聞いてはいと答えて携帯で電話する橘を見た後にタケルは
ルクスに向けてこう言った。
「急いでくれ!」
「分かってる!!」
「クソが!あいつら何の目的で!?」
「口を動かす暇があるなら手を動かせ!このエクソシスト擬き共は一体
何人いやがるんだ!?」
「堕天使の方は?」
「応援としてパラキエルって言う堕天使の幹部が部隊を引き入れて
来るらしい!」
「それって何時ぐらいだ!?」
「あと20分!」
「クソが!それまでに侵入した奴らと戦え何て無理あるだろうって先生達は?」
「先生達は今他の戦線で忙しいそうだぜ!」
「畜生がーー!!」
魔導学園の生徒達は戦闘中であった。
そんな中で魔導学園の一角に於いてある事が行われていた。
「それで、この地下にいるのか?その目的の奴は??」
「ああそうだ、何せ私が懇意にしている連中が教えてくれたからね。」
「然し本当にいるのか?そんなバケモノ?」
「いるさ、本来ならば空間魔法で作り上げた特殊な監獄に
放り込まれる予定だったがそれをしたら他の受刑者たちも
巻き込まれかねないからな。治療法が確立するまでの間はここにいると
確かにな。」
「クククク、人間はやはり面白いな。こんなバケモノ迄置いているとはな。」
「だからこそ彼女の少しずつ垂れ流されている魔力を逆に利用して
こいつを完成させているのだから良いであろう?」
バルパーはそう言って魔法陣の中にある4本の聖剣を目にしていた。
「さてと、こっちも今日の昼に完成させたからな。起動実験も兼ねて」
そう言いながらバルパーは腰に差していある・・・剣を摩っていると
誰かが来る気配を感じた。
「誰か来たな。」
「ああ、だが・・・小物だな。」
コカビエルはそう言って自分たちの前に現れた人間・・・
木場祐人が現れると木場はバルパーに向けてこう聞いた。
「やっと会えたぞバルパー。」
「そうだな、ここ迄行けば執念・・・いや、妄執だな。」
「黙れ!お前の計画で死んだ皆の仇を討つために僕は今日まで
生きていたんだ!!」
だからといって魔剣を生成してそれらを構えるがバルパーはこう言った。
「悪いが私は忙しいし君に構っている余裕はないし君・・・弱いからねえ。」
「何だと!?」
「だからこいつらで相手してもらうよ?」
そう言ってバルパーはインスタント魔術の書かれた札を2枚ほど
地面に置くと・・・魔法陣が展開して何かが現れた。
それは・・・。
「ケルベロス!?」
そう、3つ首のバケモノであるが・・・少し違っていた。
「ああ、確かにケルベロスだがこいつらは少し遺伝子調整されていてね。
結構強いぞ?」
そう言って木場の目の前に現れたケルベロスは確かに違っていた。
右側のケルベロスは真ん中の首が首長竜見たいに長く右の首には鬣が、
左には巨大な角が生えていた。
左側にいるケルベロスは真ん中の首はまるで鎧みたいな鱗がぎっしりと
生えており、右の首は幾つもの目がぎょろりと辺りを見回し左は左右の
顔のパーツが違っていた。
「やれ。」
コカビエルがそう言うと同時にケルベロス達は木場目掛けて襲い掛かってきた。
木場は先ず右側と思い魔剣で首の長いほうの真下に入って斬ろうとするが・・・更に首が伸びて木場に襲い掛かった。
「何!?」
木場はまずいと思い魔剣の1本を捨て大型の魔剣を盾代わりにして躱すが
右の首が噛みつこうと襲い掛かった。
「ヤバい!!」
そう言って木場は賺さずに躱すがもう一方のケルベロスが体当たりしてきた。
「ガハア!」
木場は思わず肺の中にある酸素が一気に出る感触に襲われるが
左右のパーツが違う首の方の顔が・・・2つに分かれて木場の両腕を噛みついた。
そしてその儘固い鱗に覆われたほうの首が木場に頭突きして
木場を吹き飛ばした。
「!!」
木場は其の儘吹き飛んで気絶した。
「何だったんだアレハ?」
「さあね、大方生き残りだろう?」
コカビエルとバルパーはそう言って作業を再開した。
「着いたぜ!」
「ここに木場君が。」
「もう始まっているぞ!」
「急がなくちゃ!!」
皆様、良いお年を。