『荒ぶる北風と焼き尽くす太陽!』
「何だ今の音声は?」
タケルはそう言って本から流れる音を聞いてそう言うとバルパーはこう答えた。
「ああ、これかい?こいつは君達に初めて会った際に手に入れた
《無軌道詩編》の魔力を抽出して作ったのだよ。」
「《無軌道詩編》だと!?」
タケルはそれを聞いて驚いたのだ。
嘗て自分たちが担当した事件がまさかこんな所に繋がるなんて夢にも
及ばなかったのだから。
そしてバルパーはスイッチをもう一回押すと音声が流れた。
『嘗て、一人の人間をめぐって太陽と北風が競い合い!
破滅をもたらさんとした!』
その音声が流れ終わるとバルパーはその本を閉じて
《シャイン・ルーラー》の柄にある窪みにセットすると剣から音声が流れた。
『シャイン・ルーラー着剣‼』
するとバルパーの周りに本棚が幾つも後ろに現れると先ほどの本が大きくなって
バルパーの後ろに現れると本が開いて中には赤と青のハーフ&ハーフみたいな感じの仮面を付けた人間が映っていると思いきや本から火の塊と風の塊がバルパーの周りをまわりながら現れるとバルパーは剣を上段に構えてこう言った。
「変身!」
そしてその儘振り下ろした次の瞬間に剣からまた音声が流れた。
『吹き付け焼き落とせデストロイ!2つのエレメントで巻き起こせ
レジェンド!‼』
すると振り下ろされた剣閃に焔の塊と風の塊がまるで互いに
体当たりするかのように一つになると左右非対称の存在が誕生した。
右は赤、左は白と非対称で在り右肩は焔を模り、左は雲を模っているような
印象を持つナニカになるとそのナニカになったバルパーはこう名乗った。
「それでは自己紹介とさせてもらおうこの姿での名は・・・そうだなあ・・・
これにしよう。
『仮面ライダー ルーラー』と呼んでもらおうか?」
「『仮面ライダー』」
「『ルーラー』。」
タケルとイリナがそういうとゼノヴィアはこう続けた。
「その姿になったからっと言って我々全員に勝てるとでも思っているのか?」
そう聞くと『仮面ライダー ルーラー』となったバルパーはこう答えた。
「おやおや君たちは忘れているようだが・・・私とコカビエルだけだと
誰が言ったのかね?」
そういった瞬間に魔導学園の壁が突如破壊されたと思いきや・・・
何かが現れた。
「こいつは・・・」
「ロボット?」
タケルとイリナが互いにそれを見てそう答えた。
見た感じは人型のロボットに見えるが・・・持っている武器が異様であった。
それは槍のような形状をしているが見る人間がいたら分かるであろう。
あれは『銃』であると。
するとバルパーはこう説明した。
「こいつの名前は『ランサー』。私の知り合いがロボット学者でねえ、
本当ならばとある素材を使わなければいけない奴なんだがそれを私は他ので
代用しているのだよ。そこの刀使い君、君の相手はこの子だ。」
そして君達教会は私が相手するよと言って『シャイン・ルーラー』を
腰に差し直すと近くの魔法陣にあった聖剣を持つとゼノヴィアはニヤリと
笑いながらバルパーに向けてこう言った。
「正気か?貴様みたいな研究者が我々に敵うとでも?」
エクソシストを舐めるなよとそういうとバルパーは少し笑いながらこう答えた。
「ハハハ、私はそこ迄愚かではないよ。君達2人を相手にするのに私一人では
手に余りそうだ・・・だから
『私』が相手になろう。」」
そういった瞬間にバルパーが突如2人に・・・別れた。
「!!」
イリナとゼノヴィアはそれを見て驚くがバルパーは笑いながらこう答えた。
「ああ、こいつはそういうシステムでね。それに二対一等卑怯だと
思っていてね。」
「厄介な・・・!!」
「計算づくで正々堂々としていると言ってもらいたいねえ?」
ゼノヴィアの言葉を聞いてバルパーはそう答えるとああそうそうと言って
タケルに向けてこう言った。
「そのロボットには聖遺物が使われていてね、名前は『ロンゴミニアト』。
かの有名な『アーサー王』が反逆者『モードレッド』を貫いた『聖槍』だよ。」
「「「!!!」」」
それを聞いてタケル達が驚くと近くにいたルクスがこう説明した。
「『ロンゴミニアト』・・・冥府とこの世を繋ぐことが出来る伝説の槍、
その一撃は500人もの敵を一掃出来るとの伝説が残っている・・・
まさかそれを!?」
「おや、その通りだよ。その聖遺物をコピーしたのがそれだが
中々芝居がかっているだろう?聖剣を持ち、聖槍に迎え撃つなど
早々ないからね?」
「外道が!!」
ゼノヴィアは怒り心頭でそういうとその光景を見ていたコカビエルが
怒り乍らこう言った。
「貴様!速く聖剣を統合しろ!!それで戦争を引き起こして」
「未だそんな事を言っているのかね?」
「何!!」
「私の事よりも・・・こっちに来ている彼らと相手したほうが良いのでは?」
そう言ってバルパーの視線の先を見てちぃい!と言ってコカビエルは
こっちに来る堕天使に向けてこう言った。
「やはり貴様か・・・『パラキエル』!!」
「コカビエル・・・お前が今の現状に不服を申し、アザゼルに何度も
進言しているのは知っていた。迅が来て以降はなくなったと持っていたが
何故だ!」
「決まっている!来るべき戦争に備えて人類にも
巻き込ませようとしているだけだ!貴様も知っているであろう!?
あの1600年前の」
コカビエルが何か言いかける前にパラキエルが光の槍を出して斬りかかると
コカビエル自身も光の槍を出して切り結ぶとパラキエルがこう言った。
「それ以上は禁句だコカビエル!」
「そうか・・・なら貴様を倒してあの教会の連中に話すとするか!!」
「そうはさせん!!
そう言ってコカビエルとパラキエルの戦いが始まった。
仮面ライダールーラー
見た目は『仮面ライダーW』の赤と蒼版。
北風と太陽をもじった形態。
風と火を出すことが出来るだけではなく分裂して戦う事も出来る。
アザゼルが作っているシステムをベースとしているが其れのオリジナルもあると
考えられている。