「クソが!周りはもう戦場かよ!」
タケルはそう言いながら周りを見渡して走っていた。
何せ周りは逸れ神父や仲間の死体などで溢れ返っており安全な所など
何処にあるんだと言いたげな中でタケルはルクスに向けてこう聞いた。
「それで大元はこっちなんだな!?」
「うん、そうだよ!この先だ!!」
ルクスはそう言ってコンピューター片手に情報を分析していた。
そして暫くして走ると中央にコカビエルとバルパーがそこにいた。
そしてもう一方の方にも目を向けた。
「何だアレハ!?」
「ケルベロスよ!」
タケルの言葉を聞いてイリナがそう答えると目の前にいるバルパーに向けて
ゼノヴィアが大声でこう言った。
「バルパー・ガリレイ!貴様が奪った聖剣を奪い返す」
「ああ、別に構わないよ?」
「「「「・・・・・ハ?」」」」」
それを聞いてタケル達だけではなくコカビエルですら目を丸くするとコカビエルが大声でこう言った。
「バルパー!貴様何をほざいている!!そいつを使って俺は天界と
ここにいる悪魔どもを使って戦争を」
「いや、私は只聖剣が作れるって言うから『我々は』
君に協力しているだけであって私は君の考えに協調したのではないのだよ。」
「何だと!!」
「おいおっさん!どういういう意味だソレハ!!」
タケルが大声でそう聞くとバルパーはう~~んと少し考えてこう答えた。
「まあ、時間はゆっくりあるんだ。少し話をしようではないか。」
そう言うとバルパーは語りだした。
「私は子供の頃から聖剣を扱った本が大好きでね、夢に見る程心を
ときめかしたよ。特に『エクスカリバー』がね。」
最高だったよとそう言ってこう続けた。
「そして私は聖剣を扱えるようにするために稽古を励み、教職者として
人々を導いていたのだがだが神は私に聖剣を扱わせる権利を与えられなかった・・何故だか分かるよね君達なら。」
バルパーがイリナとゼノヴィアに向けてそう聞くと2人はこう答えた。
「聖剣使いになるためには特殊な因子『聖剣因子』が無いと使いこなせない。」
「そして魔剣も同じくだ、因子が無いと使えない。」
「そうだとも、私はそれを知ってショックだったよ・・・
何故ここ迄焦がれているワタシニ神は与えなかったとね、だから私は志を
同じくする者達を集めて聖剣を誰もが使えるようにする研究を細々と行っていたがどうにもそれを知った連中は我々に接触してきて実験体となりえる孤児院や
少年院から集めてきた子供たちを使って実験したのだよ。それが」
「僕達って・・・事か?」
すると横で木場が目を覚まして立ち上がってそう言うとバルパーはこう言った。
「ほお、もう目が覚めたのか?眠っていたままの方が良かったのでは
ないのかい?」
「煩い・・・僕は・・・聖剣を・・・破壊・・・する為に・・・今日まで・・・生きてきたんだ。」
「木場先輩!今は黙って怪我の治療を」
「僕はこの日の為に生きてきたんだ七緒!黙っててくれ!!」
「!」
橘はそれを聞いてびくりとするが木場はこう続けた。
「あの時僕は仲間と共に檻の中にいたが・・・突然ガスが充満してきた時に皆は毒ガスだと感づいたのか僕を逃がすために・・・何故僕だったんだ!?他の皆じゃなくて何で!?・・・そう思わいない日など一日もない・・・
ここで僕は聖剣を破壊しなきゃ・・・僕は前に」
「毒ガス?何の話かね?」
「・・・何だと?」
木場はバルパーの言葉を聞いて目を細めてこう問い詰めた。
「とぼけるな!あの時お前は用済みとなった僕たちを殺すために毒ガスを」
「まあ、確かに君たちはもう必要なかったがだからと言って
すぐに殺す馬鹿がいるかね?」
バルパーはそう言うとこう続けた。
「あの時散布したのは睡眠ガスさ、キミタチが暴れない様にするためには
手っ取り早かったしね。そう言えば君たちは聖剣使いに選ばれた際に祝福を
受けたよね?」
「ええ・・・そうよ。」
「それが何だ。」
「それが重要なんだよ、僅かな聖剣因子しか持たない彼らからその因子を
抽出して私達は誰もが使える聖剣を・・・7本開発したんだ。」
「7本!?」
「6本ではなかったのか!?」
イリナとゼノヴィアは何だってと思わんばかりの目を向けた。
何せ自分たちが知っているのは6本。
それ以外に未だ人工聖剣があったのかとそう思っているとバルパーは
こう続けた。
「そうだ、私は7本作った『火・水・風・地・音・雷』・・・そして『光』」
そう言ってバルパーは腰からある剣を抜き取った。
それは剣の刃部分が黄金色で覆われた聖剣であった。
そしてバルパーはこう説明した。
「こいつは『光の支配(シャイン・ルーラー)』。こいつは光力を自在に
操る事が出来るんだ。」
そう言うとバルパーはそしてと言ってある小さな・・・本を取り出した。
「こいつを使えば完成だ。」
「本・・・まさかそいつは」
「ああ、こいつは『無軌道詩編』の魔力を抽出して作ったのだ。
テストも兼ねてだが実はもう一つ言わなければならないことがあってな。」
そう言うとバルパーは剣の柄に本をセットして・・・こう言った。
「こいつにはアザゼルが関係したシステムを基にしているから容赦は・・・
出来ないよ。」
『荒ぶる北風と焼き尽くす太陽!』
次回・・・オリジナルが出ます!