弦神島における非日常的な日々   作:caose

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 死は誰もが訪れるもの。


死の前兆

「イリナさん!逃げるぞ!!」

 「私の事は・・・良いから」

 「馬鹿言うな!仲間を置いて行けるかよ!!」

 タケルはイリナに向けてそう言いながら・・・お姫様抱っこして抱えた。

 「ひあ?!何してんの!?」

 「黙ってろ!舌噛むぞ!!」

 タケルはそう言いながら走るが・・・胸騒ぎを感じた。

 虫の知らせ、第六感。

 タケルの中にある勘がヤバいと感じているのだ。

 「うさぎ!今すぐ逃げろ!!奴は最大火力を放つつもりだ!!」

 「《わ、分かりましたわ!!》」

 うさぎはそれを聞いて慌てて通信を切った。

 そしてタケルはイリナを射線軸から離れた場所になる樹に座らせるとイリナは

タケルを見て・・・あ、と小さな声を上げた。

 死相が・・・見えたのだ。

 待ってと言おうとした瞬間にタケルは其の儘《ロンゴミニアト》に

向かって行くと・・・《ロンゴミニアト》の音声が辺りを響かせた。

 

 

 

 

 

 【ー死者の騎士団(デッドオブナイツ)】

 

 

 

 

 

 

 

 その瞬間に・・・複数もの騎士らしき者達が現れるや否や其の儘・・・

タケル目掛けて突進してきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・・アア、クソ。」

 タケルはそう呟いた瞬間に・・・世界が光で包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 「【死者の騎士団(デッドオブナイツ)】。その正体は【賢者の石】によって

作られた子供たちを騎士に見立てて放たれるレーザー兵器に人間の魂を

物質化させた奴だ。普通ならばその威力に耐えられずに・・・

灰も残らないだろうな。」

 バルパー(左)はそう呟きながらやれやれとイリナの持っていた聖剣を持って(右)の救援に向かって行った。

 そしてバルパー(左)はこう思っていた。

 「(もし彼が聖剣使いだったらこいつを最大限に使いこなしていたで

あろうな・・・全く残念で仕方ない。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「タケル・・・君?」

 イリナは息も絶え絶えで片腕を抱えながら爆発の場所に向かって行った。

 周りは既に瓦礫と言っても良い程の被害になった場所でタケルを探していた。

 もしかしたら運良く生きているかもっとそう・・・淡い期待を抱きながら

周りを見回して・・・見つけた。

 「タケル君!」

 イリナはタケルを見つけて心配そうに向かって行って・・・彼女は最悪な光景を目撃してしまった。

 「タケル君だいじょう・・・ぶ」

 イリナはタケルを見て・・・言葉を失った。

 目の前に広がるのは・・・瓦礫と化した校庭で前向けに倒れている・・・・。

 「ア・・・ア‥‥あ・・・・。」

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「よう・・・だいじょう・・・・・・か?」

 半身が引き千切られて倒れているタケルがそこにいた。

 「イヤアアアアアアア!!!タケルーー!!」

 イリナはタケルを見て・・・悲鳴を上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「フハハハハハ!楽しい戦争になっているようだなパラキエル!?」

 「貴様はそれしかないというのか!!」

 「そうだとも!人間を巻き込んだ戦争程愉快で我々を愉しませれる物は

あるまい!?」

 「貴様のその神経・・・死んでも治らないようだな!!」

 「そうさ!俺は1600年前のあの時神と魔王が」

 「それ以上喋るならば舌を引き抜くぞ!」

 「やってみろ!妻すら守れずに娘すら碌に会話も出来ない臆病者が!!」

 「!!・・・貴様ーー!!」

 「ハハハハハ!そうだそうだ!それだよコカビエル・・・もっと怒れ!恨め!!それこそが戦争の良いスパイスだ!!」

 そう言いながら・・・苛烈な戦闘を繰り広げていた。

 そしてそれを見ていた・・・三組。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 グレモリー。

 「あれが・・・朱乃の」

 「部長、私に父親はいません。」

 「朱乃・・・。」

 「祐斗先輩・・・大丈夫でしょうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして・・・セラフォルー。

 「御覧なさい『匙』。あれが上級クラスの戦闘です。」

 「は・・・ハイ。」

 「会長、我々は?」

 「私達ははぐれエクソシストの鎮圧です。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 戦鬼隊。

 「どひゃー、凄い戦闘ですね隊長。」

 「ああそうだな、優。然しまああの光は一体何だったんだ?」

 「隊長!重症・・・いや、死者が一人確認取れました!」

 「くそ!一歩遅かったか!!」

 「今から行けば間に合うぞ!」

 「いや・・・俺達はここであいつらをぶっ潰す!!」

 そういって古城の前には・・・ししゅう漂う人間たちが見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「タケル!タケル!!」

 「イリナさん・・・ひとま・・・ず・・・よか」

 「喋らないで!何処かに救急・・・ああもう!何で止まらないのよ!!」

 イリナはそう言いながらタケルの上半身から溢れ出る血を止めようとしていた。

 「イリナさん・・・俺の・・・事・・・いいか・・・ら」

 「喋らないで!」 

 「けど・・・俺もう。」

 「分かってるよ!」

 「・・・」

 「もう無理だって事くらい!・・・けど・・・だけど・・・もう嫌なの・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 誰かを喪うのはもう・・・イヤなの。」

 イリナはそう言って泣いているとタケルは・・・蒼白い顔でありながらも

笑いながらこう言った。

 「何だか・・・こうい・・・う・・・最後・・・も・・・悪く」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「スミマセンが貴方が死なれると困ります。」

 そういってタケルとイリナの目の前に現れたのは・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 瑠璃色の髪

 瑠璃色のドレス

 そして瑠璃色の瞳

 全てが瑠璃色である少女が死にかけているタケルに向けて・・・こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ぱんぱかぱーん、おめでとうございます。『草薙 タケル』さん。

貴方は二番目の契約者になりました。」




 そして・・・契約。
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