「タケル君!大丈夫!?怪我とかは」
「大丈夫だってイリナさん、俺は・・・まあ色々あったけど大丈夫だなうん。」
タケルは慌てているイリナに向けてそう言うと・・・パチパチと拍手する
バルパーがタケル達に向かってきた。
「いやはやまさか『ロンゴミニアト』を倒すとは中々の逸材だね君は。」
「バルパー・ガリレイ!」
イリナはよろよろとしながらもタケルを守るかのように前に出ると
バルパーは2人に向けてこう言った。
「まあ待ちたまえ君達、私はもう戦う気などとうに失せている。」
「・・・どういう意味だ?」
タケルはイリナの前に出てそう聞くとバルパーは上空を見てこう答えた。
「あれが答えだ。」
そう言った瞬間に・・・何かが地面に激突したような爆発音が聞こえた。
「「!!」」
2人はそれを聞いて何だと思って後ろを振り向くとそこで目に映ったのは・・・。
「「コカビエル!」」
ボロボロになって横たわっているコカビエルの姿があった。
すると上空からパラキエルが現れるとコカビエルに向けて光の槍を喉元に
突き立ててこう言った。
「ここ迄のようだなコカビエル、貴様の負けだ。」
そう言うと・・・後ろから声が聞こえた。
「祐斗!」
そう言って現れたのはリアス達であった。
「朱乃・・。」
パラキエルは姫島に向けてそう言った瞬間に・・・パラキエルの槍を弾き飛ばして離れると周りを見た。
殆どの手下は拘束されており周りにいるのは敵ばかりだ。
「コカビエル!」
パラキエルはコカビエルに向けて槍を投げつけようとするとコカビエルは
イリナ達を見て・・・笑みを浮かべてこう言った。
「そういえばここにいる教会の連中はあんまり活躍していないが
まあ当たり前だろうな・・・
何せ仕えるべき神はもう死んじまってるからなあ!!」
「へ・・・?」
「何を・・・言って!」
「どういう意味だ!」
タケルは惚けてしまったイリナとゼノヴィアを見てそう聞くとコカビエルは
こう続けた。
「フハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!そうだったな!そうだったよ!!貴様ら下々迄あれの真相を語られていないからな!!」
「やめろコカビエル!」
パラキエルは何やら止めるような仕草をするがコカビエルはこう続けた。
「教えてやるよ!今から1600年前のイギリスでの戦いで神も!魔王も!!
全員死んだのだからな!!まあ知らなくて当然だ、これを知っているのは
俺達幹部位なものだもんなあパラキエル!!」
「貴様ーー!!」
パラキエルは即座にパラキエルの首元に槍を突き刺そうとするが
パラキエルはそれを自身の光の槍で受け止めてこう続けた。
「戦後残ったのは神を失った天使、魔王全員と上級悪魔を大半も戦死した悪魔、幹部以外ほとんど全滅した堕天使。どちらも人間に頼らねば無理だったからなあ!そこをアザゼルは利用して半堕天使と言うハーフを産ませることでDNA単位での
種の存続をアイツは決めたんだもんなあ!悪魔は転生などという手段を
使っているが昨今では規制が設けられて満足に増やせないし天使に至っては
もう作れないもんなア神がいないから!!」
「嘘・・・嘘ヨ。」
「イリナさん!」
タケルは項垂れながら倒れるイリナを見て慌てて支えようとすると・・・
突如ゼノヴィアが・・・。
「フフフフフフ・・・アハハハッハ・・・・アハハハハハハハハハハ!!」
狂ったように笑いだしたのだ。
「ゼノヴィアさん・・・!!」
タケルは驚いているがゼノヴィアは空を見上げてこう続けた。
「やっぱり神はもういないのか!そうかそうか!!結局無駄だったんだ!!
全部!神は存在しない!!
あの時家族が殺されたのは主の意志じゃなくて全てあの魔女共の意志か!!」
「魔女・・・?」
タケルはそれを聞いてそう呟くが・・・突然として何だか倦怠感に襲われた。
「な・・・何が」
《申し訳ありません宿主、魔力がそろそろ限界です。傷の方は修復済みですが
鎧の方は》
「ああ・・・そうかよ。」
タケルはそれを聞いてそう答えるとタケルの鎧が解除されて現れると
未だ笑っているコカビエルに向けてこう言った。
「・・・それが何だよ。」
「・・・ナンダ?」
「それが何だって言っているんだよ!神様が死んだだ?それがどうしたって
言うんだよ!世界が滅びるって言うのかよ!?違う!俺達は今生きてる!だったら今生きている連中の為に祈るんだ!守るために!剣をとるのはその為の力!!
大切なものを!家族を!!友達を!!!そしてかけがえのない自分の中で
最も大切な存在の為にいるだけでそれで良いじゃねえかよ!!」
「・・・タケル君。」
「其れでももし支えが必要だったって言うならよ!俺が其れになる!!お前らを支えてやる!!」
タケルはイリナとゼノヴィアに向けてそう言うが・・・コカビエルは笑って
こう言った。
「あー( ̄∇ ̄;)ハッハッハハハハハハ!!まさにその通りだな!
神は居らずとも我らは生きているってな!・・・そう言う奴ほど危険な奴って
相場が決まったるんだよなあ!!」
コカビエルはそう言いながら・・・猛スピードでタケルの目の前に現れて
こう言った。
「だからさ・・・シネ。」
そう言ってタケルに向かって光の槍が振り下ろされようとしたその時に・・・。
「いかんなあコカビエル。彼を殺すのは。」
バルパーが2人の間に割って入ってコカビエルの光の槍を
持っている方の腕を・・斬り捨てた。
そして・・・次回で等々・・・かも?